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出身地別に見る! 阿部未悠プロは、国内ツアー初勝利で 10人目の“北海道出身”優勝者に【国内女子ツアー豆知識】

  • 2024.4.9

国内女子ツアー第6戦、富士フィルム・スタジオアリス女子オープンでは、阿部未悠プロがツアー初優勝を飾りました。北海道出身者のツアー優勝者としては、10人目となります。また、阿部プロは00年生まれですが、同世代では4人目の優勝者でした。

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◆北海道出身優勝者数は第5位! 都道府県別にみる優勝人数と回数は?

国内女子ツアーに優勝した【北海道出身の女子プロ】阿部未悠プロで10人目です。優勝回数が多い順に選手の顔ぶれを見てみましょう。まずはツアー通算29勝のレジェンド・吉川なよ子プロです。30歳で初優勝を遂げた遅咲きでしたが、29勝目が46歳と、息の長い選手でした。

続いて通算11勝の谷福美プロ、10勝の小祝さくらプロが二ケタ勝利を飾っています。さらに6勝の菊地絵理香プロ、4勝の大場美智恵プロ、2勝の中田美枝プロ、増田節子プロが続き、1勝の大塚有理子プロ、藤田光里プロがいます。

優勝回数では阿部プロが67勝目を飾り、都道府県別では第6位になっていますが、優勝人数では第5位です。ちなみに、優勝回数のトップ5は1位熊本県(146回)、2位埼玉県(87回)、3位愛知県(81回)、4位宮崎県(76回)、5位東京都(75回)となっています。熊本県がダントツですが、不動裕理プロの50勝だけでなく、平瀬真由美プロの19勝、上田桃子プロの16勝、有村智恵プロの14勝、古閑美保プロの12勝、高村亜紀プロの10勝と二ケタ勝利の選手が5人もいることが要因です。

また、埼玉県は樋口久子プロが1人で69勝を挙げていることが大きく、4位の宮崎県は45勝の大迫たつ子プロ、18勝の大山志保プロの2人で63勝を挙げていることが上位にいる理由でしょう。そのせいか、優勝人数になると埼玉県と宮崎県はトップ5から外れます。

1位は19人の東京都、2位は17人の愛知県、3位は12人の熊本県、4位は11人の神奈川県、そして5位が北海道です。なお優勝者がゼロ人の県は以下のとおり。宮城県、秋田県、長野県、三重県、石川県、奈良県、和歌山県、島根県、高知県、佐賀県。

◆プラチナ世代では4人目の優勝者に

阿部プロは00年9月27日生まれのプラチナ世代と呼ばれる年代です。同世代の優勝者はこれまで古江彩佳プロ、吉田優利プロ、西村優菜プロがいました。どのプロも複数回優勝を果たし、現在は米ツアーを主戦場にしているだけに、阿部プロが今後どのような活躍を見せるのか注目したいところです。

ただ、阿部プロによれば、「先に優勝していた3人はアマチュア時代からトップを走っており、プラチナ世代と呼ばれても自分はそのグループにはいないとずっと思っていました。むしろ、すごいなと応援していたぐらいです」と、どこか客観的に見ていたそうです。それでも、心の中ではいつも上位にいる選手になるのが目標だっただけに、「今回優勝できて本当によかったです」と笑顔を見せていました。

阿部プロと同じ世代である00年度生まれにも、北海道出身プロにも、未勝利ながら今季のツアー出場権を持つ選手が何人かいます。阿部プロの優勝に刺激を受けて、そのような選手が優勝を飾る可能性は大いにあるだけに注目したいところです。

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