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【女子旅 宮崎県の絶景パワースポット】 恋愛と開運に御利益ありの神社をめぐる旅 縄文時代の野生馬にも出合える!

  • 2024.4.10

年間を通して快晴の日数が国内トップの宮崎県は、「日本のひなた」と呼ばれる過ごしやすいエリア。日本の在来馬の一種「御崎馬(みさきうま)」が棲息する都井岬(といみさき)で癒やされたあとは、「鵜戸(うど)さん」と親しみを込めて呼ばれる南九州を代表する開運スポット「鵜戸神宮」や、島自体がパワースポットとされる青島に建立する「青島神社」をめぐって、恋愛成就にあやかれる白波とマリンブルーの旅を満喫!

天然記念物の野生馬の楽園で感動体験

紺碧の空とエメラルドグリーンの海、水平線を見渡せる丘には、のんびりと過ごす野生馬たちがまったりと草を食べています。ここは宮崎県の最南端にある串間市の都井岬。日南海岸固定公園の一部で、日向灘に突き出すような形の美しい岬には、国の天然記念物に指定されている野生馬「御崎馬」が生息しています。

御崎馬は今も岬にある木の実や草を食べて暮らし、繁殖を続けている貴重な生態を保っています。最も馬が集まるエリアは「小松ヶ丘」という海に面したエリア。時間帯は朝と夕方がおすすめで、4〜5月になると生まれたばかりの子馬にも出会えます。

縄文時代から生息しているという御崎馬。太古から営みを続ける生物に出会えるという、貴重な岬にぜひ足を運んでみてください。

【都井岬】
宮崎県串間市大納
0987-72-0479(串間市観光物産協会)
開門時間 4~9月 8:30~18:00 10~3月 8:00~17:30
野生馬保護協力金 車1台400円 バイク1台100円(駒止めの門にて)
https://kushima-city.jp/toi/

馬がひょっこり覗きにくる交流館「PAKALAPAKA」

野生馬がいる都井岬には、2020年に観光交流館「PAKALAPAKA」がオープンしました。テラスに座ると雄大な太平洋の絶景が眺められ、身も心も大自然に委ねられます。施設内では宮崎の特産品や馬をモチーフにしたお土産も購入できます。

イートインコーナーも充実し、地穫れのしらすを使用したしらす丼や白身魚をすりつぶしたコロッケのハンバーガー、黒糖や黒糖きな粉、プレーンと3種類の味が楽しめるバカラアンダギーなどがおすすめ。

馬の水飲み場が近くにあるので、敷地内で野生馬が遊んでいることも多いそう。まったり休憩しているところに愛らしい馬の親子が顔を覗かせる、なんてうれしいシチュエーションも。施設内にはシアターコーナーが備わり、野生馬の生態を学べるのもうれしい。

【PAKALAPAKA】
宮崎県串間市大字大納42-3
9:00〜17:00
火曜定休
0987-27-3477
https://www.pakalapaka.jp

運玉投げで開運! パワースポットの鵜戸神宮

宮崎県南部の日向灘に面して、いつでも陽気な南国ムードが漂う鵜戸神宮。「鵜戸さん」と地元の人から親しみを込めて呼ばれ、南九州を代表するパワースポットとされています。

岩窟の中に進んで参拝するという、どこかアドベンチャー気分を味わえるのもこちらの醍醐味。大きく迫り出した岩窟に入ると、そこには色鮮やかな朱塗りの御本殿が。神秘的な雰囲気に包まれた洞窟内には「お乳岩」や「お乳水」と呼ばれるパワースポットがあり、安産・育児・縁結びなどの御利益があるとされています。

御本殿前の広場から、男性は左手、女性は右手で願いを込めて、海へ「運玉」を投げてみましょう。約12m先にある亀石岩のくぼみに運玉が入れば、願いが叶うと言い伝えられています。ぜひチャレンジして「運」を引き寄せてみて!

神の意を代行するのがうさぎとされる鵜戸神宮。御祭神の日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊(ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)の「鵜」が「卯」に転じたとの説も。そのため、鵜戸神宮にはさまざまな場所にうさぎがいて、絵馬にも愛らしい姿がお目見え。

【鵜戸神宮】
宮崎県日南市宮浦3232
0987-29-1001
開門 6:00~18:00
https://www.udojingu.or.jp

恋の島、青島神社で恋愛祈願!

宮崎県宮崎市青島のほぼ中央に鎮座する「青島神社」。周囲1.5kmの青島全体が境内地となっています。神社を参拝するには「弥生橋」を渡って進み、その傍には「鬼の洗濯板」と呼ばれる特徴的な海岸が見渡せます。

こちらは約700万年前に海中でできた水成岩で、地質変動で隆起したもの。そんな風光明媚な景色を楽しみながら、ビーチを進んで青島神社の入り口へ。

青島神社は、浦島太郎が物語のもとになる神話「山幸彦と海幸彦」の舞台。登場人物であり、縁結びの神様としても信仰の篤い「山幸彦」と「豊玉姫」が祀られています。神社には、女性の品格や社会的地位がアップするというピンクの「女守」があり、幅広い層の参拝客に人気を呼んでいます。

境内には「産霊紙縒(むすびこより)」という江戸時代から続く風習があり、思いを込めて御神木に紙縒を結ぶと願いが叶うといわれています。紙縒の色で御利益が異なり、ピンクは良縁、紫は心身健康、緑は生業成就、黄色は商売繁盛、白は心願成就とのこと(1本100円)。

お雛様を模した絵馬も人気で、良縁祈願に訪れた参拝客の多くは、この絵馬に願い事を書くそう。人との縁、土地との縁、会社との縁。恋愛だけに限らず、さまざまな縁を叶えてくれる神社として信仰を集めています。

【青島神社】
宮崎県宮崎市青島2-13-1
0985-65-1262
開門時間 6:00〜日没(季節によって変わる)
御守りと御朱印の授与 8:00〜17:00
https://aoshima-jinja.jp

〜見つけて! 宮崎のハッピースポット〜 幸せの黄色いポストから吉報をお届け

青島へ渡る「弥生橋」の手前にある黄色いポスト。この地の古事記に登場する豊玉姫と山幸彦が「真珠のように貴いあなた」「永遠に忘れられないお前よ」という恋文のやりとりをしたことから、幸せのシンボルとして赤色から黄色にお色直しされました。旅の思い出の手紙は、ここから送ると幸運も一緒に届くといわれています。

日南海岸を眺めながらR448をドライブ

串間市の海岸沿いを通る国道448号線は、美しい日向灘を横目に走れる最高のロケーションのドライブスポット。「恋ケ裏」や「夫婦浦」など、ロマンスを感じる地名が続くため、「ハッピーロード」の愛称でも親しまれています。

想い人とここを通るだけで親密な関係に繋がる、なんてエピソードが多いのは、それほど朝夕に胸が高鳴るドラマチックな光景が展開するから。

南国らしい海の景色が延々と続き、「日本の道100選」にも選ばれるほど爽快な道のり。途中で車を降りて海辺でゆっくり過ごすのもよし、所々に点在する食事処でローカルフードを楽しむもよし。

text & photograph:Tokiko Nitta
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