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春の開運旅は茨城・笠間の「笠間稲荷神社」へ♪ 願いを込めて「お稲荷さん」にお参りを

  • 2024.4.9
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茨城県笠間市に鎮座する「笠間稲荷神社」は日本三大稲荷にも数えられ、とくに秋の菊まつりには多くの人々が訪れる神社です。ゴールデンウィークごろの春の境内も美しい藤の花が紫色に彩ります。さまざまな表情の神様のお使い「おきつねさま」も出迎えてくれますよ。今年の春は「笠間稲荷神社」に参拝して、力を授けていただきませんか。

春の開運旅は茨城・笠間の「笠間稲荷神社」へ♪ 願いを込めて「お稲荷さん」にお参りを
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1370年以上の歴史を誇る由緒ある稲荷神社

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風格あるたたずまいの「拝殿」

651(白雉2)年の創建と伝わる「笠間稲荷神社」。御祭神の宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)は「いのち」の根の神様で、農業をはじめ、工業、商業などあらゆる殖産興業の守り神様です。生命の根源をつかさどる神様のため、さまざまなことに御神徳を授けてくださいますが、とくに五穀豊穣や商売繁栄の御神徳があります。御創建された4月9日には「例大祭」が行われ、正装した神職が参進する様子が見られますよ。

御祭神は「稲荷大神(いなりのおおかみ)」とも呼ばれ、「稲がなる」という稲が育つ様子を表しているなど、「稲荷」と呼ぶのには諸説あるそう。「お稲荷さん」と親しみを込めて呼んでいるのは、それだけ日本人にとって身近な神様だからなのかもしれません。

参道の仲見世を眺めて手水舎へ

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大きな鳥居をくぐると神社の神域に

「笠間稲荷神社」の門前通り側に赤い大鳥居があります。鳥居をくぐると、参道の両側には昔ながらの仲見世が続いています。みやげもの店や神具店、おせんべい屋さんなどが並んでいるので、参拝後にゆっくりのぞいてみましょう。

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じっくり眺めたくなる手水舎の見事な彫刻

参拝前に、まずは手水舎で心身を清めましょう。屋根まわりには江戸時代の名工が手がけたといわれる精緻な彫刻が施されています。龍や神話、十二支などが描かれているので、こちらも注目です。

鮮やかな朱塗りの拝殿で大神様へお参り

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「楼門」の左右には随身像が安置されている

朱塗りの立派な「楼門」は1961(昭和36)年に竣工した門で、重層入母屋造で建てられています。そこをくぐると正面に荘厳な雰囲気を漂わす「拝殿」があります。1961(昭和36)年に竣工した美しい拝殿の大神様へお参りしましょう。

拝殿の後ろには国の重要文化財に指定された「御本殿」があります。こちらは1860年ごろに再建され、拝殿を新たに造営する際に、後方へ少し移動したのだそうです。現在、2025年春ごろまで保存修理工事を行っており、しばらく見ることはできませんが、建立当時の名工・後藤縫之助が彫った「三頭八方睨みの龍」など、見事な彫刻が施されています。

金運アップを願うなら大黒天にお参りを

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入母屋造りの趣ある「総門」

1816(文化13)年に再建された歴史ある「総門(東門)」には、女性崇敬者が奉納した頭髪を綱にし、御本殿を移動した際の「お曳初めの儀」に使われた大毛綱が安置されているのも見どころのひとつ。

聖徳太子を祀っている「聖徳殿」には、常陸国七福神のひとつ「大黒天」も祀られています。参拝し、金運上昇をお願いしてみてはいかがでしょうか。

御朱印に書かれた「胡桃下」の由来は

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楼門をくぐって右手にある御神木の「胡桃の木」

「笠間稲荷神社」が鎮座するこの地には、古くは胡桃の木が群生していたそうです。そこに「稲荷大神」が祀られていたことから、「胡桃下稲荷」と呼ばれていたといいます。境内には樹齢約400年の御神木の「胡桃の木」や、手水舎のあたりに胡桃の木が生えています。

門前通りには「胡桃下稲荷」にちなんだ、胡桃を入れたいなり寿司やくるみまんじゅうを提供するお店もあります。

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「笠間稲荷神社」と「大黒天」の御朱印。御祭神ステッカーもいただける

御朱印は「笠間稲荷神社」「大黒天」と書かれた2種類。「笠間稲荷神社」のみ御朱印帳に直接書いていただけます。「胡桃下」という文字も添えられ、神社の歴史を感じることができます。

御朱印に添えていただける「御祭神ステッカー・オマイリマンシール」は、茨城県や福島県などのいくつかの神社で配られているシール。御祭神を身近に感じてもらえるようにと作られました。宇迦之御魂神の背景の色は月詣りの御璽(みしるし)の色を表しています。月ごとの花木の色を表していて、3月は桃の花、4月は緋桜となっています。

神様のお使い「おきつねさま」

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楼門の脇や仲見世などあちこちに安置されている「おきつねさま」

稲荷神社の境内には狛犬ではなく、きつねの像が安置されています。「お稲荷さん」といえば「おきつねさま」のイメージですが、きつねは神様ではなく、稲荷大神のお使いをする「眷属(けんぞく)」で、霊獣なのです。中世のころは、人々が神様に直接お願いするのはおそれ多いと、特別に選ばれた動物を通してお願いをしていたそうです。境内のあちこちに奉納された「おきつねさま」がいるので、表情の違いを楽しんでみて。

心がときめくかわいいおみくじも

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「きつねみくじ」初穂料各500円。左右のきつねの口元は異なる

「おきつねさま」が口にくわえているのは、玉や巻物、稲穂、鍵などです。「笠間稲荷神社」で人気の「きつねみくじ」は左右の2体があり、それぞれ玉と巻物をくわえています。おみくじを引いた後は、白いおきつねさまを持ち帰って飾るのもいいですね。

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「栗みくじ」初穂料500円。おみくじは栗の底から取り出す

おみくじはさまざまな種類がありますが、「きつねみくじ」以外に人気があるのは、笠間の名産・栗をモチーフにした「栗みくじ」。こちらも飾りたくなるような、ころんとしたフォルムが愛らしいです。

神様の力が宿る開運お守りをいただく

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(左上)「幸守」(右上)「開運貝守」(右下)「宝壺守」(左下)「一願成就守」。お守りはすべて初穂料1000円

幸せを願う「幸守」や、小さな貝そのものの形で運を開く「開運貝守」など、さまざまな願いを祈願したお守りもたくさんあります。交通安全や健康を祈願した「宝壺守」は、同一の色柄がなく、好みの柄を選ぶこともできますよ。

「一願成就守」はお願い事を書いて、お守りの中に納めて祈願するお守り。稲荷神社に縁のあるきつねと馬が描かれています。紅白の「よりそい土鈴」は、その年の開運を祈願して飾っておくもの。その年の干支をモチーフにしたかわいらしい土鈴です。

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自由に顔が描ける「きつね絵馬」

願い事があるなら、きつねの絵馬に書いて吊るしましょう。きつねの顔に目などを描き足してもOKです。個性的な絵馬に仕上げるのもいいですよ。

朱色の社殿に映える紫の藤の花

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拝殿側に咲く「八重の藤」

境内には樹齢400年といわれる2本の藤の木が植えてあります。見ごろは4月下旬から5月上旬です。蝶のような花をつける「大藤」は、長い花穂を垂らす姿が美しい藤。もう1本の「八重の藤」は珍しい品種で、茨城県の天然記念物に指定されており、まるでぶどうの房のように花弁が集合して咲く濃紫色の藤です。

5月10日には大神様にお供えする御神饌米として、境内の御神饌田にて田植えをする「御田植祭」が行われ、こちらもその様子を見学できますよ。祭事や花の季節にでかけてみてはいかがでしょうか。

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