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職場での扱いに困りました… 女性たちが頭を抱えた「驚きのモンスター新人」3選

  • 2024.4.8

新年度が始まり、職場に新人が入ってきたという人も多いでしょう。しかしそれが、困った言動を繰り返すモンスター新人の場合もあるようです。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、みんなが扱いに困ったという「モンスター新人のエピソード」をピックアップしてお届けします。

すぐに親を出す

「親が同業の中小企業を経営している、という新人が入ってきたことがあったんです。彼は先輩や上司から受けた指示に納得がいかないと、すぐに『親に聞いてから判断します』と言うので、扱いにはかなり困りました。
その新人は将来的には実家の家業を継ぐ予定で、何年かは修行のためにとうちの会社に新卒で入ってきたらしいのですが…。コネクションで入社をしたのか、平然と“親”を出してくる機会があまりにも多すぎて、職場ではかなり嫌われていました。
仕事ができればまだマシでしたけど、まったく機転も効かない人で、入社後すぐに職場の“お荷物”になっていましたね。本当は5年くらい勤めるつもりだったらしいのですが、1年と持たずに退社をして、親の会社に入ったと聞きました」(36歳女性/製造)

修行という名目で入社してくる新人のなかには、こういった勘違いタイプもいるのでしょう。周囲が困惑していることにすら気が付かず、勘違い路線を突っ走るケースも少なくないようです。

結果主義すぎる

「とある新人が私の直属の部下になったときの話です。その新人は、やけに“結果主義”を掲げている人で、仕事は結果さえ出していれば、あとは何をしてもいいという価値観の持ち主。ところが、まだ新人だから結果なんて話にはならず、まだまだ仕事を覚えなくてはいけない時期なのに、デスクではSNSをやりまくり、平然とネットサーフィンまでしているというトンデモない勤務態度でした。
見るに見かねて私が注意をしたところ『早く仕事で結果を出したいのに、指導ばかりで現場に出してもらえていない』と逆ギレされ、収拾のつかない事態に…。もちろん職場では『困った新人が入ってきた』という雰囲気が強く、私は同僚からも同情されましたが、何度指導をしても態度は変わりませんでした。
そのうちに別の会社に転職をしていきましたけど、うちの職場にいるあいだ、その新人が“結果”を出したことは一度もなかったです」(35歳女性/サービス)

結果を出さないのに結果主義者な人は、さぞ厄介な存在でしょう。口が達者な新人がこのタイプだと、指導する側は苦労しても無理はありません。

スーパーポジティブ

「私の後輩に、スーパーポジティブな新人がいました。仕事に関する指導や注意をすると『勉強になります!』と返事だけはいいのですが、注意された内容を改善してもらえなくて、とても苦労しましたね。
どんな話をしても返事だけはよく、思考もスーパーポジティブで、自己啓発に沼っている雰囲気の人でした。口答え等は一切ないものの、むしろそのせいでその人が何を考えているのかまったくわかりませんでした。
失敗をしても落ち込むことなくポジティブな姿勢は評価に値したのかもしれません…。まったく改善を伴わない表面だけのポジティブさだったので、仕事に良い影響が出ているようには見えなかったです」(38歳女性/メーカー)

ポジティブなことが、必ずしもプラスに働くとは限りません。注意されている内容を聞き流し、ポジティブでいることだけを重視する態度では、返事だけがよくて中身が伴わない仕事ぶりになってしまいがちでしょう。

モンスター新人が身近にいると、頭を悩ませるタネにもなりやすいですよね。相手がモンスターであるほど、指導をしても“糠に釘”といった状況になりやすいだけでなく、強い被害者意識から「パワハラ」と騒ぎ出すパターンもあるため、扱いに困る事例は決して少なくないようです。
©健二 中村/Adobe Stock ©japolia/Adobe Stock

文・並木まき

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