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塩味と甘味の妙に心奪われる、東京名作みやげの一つ。東京・駒込『御菓子司 中里』の「揚最中」。

  • 2024.4.8

あんこときなこをこよなく愛する3人の目利きが選んだ、お取り寄せしてでも食べたくなるご当地おやつ。毎日ひとつずつ、合計66点の名品の数々を紹介します。

塩味と甘味の妙に心奪われる、東京名作みやげの一つ。

明治6(1873)年に日本橋で創業し、大正時代から駒込の地で営む店。昭和初期に3代目が考案した代表銘菓「揚最中」は、北海道十勝産小豆を練り上げたつぶ餡を上質なごま油でカラリと揚げた最中の皮で挟み、仕上げに伊豆大島産焼き塩を皮にまぶした一品。つぶ餡の甘味とごま油の香り、焼き塩の見事な三位一体が楽しめる。「パリッとした最中の歯応えが何とも絶妙で、食べれば塩気とあんこの無限ループに」(畑)。賞味期限は常温保存で3日。1箱6個入り¥1,116。注文は電話、FAXから。東京都北区中里1‒6‒11 FAX03‒3823‒2571 10:00~17:00(土祝~16:00) 日休

あんこときなこをこよなく愛する、目利き3名。

梅田なお実 Naomi Umeda 和菓子ライフプロデューサー・デザイナー

「毎日が和菓子日和」主宰。幼い頃、母のおはぎに魅せられて以来の筋金入りのあんこ好き。47都道府県のローカル和菓子を訪ね、その魅力を発信するイラストコラム執筆、和菓子と人をつなぐイベントプロデュースなどを行う。

高 由貴子 Yukiko Ko 和菓子ジャーナリスト

スタイリスト、編集者を経たのち、和菓子好きが高じてあんころりん名義で開設したブログが人気となり、『東京いとしの和菓子─あんころりんのおやつめぐり』(ソニー・マガジンズ)発売。至高のおやつは杵つきのつぶ餡豆大福。

畑 主税 Chikara Hata 『髙島屋』和菓子バイヤー

『髙島屋』全店の和菓子売り場を担当し、47都道府県の和菓子店に精通する敏腕バイヤー。名店の若旦那たちが集う恒例イベント「旅する和菓子」が『新宿髙島屋』で2024年2月15日(木)~19日(月)に開催された。きなこ愛も深し。

illustration : Tomoko Kuboi text : Yoko Fujimori (part of Hata), Yuko Saito (part of Ko), Mutsumi Hidaka (part of Umeda)
※掲載価格はすべて商品価格です。送料は原則的に別途必要になります。

 

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