1. トップ
  2. レシピ
  3. 浜辺の通りをてくてく歩いて。小田原レトロさんぽ

浜辺の通りをてくてく歩いて。小田原レトロさんぽ

  • 2024.4.6

小田原市中心部の南東エリアは、小田原北条氏の時代から続く漁業のまち。千度小路と呼ばれた江戸時代には旅人のみやげ物として水産加工品が重宝され、かまぼこなどの名産品も発展。現在も本町~浜町界隈にはかまぼこ店や水産加工業者が集まっています。 今回は海辺に広がる「本町・浜町エリア」をおさんぽ。かまぼこ通りから時が止まっているかのような細い路地を抜け、海へと続くトンネルへ。疲れたら御幸の浜でひと休み。潮風を感じるレトロさんぽを楽しんでみませんか?

浜辺の通りをてくてく歩いて。小田原レトロさんぽ
浜辺の通りをてくてく歩いて。小田原レトロさんぽ

かまぼこ店が開いた海を望むカフェ

浜辺の通りをてくてく歩いて。小田原レトロさんぽ
ことりっぷ

小田原で145年以上の歴史を持つ山上蒲鉾店が2022年に浜町に開いたカフェ&レストラン「CAFE & RESTAURANT やまじょう」。工場の2階にあり、大きな窓からは相模湾を一望できます。海を眺めながら、かまぼこ店自慢のプレートランチなどが味わえます。

浜辺の通りをてくてく歩いて。小田原レトロさんぽ
季節で内容が変わるやまじょうワンプレートランチ1320円。写真は無添加の小田原蒲鉾のほか、いわしつみれのラタトゥイユ、アジから揚げのスパニッシュオムレツなど

かまぼこ屋さんの魅力がいっぱい詰まった「やまじょうワンプレートランチ」は、特に女性に人気です。

丸いお皿の上には、お店自慢の無添加・小田原蒲鉾の他に、いわしつみれのラタトゥイユ、無添加アジから揚げのスパニッシュオムレツ、しんじょうのすり身を使ったテリーヌ、バターの隠し味が効いた雑穀米おにぎり……などが盛りだくさん。一部、季節で変わるおかずもあるため、今日はどんな味に出会えるのかな?というワクワク感もあります。

小田原産の米粉を8割配合したもちもちパン

浜辺の通りをてくてく歩いて。小田原レトロさんぽ
ことりっぷ

小田原産の米粉80%に小麦のグルテン20%という独自のブレンドで焼き上げるパンが人気のベーカリー「こめこめこ かまぼこ通り店」。米粉の料理教室を手がける女性オーナーが開いた小さなお店で、パンは毎日4種類を販売しています。売り切れも多いので早めに。

「小田原あんこ」を代表する製餡所

浜辺の通りをてくてく歩いて。小田原レトロさんぽ
ことりっぷ

茶の湯の文化に由来する約430年の歴史を受け継ぐ小田原の和菓子。「鈴木製餡所」は、「小田原あんこ」の名で活動するグループの一軒で1937(昭和12)年の創業当時の建物を残す製餡所がこちら。北海道産の厳選した小豆をていねいに炊く上質なあんこを販売しています。

香りまでおいしい昔ながらの削り節

浜辺の通りをてくてく歩いて。小田原レトロさんぽ
ことりっぷ

「籠常商店」は大正時代に建てられた木造の店舗と工場が、かまぼこ通りでもひときわ目を引く鰹節・削り節の専門店。自慢の鰹節・削り節は箱根の旅館を筆頭に全国の料理店などからも注文が絶えないほど。店頭では4種類を計り売りしています。

旧網問屋の建物を使う無料のお休みどころ

浜辺の通りをてくてく歩いて。小田原レトロさんぽ
国道1号沿い、小田原宿の中心地だった場所に建つ。ここから歩き出すのもよさそう

1932(昭和7)年に建てられた魚網問屋の建物を使った憩いの場「小田原宿なりわい交流館」にもぜひ立ち寄って。1階では観光案内や無料のお茶のサービスがあるほか、毎月第2・4日曜には小田原ちょうちんの製作体験1000円を実施しています。

干物店が開いた干物スタンド

浜辺の通りをてくてく歩いて。小田原レトロさんぽ
ことりっぷ

浜町の老舗干物店「早瀬のひもの」が開いた「himono stand hayase(ヒモノスタンドハヤセ)」。その場で食べられる干物店としてハンバーガーや焼きたての干物弁当、カットした焼き干物などを販売しています。

テイクアウトして御幸の浜でピクニックを楽しむのもよさそうです。

かまぼこ通りから海へと続くトンネルへ

浜辺の通りをてくてく歩いて。小田原レトロさんぽ
ことりっぷ

界隈には西湘バイパスをくぐる歩行者専用のトンネルがいくつもあります。「海への扉」とも呼ばれる幻想的なトンネルをくぐって、御幸の浜でゆったりとした時間をすごすのもおすすめですよ。

元記事で読む
の記事をもっとみる