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10年の歳月と最新技術で生みだされた究極の“MADワールド”!最新作に備え、前作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』をおさらい

  • 2024.4.6
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ジョージ・ミラー監督が30年ぶりに「マッドマックス」を目覚めさせ、第88回アカデミー賞で10部門にノミネートされ最多6部門に輝くなど、世界中を熱狂の渦に包み込んだ『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(15)から9年。伝説のサーガ最新作『マッドマックス:フュリオサ』が5月31日(金)より公開を迎える。それに備え、まずは“伝説”へと昇華した前作を振り返っていこう。

【写真を見る】“怒りの戦士”フュリオサの新たな物語が展開!主演は『デューン2』のアニャ・テイラー=ジョイ

トム・ハーディやシャーリーズ・セロンらキャスト陣が体当たりの演技で向き合った前作 【初回限定生産】マッドマックス 怒りのデス・ロード コレクターズ・エディション<4K ULTRA HD&ブルーレイセット>(3枚組/豪華封入特典付)5/24発売 8580円(税込)発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント[c] 2015 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
トム・ハーディやシャーリーズ・セロンらキャスト陣が体当たりの演技で向き合った前作 【初回限定生産】マッドマックス 怒りのデス・ロード コレクターズ・エディション<4K ULTRA HD&ブルーレイセット>(3枚組/豪華封入特典付)5/24発売 8580円(税込)発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント[c] 2015 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

石油も水も尽きかけ文明が崩壊した世界を舞台に、愛する家族を奪われ本能だけで生きながらえる元警官のマックス(トム・ハーディ)と、資源を独占し恐怖と暴力で民衆を支配するイモータン・ジョー(ヒュー・キース・バーン)に反旗を翻す怒りの戦士フュリオサ(シャーリーズ・セロン)の自由への逃走劇が描かれた『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。

その製作にかけられた歳月は10年以上。すべてが朽ち果てる荒廃した世界を創りだすために、何百人もの才能豊かなアーティストたちが集結し、3500枚のストーリーボードと数千点にも及ぶ小道具と衣装が制作され、撮影はアフリカ南西部の国ナミビアの砂漠地帯で敢行。120日間にわたって複数の撮影班が実際に繰り広げられるロード・バトルをとらえ、息つく暇もないアクションシーンを生みだしていった。

圧巻のアクションと熱狂、興奮に満ちた120分を、いまのうちにおさらいしておこう! 【初回限定生産】マッドマックス 怒りのデス・ロード コレクターズ・エディション<4K ULTRA HD&ブルーレイセット>(3枚組/豪華封入特典付)5/24発売 8580円(税込)発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント[c] 2015 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
圧巻のアクションと熱狂、興奮に満ちた120分を、いまのうちにおさらいしておこう! 【初回限定生産】マッドマックス 怒りのデス・ロード コレクターズ・エディション<4K ULTRA HD&ブルーレイセット>(3枚組/豪華封入特典付)5/24発売 8580円(税込)発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント[c] 2015 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

当時ミラー監督は「最新技術によって、そのスケールとエネルギーをさらにしっかりと描けるようになった」と、シリーズ初期作の頃から格段に進化した撮影技術によって“MAD”な世界が生みだされたことを語っており、「2台の車のあいだで逆さづりになっているマックスは、スタントマンではなく実際にトム・ハーディが演じていたし、フュリオサがマックスにしがみついているシーンではシャーリーズが実際にトムにしがみつき、ボンネットによじ登るニュークスももちろんニコラス・ホルトが演じていた」と、キャスト陣の本気の演技を称賛。

そうして完成した作品は、公開されるや空前の大絶賛を獲得し、全世界興収は3億8000万ドルを超える大ヒットを記録。日本でも“絶叫上映”が大ブームとなり、何十回も劇場に足を運ぶ鬼リピーターが続出。公開から9年が経った現在でも狂信的なファンがあとを絶たず、新作を待ち望む声が鳴り止まない。

まさに全世界待望の最新作となる『マッドマックス:フュリオサ』では、世界の崩壊から45年後の世界を舞台に、『怒りのデス・ロード』の“真の主役”ともいわれたフュリオサの新たな物語が展開していく。セロンに代わってフュリオサ役を演じるのは、『デューン 砂の惑星PART2』(公開中)にも出演し話題を集めたアニャ・テイラー=ジョイ。そして彼女の宿敵となるディメンタス将軍役を「マイティ・ソー」シリーズでおなじみのクリス・ヘムズワースが演じる。

すべてを奪われた“怒りの戦士”フュリオサ。かつてバイカー集団にさらわれ故郷への帰還と復讐を誓った彼女は、このMADな世界をどのように駆け抜けていくのか。5月に開幕する第77回カンヌ国際映画祭でワールドプレミア上映されることも決まっている本作。映画史に新たな歴史を刻むであろうそのスケールとアクションを大スクリーンで味わえる瞬間が待ちきれない!

文/久保田 和馬

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