ラストコレクション【UNIQLO / INES DE LA FRESSANGE PARIS】展示会ルポ

2014年にスタートした【UNIQLO / INES DE LA FRESSANGE PARIS（ユニクロ / イネス・ド・ラ・フレサンジュ パリ）】が、10周年という節目にグランドフィナーレを迎えることに。イネスのフィロソフィーが息づく2024年春夏ラストコレクションは、おしゃれ心に響くものばかりです。

女性の美しさや遊び心を感じさせるフレンチ・シックを10年に渡って提案

フランスの由緒正しい家柄に生まれたイネス・ド・ラ・フレサンジュは、スーパーモデルとして活躍し、自身の名を冠したブランドを設立。ライフスタイル提案者であり、フレンチシックの象徴としても知られています。【UNIQLO】とのコラボレーションでは、イネスの着る側の視点から、すべての女性を気持ちよくする服、美しく見せる服、自身が着たいと思う服を追求してきました。
ラストコレクションのデザインキーワードは、“クワイエット・ラグジュアリー（控えめで気品ある装い）”、“エレガンス”、“カジュアルシック”。今回は、3月に開催された展示会で気になったアイテムをピックアップしてみました。

一枚着るだけで気分が上がるマルチボーダーセーター

まず、「これかわいい！」と目に留まったのが、トリコロールを取り入れたマルチボーダーセーター。凹凸のある透かし編みで、サラッと気持ちいい一着です。毛羽立ちにくいのは、コットン100%の糸を使用しているから。春はジャケットのインナーに、夏は一枚で着てコーディネートの主役に、と活躍すること間違いなし！ ライトオンスのデニムパンツと合わせるだけで、上品なフレンチカジュアルが満喫できます。色違いのマルチボーダー柄のほか、シンプルな無地タイプもアリ。

色ち買いしたくなるリブカーディガンにも注目！

カーディガン以外に、前ボタンを留めてポロシャツのようにも着られるリブポロカーディガン。惹かれた理由は、なんといってもこのきれいな色み！ 旬度抜群のライトパープルとすがすがしいブルーは、もうどちらか1色に絞れないレベル。そして、さまざまな色柄のボトムスとマッチしてくれるベージュも捨てがたい……。みなさんも、楽しく悩んでみてください。写真以外に、オフホワイトとネイビーがスタンバイ。もちろん着心地もよく、リネン混のリブが心地よくフィットしてくれます。

フィット＆フレアのラップドレスは美シルエットで体型カバーも叶う

上半身はぴったりめで、スカートは裾に向かってきれいに広がるフィット＆フレアのラップドレス。横でも後ろでも結べるウエストリボンは、アクセントになりつつメリハリもつき、スタイルアップが図れる優れたディテール。ほかにも、二の腕をきれいに見せてくれる幅広ノースリーブや、小顔効果抜群のVネックなどいいことづくし！ ぜひお店で試着してみてください。

セットで持っていると便利なジャケット＆パンツ

洗いをかけたやわらかなコットンリネン素材でカジュアルに着こなせる、テーラードジャケットとほどよいワイド感のパンツ。ロールアップしたときにアクセントになる袖口の裏地や、インしたトップスの滑り止めになるパンツのマーベルト仕様など、細部にまでこだわりを感じます。

軽やかな印象のライトグレーと、知的さを醸すネイビーの2色展開です。

カジュアル派はワーク系のセットアップがおすすめ

こちらのセットアップは、ワークアイテムのディテールをちりばめたパーカとベイカーパンツ。少しハリがあるコットンナイロン素材なので、カジュアルすぎず上品なイメージに仕上がります。パーカの裾にあしらわれたドローストリングを絞ると、少しふんわりとしたシルエットに。肩が落ちるドロップショルダーで、リラックス感も。

クリーンなオフホワイトのほか、オリーブとネイビーもあります。

機能的なポケットが付いてる大容量キャンバストート

テーラードジャケットのセットアップからラップドレスまで幅広いアイテムと好相性なのが、このキャンバストートバッグ。肩がけができて、荷物をぽんぽん入れられる大容量サイズなので、マザーズバッグにしてもいい感じ。内側には大きめポケットが3つあって、こまごまとした小物を仕分けしながら収納できます。間口にファスナーが付いているので、中身が見えないのも◎。差し色になるイエローとシックなネイビーの2色展開です。

ほかにも、フリルやピンタックが施されたブラウス、リネンコットン素材のギャザースカート、ベルトなど魅力あふれるアイテムがズラリ！ ぜひオンラインストアやショップでチェックしてみて。

senior writer：Momoko Miyake