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食卓は、男性女性関係なく、みんなでチームワーク。ドイツのスタンダードを息子たちにも伝えたい【日登美のタベコト in Berlin・70】

  • 2024.4.7
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ベルリン在住で6人の子どものお母さん。モデルとして活躍する傍ら「台所から子育て、暮らしを豊かに」をコンセプトに、オンライン講座とウェブサイトを主宰している日登美さんによる、「食」からはじまるエッセイです。

イースターのお茶会

ドイツではイースターホリデーがやってくると、長い冬がいよいよ終わって春がきた!という喜びでいっぱいになります。

イースターには季節のお菓子を焼いて親戚を訪ね、家族で集うのが我が家の恒例行事。クリスマスやイースターは日本でいうお盆やお正月みたいなものです。

季節のお菓子作りってたのしい!とパジャマのままでワイワイやっている姉妹。
家族の集まりにデザートは欠かせません。イースターの焼き菓子をお土産に。

親戚と集まってもみんなが長く居るのはやっぱり食卓。そして食事はだいたい男性陣が作ってくれたり、女性が作る時は片付けを分担したりといつもみんなでチームワークです。女性やお母さんだけが台所を担当するなんてことはありません。

女性陣の話に花が咲けば男性陣が「お茶でも淹れようか?」なんて言ってくれるのは日常茶飯事です。むしろ奥さんにお茶ひとつ出してあげられないようでは一人前の男性とは言えないよ! というのがこっちのスタンダードと言えるかも。なので私も自分の息子たちにはしっかりそのスタンダードを伝えていきたいと思っています。

食卓に集まってイースターエッグを作る人たち。

台所でも男女平等。そして心遣いをするのに性別は関係ありません。それを食卓からも伝えていくことができます。

そんな風にして、日本だけでなく海外のスタンダードの良いところを取り入れながら、みんなにとって心地良い食卓や台所の新しいスタンダードが作られていくといいなと次の世代に向けても思うのです。

今回も88歳のひいおじいちゃんが料理を担当。この日は味噌バターソースのパスタを作ってくれました。
春って最高!って毎年思うドイツライフ。
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