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皇室「インスタ開設」、欧米は辛らつ評価ーー英紙「がっかり」米国「眞子さま結婚トラブル」に言及

  • 2024.4.6
皇室「インスタ開設」、欧米は辛らつ評価ーー英紙「がっかり」米国「眞子さま結婚トラブル」に言及の画像1
2024年2月23日、天皇誕生日での一般参賀の様子(C)GettyImages

4月1日、宮内庁がインスタグラムに皇室公式アカウントを開設。国外からも反響が広がっている。

目次

・皇室公式アカウント、初日にフォロワー35万人超え
・英紙「がっかり」「つまらない」と辛らつ
・米テレビ番組「直接交流できるわけではない」と辛口意見
・英王族のようなプライベート写真への期待

皇室公式アカウント、初日にフォロワー35万人超え

4月1日、宮内庁が開設したインスタグラムアカウントは、その日のうちに写真60枚、動画5本を投稿。今年1月から4月1日までに天皇、皇后両陛下と愛子さまがこなされた公務を振り返った。

欧米の大手メディアは、キャサリン妃インスタグラム加工写真騒動があったばかりのタイミングでの“皇室SNSデビュー”を、こぞって報道。ネット上では、「プライベートな写真も見てみたい」「宮家や上皇・上皇后さま専用のアカウントも作ってほしい」と期待する声が上がっている。

2007年に公式YouTubeチャンネル、09年に公式ツイッター(現X)アカウント、13年に王室公式インスタグラムアカウントを開設した英王室にかなり 後れを取ったSNSデビューとなったが、その日のうちにフォロワー35万人超えを記録。

英BBCは、愛子さまを王子継承資格のある「Crown princess Aiko」と紹介し、一部Xは大盛り上がり。「Crown princess」と表記された証拠としてスクリーンショットが出回るなど、ちょっとした騒ぎとなった。

英紙「がっかり」「つまらない」と辛らつ

英紙「ミラー」は「世界最古の王家である日本の皇室がインスタグラムに参加」と報道。「若い世代に接触したい、国民に皇族の公務について理解を深めてほしいという願いを込めてSNSを開設された」とし、「“”隔離された存在”という日本皇室のイメージを払拭したいようだ」と説明した。

英紙「ガーディアン」は、自撮りや日常の何げないカジュアルな写真が見られると思ったファンにとっては、「盆栽や表彰式の写真ばかり」でがっかりだろうと報道。「日本の皇族は、慎重にSNSジャーニーをスタートさせた」としている。

また、天皇陛下の誕生日の投稿は「バースデーケーキを囲んでハッピーバースデーを歌うお宝動画」ではなく、すでに一般公開され、ニュースでも流れた写真や映像で「つまらない」と辛らつに伝えた。

米テレビ番組「直接交流できるわけではない」と辛口意見

米『NBCニュース』は、投稿にコメントを書き込むことはできないため、日本人はXで意見を交わしていると報道。キャサリン妃のインスタグラム加工写真騒動や陰謀説などについて触れ、「日本にも21年に皇室スキャンダルがあった」と天皇のめいである眞子さまの結婚にまつわる騒動を紹介した。

米『FOXニュース』も、眞子さまが結婚相手の母親の金銭トラブルでSNSやタブロイドからバッシングを受けたことがトラウマとなり「複雑性PTSD」を発症したことを紹介。そのためSNS参入には慎重だったのでは、と推測し、「SNSに参加したことで国民と近づくことはできるだろうし、(問題が生じたとしても)宮内庁がうまくコントロールするだろうけれど、世界最古の王家が崇高なイメージを失うことなく、国民とフレンドリーに接触できるのか? 炎上を避けられるのか?」と懸念する専門家の意見を伝えた。

そして、「何はともあれ投稿ににコメントは書き込めないよう設定されているから、アカウントを開設したといっても庶民が皇族と直接交流できるわけではない」と、こちらも若干辛口に報じていた。

英王族のようなプライベート写真への期待

ネット上では、「最初の一歩を踏み出せたのはよかったと思うよ。大きな一歩だと思う」「美しい写真ばかり。日本では画像修正スキャンダルは起きないだろうね」という称賛の声、「英王族のようなプライベートな写真も見せてほしい」「19年に退位した上皇と上皇后さま専用や、弟君のファミリー専用アカも作ってほしい」といった要望も上がっている。

4月1日開設だったため、エイプリールフールのジョークだと思った人も少なくなかった皇室公式インスタグラム。公務写真でウォーミングアップして、慣れた頃合いで御所内でのリラックスした写真も投稿していただけるのでは? と期待する声はとても多い。

写真が趣味だという天皇陛下が撮影された家族写真や、動物好きで知られる愛子さまがペットと触れ合う写真などが投稿される日を心待ちにしたい。

堀川樹里(ライター)
6歳で『空飛ぶ鉄腕美女ワンダーウーマン』にハマった筋金入りの海外ドラマ・ジャンキー。現在、フリーランスライターとして海外ドラマを中心に海外エンターテイメントに関する記事を公式サイトや雑誌等で執筆、翻訳。海外在住歴25年以上。

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