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限定品も登場!洋菓子の聖地、神戸でフロインドリーブが100周年

  • 2024.4.6
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煉瓦窯で焼かれるドイツパンは100年続く伝統の味

初代ハインリッヒ・フロインドリーブは、第一次世界大戦後に敷島製パンの初代技師長を務めた後、1924年に神戸に移り住み、パン屋「フロインドリーブ」を開業したのがはじまり。

創業当時から変わらない製法で今も煉瓦窯で焼き上げられているのが、人気の「ハードトースト」と吉田茂元首相が愛した「ウィナー(ドイツコッペ)」。食べ応え十分で、毎日食べても飽きがこないと好評だ。酸味と甘みのバランスが良い「クルミレーズンS」や、ドイツではよく食べられているライ麦を60%使用した「ポンパニッケル」もスタッフいち押しの商品。

現在は諸事情により厳選した種類で販売しているが、通常は約20種類ほどのパンがショーケースいっぱいに並んでいる。

一口食べれば夢見心地。受け継がれる伝統のパイやクッキー

手前の皿の右端がスイートハート、小さなクッキーはミックスクッキー。パイは大ミミ、中ミミ、小ミミの3サイズあり。

NHK朝ドラ「風見鶏」の影響もあってか、神戸でしか販売していないパイやクッキーが今では店の看板商品として全国的にも大人気。なかでも、ドイツでは縁起が良いとされる豚の耳をモチーフにしたパイ「スイートハート」はコクのあるバターをふんだんに使い、サクサクした食感がたまらない。職人がひとつひとつ手作りで焼き上げる全12種類の「ミックスクッキー」は昨今のレトロブームを受けて、若い世代にも注目の的。どちらもお取り寄せが可能。1940年頃、2代目が洋菓子に力を注ぎ、今に至っているという。神戸が全国一の紅茶好きの街なのは、紅茶に合うこんなハイカラな洋菓子があったからなのかも?

教会をコンバージョンしたカフェは連日大賑わい

カフェが併設されたのは、甚大な被害を被った阪神淡路大震災を乗り越え、旧神戸ユニオン教会跡地に本店を移転した1999年から。1階はショップ、2階は開放感あふれるカフェとなっている。5~6種類のフレッシュケーキやゲベック(アップルパイやマロンパイなどの焼き菓子)もあるが、人気はクラブハウスサンドウィッチやオリジナルローストビーフサンドウィッチ。ドリンクはコーヒーや紅茶などのほか、ビールやワインも充実。

〈左上から時計回りに〉イチゴのショートケーキ¥792、オリジナルローストビーフサンドウィッチ¥2,530、ゲベック各¥435、クラブハウスサンドウィッチ¥1,650

土曜や日曜、休日には並ばなくてはいけないほどの人気ぶりだが、スイーツの売り切れを覚悟しなければいけないものの夕方16時半~17時半頃が狙い目。バラをはじめ季節の花が咲いた中庭はベンチもあり、最適なフォトスポットとなっているので、足を運んでみて!

100周年を機に訪れたい!イベントや限定品は今だけ

100周年限定品の「Home sweet home」¥1,620

来店したゲストにプレゼントされる企画は全3弾。現在2弾目のジッパーバッグプレゼントはなくなり次第終了。第3弾は8月22日から始まり、クッキー入り巾着のプレゼントが。このほか、100周年限定商品を随時販売。4月1日から教会の建物を模したパッケージに人気のクッキーとパイを詰め合わせた「Home sweet home」が再販されるほか、新しい商品の販売はHPやインスタグラムで公開予定。100周年を迎え、新しい企画や商品も考案中という。今後も期待したい!

フロインドリーブ

兵庫県神戸市中央区生田町4-6-15

http://h-freundlieb.com/wp1/

Instagram @ghb.freundlieb

TEXT=和多亜希

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