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『ゴーストヤンキー』柏木悠インタビュー

  • 2024.4.7
『ゴーストヤンキー』柏木悠インタビュー

怖いもの知らずで突っ走っていくところが似てるのかな

幽霊となった男子高校生を描いた『ゴーストヤンキー』がMBS「ドラマ特区」枠にて4月18日から放送スタートする。本作の主人公は陸上一筋だったが致命的な怪我をし、無気力な日々を送っていた高校3年生のトゲル。ある日、走行中の車の前へと飛び出し、幽霊となってさまようことに。そして、成仏できていない幽霊の昭和ヤンキー“わんぱく団”と出会い、少しずつ前を向くようになる。

[動画]『ゴーストヤンキー』柏木悠インタビュー

ハートフルな感動ももたらすコメディドラマとなる本作でトゲル役を演じたのは、『君には届かない。』でも好演を見せた柏木悠(超特急)。今勢いに乗る彼に本作への思いや撮影中のエピソードをざっくばらんに語ってもらった。

──出演の話を聞いて第一印象を教えてください。
柏木:脚本を読んで面白そう!って思ったのと同時に、どんな作品になるのか想像できないなと思ったんですが、撮影していくにつれて形になっていって、ワクワクしました。
──トゲル役はどんなキャラクターと捉えられましたか?
柏木:令和を生きる少年で、陸上選手を目指してたんですけど、怪我をきっかけに挫折しちゃって。でも、成仏してない幽霊たちに出会って変わっていきます。心の移り変わりを大事に演じてみようと心がけました。


──柏木さんは目標を持って突き進んでいる真っ最中だと思うので、やる気がなくて死んだように生きていたトゲルは、ご自身とずいぶん違ったのじゃないでしょうか。

柏木:そうですね、でも、真逆だからこそ“反対”を演じれば良いのかなと思ったので、あまり苦労はしなかったです。最初はイキイキしてますけど、怪我をしてからは挫折してどんどん落ちていくので、そこを意識して演じました。
──反対に、ご自身と似てるところや共感できる部分はありましたか?

柏木:トゲルは結構怖いもの知らずで突っ走っていくので、そこは僕も似てるのかなって。僕は、とりあえずは突っ走ってやるべきなのかなって思ってます。
──さすがグループで“怪獣担当”の柏木さんらしい言葉ですね。
柏木:はい(笑)。
──監督と話し合われたことはありましたか?

柏木:基本的には僕がまず演じてみて、そこから監督に指示をいただいたりして演じました。
──具体的にはどんなお話をされたんですか?
柏木:例えば戦ってる時の表情だったりとか、「レトロだな」っていうセリフが何回か出てくるんですけど、その言い方や表情などを監督と相談しました。あと、グータッチをやるシーンもあるんですけど、そのタイミングなどをしっかり話し合ってやりましたね。
──トゲルを演じるにあたって、何か参考にしたりモデルにしたものはありますか?

柏木:他のものはあえて見ませんでした。いいところは真似するべきなのかもしれませんけど、自分らしさを出したいと思うんです。原作があればもちろんそれを参考にしますけど、今回はオリジナルドラマで、それならオリジナルの良さを出したいなと思いました今回はイメージ力というか想像力が必要だったのかなって思います。
──一番苦労したところを教えてください。
柏木:アクションシーンが多くて、体を張るところは苦労しました。 殴り合いのアクションは初めてだったので。
──歌のシーンはいかがでしたか?
柏木:バンドだったんですけど、基本的にはずっとふざけてました(笑)。ここははっちゃけてくれって指示を受けてたので、はっちゃけましたね。
──歌はもともと練習されていて、いつか披露したいって言われてましたよね。

柏木:そうなんです。こんなに早く叶うとはと思ってませんでした。実際の撮影では僕は途中で歌わなくなるんですけど、練習の時にはずっと歌ってて、なんていうかハッピーになる曲なんですよね。耳に残るし、昭和の歌って感じがしてすごく好きです。
──共演者の方は、前回と違って年上の方が多かったかと思いますが、いかがでしたか?
柏木:皆さんいい意味で年の差を感じさせてくれなくて、仲良くさせてもらいました。休憩中は一緒にゲームをしたりして楽しかったです(笑)。
──今回、阿久根(温世)さん(ICEx)とも共演されてますが、年も近いですし、EBiDAN NEXTでもご一緒だったので感慨深いんじゃないでしょうか。
柏木:温世とは2週間しか誕生日違わないし、親近感あります。ガッツリとぶつかれたら良かったんですけど、今回は共演シーンがなくて……。でも、温世の撮影を見る機会はあって、その演技に刺激をもらいました。僕ももっと頑張らないといけないなっていう風に思わせてくれたし、いつか温世とも共演したいです。

[動画]超特急「超えてアバンチュール」「NEW WORLD」を披露

東京には慣れてきたけれど、熊本に戻りたい

──上京して1年になると思いますが、東京は慣れましたか?
柏木:慣れてはきましたけども、やっぱり熊本には戻りたいですね。
──それは熊本という土地にですか? それとも実家にですか?

柏木:実家にですね。それに熊本も好きです。
──「ViVI国宝級イケメンランキング」NEXT部門のランキング入りや、「TVstationドラマ大賞2023」「第33回TV LIFE年間ドラマ大賞」の新人賞など受賞されたりしてますが、実感や反響はいかがでしょうか?
柏木:周りから反響をいただけて、自分の中で成長できてきたのかなと感じています。
──以前バラエティのアドリブ演技で「言っちゃいけないことを言っちゃって」みたいなことをポロッと言われていたのが印象に残ってるんですが、そういったことってよくありますか?
柏木:そうですね(笑)。でも、失敗してもその後、繰り返さないようにすることが大事かなと思います。
──頼もしいですね。

柏木:ありがとうございます(笑)。
──では、最後にこの作品をどんな方に見てほしいか、どんなところを見てほしいか教えてください。
柏木:どの世代にも響く作品だと思ってます。昭和時代はこうだった、今の時代はこうだって比べてみるのも面白いと思うし。笑顔になって元気になってもらえる作品なので、少しでも落ち込むことがあったら、この作品を見てクスッて笑っていただけたら嬉しいなと思います。

(text:牧島史佳/photo:小川拓洋)

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