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【マネー講座】 いつも食費が安い人は絶対“やらない”6つの買い物習慣 「取材歴20年超のマネーライターが見た!④」

  • 2024.4.6
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食費を安く抑えるには、ただ安い物を買えばいいというわけではありません。食費が安い達人たちには、買い物習慣で“やらない”共通点がありました。

お話を伺った食費達人

あいさん Profile

月30万円以下で暮らす家計管理、節約テクをインスタで発信。10歳、5歳の2児のママ。4人家族で食費は月約4万円

miiさん Profile

あらゆる節約術を駆使して、総貯蓄7000万円を達成。フルタイムで働く、1歳の双子のママ。4人家族で食費は月2万1000円

mocoさん Profile

月5万円以上かかっていた食費を月2万円台にダウン。結婚3年で1000万円貯蓄を達成。5歳、0歳の2児のママ。4人家族で食費は月2万5000円

※1枚目の写真提供

買い物習慣を意識するだけで、食費は減らせる

“ただ何となく”買い物に行くと、安さに釣られたり、そのときの気分に流されたりして、必要以上のものを買ってしまいがちです。食費を少しでも減らすためには、そうしたムダな支出をなくすことが大切! 食費が安い人たちは、買い物習慣の中でムダ買いにつながることを“やらない”ように意識しているから、自然と食費がセーブできているのです。

「フードロスを出すのが一番のムダ。だいたい1週間で食べきれる量しか買わないようにしています」(あいさん)

食費が安い人が“やらない”6つの買い物習慣

【“やらない”買い物習慣①】 ちょこちょこ買い物に行かない   食費が安い人のほとんどは、週1回のまとめ買いが基本。牛乳やパンなど、定番のものを途中で買い足すだけで、それ以外はちょこちょこ買い物に行くことがありません。 「あれだけ買おう」と思って店に行ったつもりでも、つい余計なものを買ってしまうことってありますよね。ムダ買いを減らしたいなら、まず買い物に行く回数を減らすことが第一歩です。  

「買い物に行くのは週1回だけ。特売品、見切り品を中心にまとめ買いしています。1回の予算は5000円以内が目安です」(miiさん)

【“やらない”買い物習慣②】 安くても使い切れない量は買わない   一般的には大容量パックの肉や野菜丸ごとのほうがお買い得。多めに買っても冷凍保存すればOKという考えもありますが、保存したものを使い切れなければ結局ムダになります。 食費達人は、1週間程度で使い切れる量を把握していたり、買った食材をどう使い回すか予定を立てていたりするので、必要以上に買わない傾向があります。

「買いすぎないようにしているので冷蔵庫の中が見渡しやすい! 在庫も一目でわかるから、食材をムダにすることがありません」(あいさん)

【“やらない”買い物習慣③】 献立は事前にきっちり決めない   「1週間分の献立を決めればムダがない」と思われがちですが、実は逆効果。 きっちり献立を決めても、使う予定の食材が高かったり、その食材がないと作れないとこだわったりすると、かえって出費が増える原因になります。 事前に献立を決めている食費達人もいますが、お店で食材の価格を見て、臨機応変にメニュー変更する人がほとんどです。 それを意識しているから、予算以上に買いすぎることがありません。  

「ざっくり献立を考えてから買い物に。でも、予定していた食材が高ければ別のものに変更して、無理して買うことはありません」(あいさん)

【“やらない”買い物習慣④】 使い慣れていない調味料は買わない   「メニューに変化をつけたいから、ちょっと珍しい調味料を使う」という人もいるでしょう。 でも、その調味料の味付けが、家族にイマイチ好評でなかったり、アレンジがしにくかったりして、半端に残ったまま消費期限が切れてしまうこと、ありませんか? 食費達人は、使い慣れていない調味料には手を出さないので、調味料をムダにすることはありません。しょうゆ、みりん、酢、塩、こしょうなど味付けの基本となる調味料、万能に使えるめんつゆやスープの素を駆使し、味に変化をつけています。

「わが家で使っている調味料類は定番のものだけ。ナンプラーやクミンなど、ちょっとクセがある調味料は使いこなせないので買わないようにしています」(mocoさん)

【“やらない”買い物習慣⑤】 空腹のときには買い物に行かない   食費達人の多くは、「おなかが空いているときには買い物に行かない」といいます。 空腹のときは体がエネルギーを欲している状態なので、スーパーに並んでいるものが何でもおいしそうに見え、すぐに食べられる揚げ物やお菓子などを必要以上に買ってしまいがち。 夕食前の買い物の場合は、あめをなめてから行くなど、小腹を満たしておけば、余計な買い物をセーブできます。

「おなかが空いている時間に家族と一緒に買い物に行くと、あれもこれとかごに入れてくるので、いつもより2000円は出費が増えます。空腹時を避けて1人で行くのがベスト!」(あいさん)

【“やらない”買い物習慣⑥】 ふらっとコンビニに立ち寄らない コンビニはスーパーなどに比べると、食品の価格が高め。お菓子やスイーツの新商品など、誘惑も多いので、「〇〇だけ買うつもり」で入って、つい余計な物を買ってしまうという人も多いでしょう。 食費をセーブするには、コンビニに寄る機会を減らすことが第一歩。食費達人は、そこでしかできない目的がない限り、ふらっとコンビニに立ち寄ることがありません。コンビニで子どものおやつなどを買うときも、ポイントを活用して予算オーバーしないようにしています。

「日ごろからマイボトルやおやつを持ち歩いています。特別な用事がない限り、コンビニに立ち寄る習慣はありません」(miiさん)

食費の節約というと、「とにかく安いものを買えばいい」と思いがちですが、実は不要な買い物をしてしまう習慣をやめるだけで節約につながるということがわかりました。 自分にもできることから実践してみて、食費の値上がりに負けない家計を作りましょう!

リポートした人 Profile マネーライター みとも はやみ 編集プロダクション、出版社の勤務を経て、2011年よりフリーランスで活動。 20年以上、生活情報誌を中心に家計やりくりにまつわる記事の編集・取材・執筆に携わる。これまでに取材した実例は、延べ1000件以上。

text & web edit:Hayami Mitomo
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