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『クラユカバ』&『クラメルカガリ』公開直前最終予告到着!寺田農と川井田夏海の出演が明らかに

  • 2024.4.5
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4月12日(金)に同時公開を迎える、塚原重義が監督を務める長編アニメーション映画『クラメルカガリ』、『クラユカバ』より公開直前最終予告が解禁された。

【画像を見る】重厚感ある装甲列車や重機アクションなど迫力満載の『クラユカバ』最終予告

【画像を見る】重厚感ある装甲列車や重機アクションなど迫力満載の『クラユカバ』最終予告 [c]塚原重義/クラガリ映畫協會
【画像を見る】重厚感ある装甲列車や重機アクションなど迫力満載の『クラユカバ』最終予告 [c]塚原重義/クラガリ映畫協會

2023年ファンタジア国際映画祭長編アニメーション部門にて「監督賞」、「金賞」を受賞した塚原が原作、脚本、監督を担当する『クラユカバ』は、集団失踪の謎を追い、“クラガリ”と呼ばれる地下世界に足を踏み入れた、探偵の荘太郎(声:神田伯山)の姿を描くミステリーエンタテインメント。また「デュラララ!!」の成田良悟をシナリオ原案に迎えた『クラメルカガリ』は、炭鉱の町“箱庭“を舞台に、日々迷宮の如く変化する町を地図に記す“地図屋”を営む少女、カガリ(声:佐倉綾音)を中心にした物語が描かれる。

今回解禁された公開直前最終予告映像では、『クラユカバ』ではチャラン・ポ・ランタンの主題歌「内緒の唄」に乗せ、大正浪漫風なレトロな世界観と重厚感のある装甲列車、そして火花が舞い散る重機アクションなどが次々と展開。『クラメルカガリ』は、カガリと幼馴染のユウヤ(声:榊原優希)の青春模様の結末や、箱庭で発生した不審な陥没事故を巡り活躍する多くのキャラクターたちによる群像劇への期待が高まる仕上がりに。

『天空の城ラピュタ』のムスカ役で知られる寺田農が声優を務めた朽縄(くちなわ) [c]塚原重義/クラガリ映畫協會
『天空の城ラピュタ』のムスカ役で知られる寺田農が声優を務めた朽縄(くちなわ) [c]塚原重義/クラガリ映畫協會

さらに『クラメルカガリ』より2体のキャラクターが解禁。たえず”公共のため”と大見得を切り、奇天烈な発明品の制作を繰り返している。“箱庭”の片隅で機械修理工房を営む老翁、朽縄(くちなわ)を『天空の城ラピュタ』(86)のムスカ役で知られる寺田農が、朽縄の孫に当たるという無口な少女ササラを川井田夏海がそれぞれ務める。3月23日、朽縄役の寺田が逝去したことが所属事務所より発表されており、この訃報を受け、監督の塚原と『クラメルカガリ』シナリオ原案の成田より追悼の言葉が寄せられた。

2作を収録したBlu-ray BOXが4月12日(金)より劇場先行販売開始となる [c]塚原重義/クラガリ映畫協會
2作を収録したBlu-ray BOXが4月12日(金)より劇場先行販売開始となる [c]塚原重義/クラガリ映畫協會

また『クラユカバ』、『クラメルカガリ』の2作を収録したBlu-ray BOXが劇場先行で数量限定販売されることが決定。あわせて装甲列車の「ソコレ四六三」を描き下ろしたデジパックイラストが解禁。本編ブルーレイディスク2枚とフィルムスコアとして書き下ろされた劇伴39曲を収録した劇伴音楽集CDが入った豪華3枚組となっている。監督やプロデューサーら制作陣によるここだけの話が聞けるスタッフオーディオコメンタリーや、そのほか特典映像も満載のほか、劇場購入特典として監督複製サイン入りビジュアルカードを同梱しての発売となる。

いよいよ公開を1週間後に控えた『クラユカバ』&『クラメルカガリ』。はたして荘太郎は集団失踪の謎を解き明かすことができるのか?カガリは町で頻発する陥没事故を乗り越えることができるのか?ぜひ劇場で確かめてほしい。

<スタッフコメント>

●塚原重義(原作、脚本、監督)

「『これは好きな作品』、『実相寺を思い出すね』顔合わせの時、はじめに頂いた言葉に震えました。『ウルトラQザ・ムービー星の伝説』の山根、『ラピュタ』のムスカ、『肉弾』のあいつ、『赤毛』の三次、『狙われない街』…。思えば、貴殿の存在を意識する前も後もたくさんの”寺田農たち”と出会ってきた人生でした。そして、本作のもう一人の主人公、朽縄は僕の作家人生においてかけがえの無いキャラクターとなりました。寺田さん、素敵な名演をありがとうございました。どうか、安らかに。またいつか、どこかで」

●成田良悟(『クラメルカガリ』シナリオ原案)

「寺田さんは私が子どもの頃から観ていた数々の刑事ドラマ、時代劇に出演なさっていた方で、『鎧武/ガイム外伝 仮面ライダー斬月』でお姿を見かけた事も記憶に新しいです。そんな大ベテランの方が私の関わるアニメーション映画に声を当てて下さるというのは、とても光栄な事でした。実際にアフレコを拝聴させて頂いた時は、数種類の声や演技を使い分けて役に調整して下さり、『80才を超えてここまで様々な声を出せるのか』と驚きつつ、頭のなかに『生涯現役』の文字が浮かび、純粋な憧れを思い浮かべた事を記憶しています。その数ヵ月後に飛び込んできた此度の知らせに衝撃を受けましたが、病魔と闘いながらあの演技を努めて下さった事に深い感謝を抱きました。寺田さんは、生涯現役を貫き通されたのです。その輝かしい歴史のなかにおいて、クラメルカガリの朽縄というキャラクターに素晴らしい演技で魂を宿して頂いた事への感謝とともに、冥福をお祈り申し上げます。本当にありがとうございました。どうか良き旅路を」

文/サンクレイオ翼

※塚原重義の「塚」は旧字体が正式表記

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