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「日本に一番勝ちたい」韓国若手も“宿命のライバル”に対抗心!パリ世代のアンケート結果に注目

  • 2024.4.5

U-23韓国代表が、日本を破ってのパリ五輪出場に強い意欲を示している。

韓国サッカー協会(KFA)が毎月発刊する技術リポート『ONSIDE』の最新4月号では、パリ五輪出場を目指すU-23韓国代表の選手を対象に実施したアンケート調査結果が発表された。

アンケート調査では、回答者全員が「U-23アジアカップ優勝」を目標にしていることがわかった。

今回の調査は、今年3月にサウジアラビアで開催されたU-23西アジア選手権の参加メンバーと、U-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選)の参加メンバーを対象に行われた。回答者は計20人だ。

「日本に一番勝ちたい」「言葉は必要ない」

まず、「U-23アジアカップで目標とする成績」を尋ねる質問には、回答者全員が「優勝」と答えた。

韓国は16カ国が出場する今大会で、最低3位を確保してこそ本大会ストレートインのチケットを手に入れることができる。4位の場合、アフリカU-23ネイションズカップ4位国のギニアとの大陸間プレーオフに進む。

グループステージでは日本、UAE、中国と同じグループBに入った。

序盤から険しい道のりが予想されるが、それでも「優勝」を目標に期待するという点で、今大会に挑むU-23韓国代表選手たちの特別な意志と自信を垣間見ることができる。

次に、「最も勝ちたい相手」を問う質問でも満場一致で々回答が返ってきた。回答者全員が「日本」と答えたのだ。

実際、U-23韓国代表にとって日本は雪辱の相手だ。というのも、2022年に行われた前回のU-23アジアカップで、U-23韓国代表は準々決勝で日本に0-3の完敗を喫している。

当時、屈辱の大敗で傷ついた自尊心を回復させ、再びアジアのトップに躍り出るためにも、「“永遠のライバル”に必ず勝つ」という覚悟が答えからにじみ出ている。

キム・ジョンフン
(写真提供=韓国サッカー協会)キム・ジョンフン

なかでも、GKキム・ジョンフン(22、全北現代モータース)は「他に言葉は必要ない」と、直接的な言及こそないが“韓日戦(日韓戦)”が持つ象徴性に言及した。

昨年のU-20W杯で大会2ゴールの活躍を披露した193cmの長身FWイ・ヨンジュン(20、金泉尚武)も、「どのチームよりも日本に一番勝ちたい」と答えた。

また、キム・ミヌ(22、デュッセルドルフⅡ)も「日本は我々の組で抜き出た国だと思う。それだけ、我々にとって重要な試合だ」と並々ならぬ覚悟を伝えた。

イ・ヨンジュン
(写真提供=韓国サッカー協会)イ・ヨンジュン

そんなU-23韓国代表選手たちが「最も好きな自国選手(引退選手含む)」は、かつて京都サンガF.C.やマンチェスター・ユナイテッドで活躍したパク・チソン氏(42)であることがわかった。

同質問に回答した19人中7人(36.8%)がパク・チソン氏を挙げた。その理由には、「90分間試合をけん引できる選手」「起伏がなく根気、闘志、執念、積極性など学ぶ点が無数に多い」「チームに献身的で粘り強く走る姿がカッコいい」という声が続いた。

次点では、FWソン・フンミン(31、トッテナム)、DFキム・ミンジェ(27、バイエルン・ミュンヘン)、そしてU-23韓国代表を率いるファン・ソンホン監督が各2人ずつで2位タイにつけた。

パク・チソン
(写真提供=韓国サッカー協会)現役時代のパク・チソン氏

「最も好きな海外リーグ」では、19人中17人がイングランド・プレミアリーグを挙げ、ほか2人はドイツ・ブンデスリーガを選択した。

また、過半数の選手がデジタルメディアを通じてサッカーコンテンツを消費していることもわかった。

回答者の70%である14人が、オンライン動画サービス(OTT)でサッカーを楽しんでいると答えた。

そのほか、試合のハイライト編集動画や解説動画など、ユーチューブ上の切り抜き動画も探してチェックするという選手も25%(5人)いた。

「最も関心を持って視聴するサッカーコンテンツ」(複数回答可)では、「『KFA INSIDE CAM』やクラブの密着カメラなど、所属チームの制作動画」という回答が11人で1位を占めた。

次に、「サッカードキュメンタリー」「元サッカー選手などが制作するユーチューブ映像」という回答が各9人だった。

U-23韓国代表
(写真提供=韓国サッカー協会)U-23韓国代表

それ以外にも、余暇を活用した自己管理方式など、U-23韓国代表選手のサッカートレンドに迫ったアンケート調査の全体内容は、KFAホームページに掲載された『ONSIDE』4月号で確認できる。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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