あなたなら、事故を目撃したらどうしますか?会社員の海野さんは、仕事の休憩中にコンビニへ出掛けました。すると目の前で、事故が起こります。自転車と小学生が正面衝突してしまったのです。ところが、被害者・加害者ともにすぐに立ち去ってしまい、何もしてあげられませんでした…。『警察に行くべき自転車事故を目撃した話』をダイジェスト版でごらんください。
自転車のひき逃げ事故に遭遇
仕事の休憩中にコンビニへ向かう途中、自転車と小学生が正面衝突してしまう瞬間を目撃します。激しくぶつかったように見えましたが、男の子はすぐに起き上がりました。どうやら、大きなケガはなさそうです。ですが、自転車を運転していた男性は自分のことは棚にあげ、一方的に子どもを怒鳴ります。
萎縮してしまった小学生はこわくなってしまったようで、その場から走って逃げてしまいました。そして、自転車の男性も走り去ってしまったのです。
海野さんは交差点の反対側にいたため、信号が変わるのを待ち、事故現場へと急ぎます。ですが、海野さんが駆けつけたときには、自転車の男性も小学生も姿はありませんでした。
このあと、海野さんは目撃者として、自転車のひき逃げ事故の詳細を話しに交番へ行きました。
目撃者としてできること
事故の目撃者として、会社近くの交番へ向かった海野さん。ですが、警察官からは被害者または加害者からの申し出がないと、事故の調査はできないと告げられてしまいました。
とはいえ、海野さんができることはすべてしました。あとは、小学生の子が親御さんに事故のことを話してくれるのを願うばかりです…。
事故の被害者・加害者にならないために
その後、事故にあった小学生が、親御さんに真相を話すことができたのかどうかは不明です。もしかしたら、怒鳴られたショックで、事故のことを隠してしまうかもしれません。
本作では、自転車のひき逃げ事故を目撃した体験談が描かれています。事故を目撃したら、救急要請や警察への通報などの対処法が頭に浮かびます。ですが、加害者・被害者ともに、現場を立ち去ってしまったら?もう、できることはないのでしょうか?
わたしたちができることは、目撃者として警察へ情報を提供することですね。ささいなことでも、伝えておくことはとても大事だと思いました。
日ごろから交通ルールを守り、被害者・加害者にならないよう気をつけることが大切ですね。小学生になると行動範囲が広がり、中には自転車で出掛ける子もいるかもしれません。そんなとき、たとえ小学生が乗っている自転車でも、人と接触してしまったら加害者になってしまいます。
万が一事故にあったときのことも子どもと話し合っておくことは、とても重要だと再認識させてくれるお話でした。
著者:ももこ