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VERYママの【子どものお小遣い事情】専門家がすすめる「正しいお金との付き合い方」とは?

  • 2024.4.4

子どもの成長とともにそろそろと思っても、いつから? いくら? どうやって?の答えが一つではないのがお小遣い。お金の話は周りにも聞きづらいという声も多数。VERYが135人のママたちとお小遣いの専門家に教えてもらいました!

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VERY世代ママ135人に緊急アンケート! お小遣いあげてる?相場は?

Question:

お小遣いはあげている?

お小遣いはあげている人・あげていない人の割合はほぼ半分ずつ。あげていない派の理由は「まだ管理できなそう」「欲しいものがないと言っている」と子どもの年齢や性格を見て必要性を様子見している人が多数。

Question:

何歳からあげている?

お小遣いをあげている人の中で一番多いのはやはり小学校に上がったタイミングでのスタート。

Question:

どんな風にあげている?

Question:

お小遣いをあげて感じたメリットは?

お金を大切に管理し、よく考えて買物をするようになったという声が多数。「ガチャガチャをむやみにやらなくなった」「お金持ちになりたいという夢ができた」という回答も。

Question:

お小遣いのあげ方別 メリット・デメリットって?

Question:

お小遣いの相場は?

・小1 平均600円/月

・小3 平均792円/月

・小6 平均750円/月

家庭ごとの違いが大きく、金額はさまざま。平均して600~800円という結果に。低学年で500円程度、学年が進むにつれて1,000円程度に増える家庭が多いよう。

Question:

子どもに投資運用させている?

お小遣い次第で 〝支出が収入を越さない〟という 基本的な習慣を身につけられる

\教えてくれた人/

一般社団法人こどもmirai代表理事
村田 幸紀さん

日本最大規模の一棟物不動産投資コミュニティを主宰する傍ら、お小遣いを通じてお金の良い習慣や価値観を形成する方法について講演。著書に『わが子が将来お金に困らない人になる「お小遣い」のルール』。

お小遣いは将来のお金との付き合い方の練習です。私は1,000人以上のコンサルティングをする中で、子ども時代のお小遣いのもらい方が将来の稼ぎ方や使い方に大きく影響すると実感しています。

お小遣いのあげ方にはそれぞれ一長一短がありますが、私のおすすめは毎月定額をあげつつ、お手伝いや目標を達成したらプラスであげるという組み合わせ。収支のやりくりとお金の稼ぎ方の両方を学べます。

というのも、最初に必ず子どものうちに身につけたいのは、支出を収入以下に抑えられるようになること。これはお金に困らない大人になるために必要なスキルです。ただし、使い道に対して親が口を出してはいけません。子どもが無駄使いをしながら自ら失敗したなと学ぶことが大切で、大人になって数百万円単位の失敗をしないための予行演習だと思えば、安いものです。

また報酬として渡す時に気を付けたいのは、歯磨きなど当たり前にすべきことではお金を渡さないこと。お小遣いは社会の縮図ととらえて、人の役に立ち「ありがとう」と言われるような時や、努力して能力がアップした時に渡してあげましょう。

お小遣いを毎月使い切らずうまく残せるようになったら、上級編として残った金額から本でもスポーツ用品でもいいので自分を成長させるための「自己投資」ができるようになると素晴らしい。それによって成績やスポーツで実績を出してまたお小遣いがもらえる、という稼ぐ力をつけるサイクルを回せるようになったら、将来がとても楽しみになりますね。

0歳からお金の話はオープンに。 日々の買物や大きな買物も〝見える化〟を

\教えてくれた人/

クラウドコンサルティング株式会社代表取締役
川口 幸子さん

資産運用・金融コンサルタント。幼少期に欧米と日本を行き来した経験からお金の教育の大切さを伝えている。著書に『3歳から始める欧米式お金の英才教育』『ユダヤ富裕層が13歳までに学ぶお金のルール』。

お小遣いをあげるかどうか以前に、0歳からできるお金の教育があります。子どものうちは実際のお金がどう使われるのかどんなものなのか、見たり感じたりしてその役割を知ることがとても大切。そのために一番したいのはお金の「見える化」です。今の子どもたちは特に、生まれた時からキャッシュレス・EC時代なので意識してアナログな経済活動を体験させてあげたいですね。

たとえば欧米の家庭ではお金の話は人生に必要不可欠なものとして、赤ちゃんのうちからオープンに行われています。日々のスーパーの買物でも「今日は〇〇円で安いから2つ買えるね」「〇〇円は高いけどいい商品だね」など話して聞かせてあげて。車や家電などの大きい買物も家族がいる場で。比較検討の話し合いや買う場に参加すると、子どもは自分なりの意見を言い、一緒に選んだものは当事者意識を持ち大切にするのです。

また、子どもがおもちゃなどを欲しがった時、すぐに買ってあげたり誕生日まで待たせたりしていませんか。そんな時こそ物の価値を学ぶチャンス。「じゃあ、お金が必要だね。何をがんばる?」と話し合い、お手伝いや何かを達成した報酬としてお金をあげましょう。小さな子どもでも我慢と努力の結果手に入れたものは大切にします。

最近は株や投資の教育についてもよく聞かれますが、まずは家族でよく使う商品やお店に関して、一緒に調べたり工場見学に行ってみて。ある会社を応援するということの先に株・投資があるので、そんな会話や経験が投資教育の第一歩になります。

お金の教育とは、お金持ちになるためではなく、お金と正しく付き合う方法を学ぶこと。社会・家族の一員としてお金の話にどんどん参加させてあげましょう。

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撮影/前 千菜美 取材・文/八重沢友香子 編集/翁長瑠璃子
*VERY2024年3月号「子どものお小遣い、どうしてる?」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。

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