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齊藤京子、4月5日をもってグループを卒業「成長した自分でまた日向坂46と仕事がしたい」今の心境を語る

  • 2024.4.4
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きょんこ's Graduation

アイドルグループ「日向坂46」の一期生・齊藤京子が、4月5日をもってグループを卒業…!

次のフェーズを目の前に、さらに輝きを増すきょんこに卒業のこと、メンバーやファンである「おひさま」のこと、そしてそしてレギュラーモデルを務めてくれたarのことについて聞いてきました。

きょんこ! 今まで本当にありがとう♥ そして、これからも大好きダ♥

齊藤京子。ar4月号より

齊藤京子のアイドル8年分、ゼンブ。

齊藤京子。ar4月号より

成長した自分でまた日向坂46と仕事がしたい

「8年前の2016年、初めてファンの方の前でイベントをしたこと、あの時の〝嬉しい〟と緊張、感動が混ざり合った「ちょっと泣きそうな気持ち」は忘れられません。

ライブ会場が3万人超の横浜スタジアムになった時、東京ドームが約5万人のファンの方で埋め尽くされた時、確かに「頑張ってきてよかった」って自分たちを認められたけれど、ファンの人の前で味わう、言葉にできないジーンとした感情はいつだって変わっていないのかもしれません。
 
――日向坂46を国民的アイドルグループにしたい。何度も口にしてきたこの願いに終着点なんてないんだと思います。私もグループを大きくしたいという一心で、前だけ向いて走り続けてきました。」

初のセンター曲が発表された後、見える景色が変わった

「見える景色が変わり始めたのは、2022年リリースのシングル曲『月と星が踊る Midnight』で初めてセンターを務めた頃。発表された時は嬉しすぎたし、〝そこ〟を任せてもらえるような存在になりたいとは思っていたけれど…夢見ていたわけじゃないんです。

でも、レコーディング、MV撮影、歌番組でのプロモーション、全部全部全力で向き合って、ファンの皆さんに曲が届いた時に「あ、やりきった」って。自分が軽くなったっていうのかな?
 
…うまく言えないんですけど。その頃、四期生が加入してくれて、今まで以上に「後輩を見てほしい」という気持ちが強まったことにも後押しされ、「今」と「その少し前」だけ見て走っていた私が、いろんな方向を見渡せるように。そうしたら、同じ場所にいるはずなのに見える景色が全然違ったんです!

ソロ活動が増えた中で、表現者としての未熟さを痛感

「卒業を決めて、家族やスタッフさんに決意を伝えた後、偶然にもソロライブや主演ドラマなど一人での活動が重なり、「表現者」としての未熟さを痛感しました。

グループの一員であれば、他のメンバーに助けてもらいながら、相乗効果を生み出してファンの皆さんを楽しませられるけれど、一人だと全然ダメ。最近も、初めて単独でラジオのパーソナリティを務めたのですが、言葉が出てこない無言の一瞬が何度もあり、本番中に泣きそうになるのを必死で抑えていました。

自分の中に「危機感」が生まれ、だからこそ「もっと一つひとつのことを極めたい」とも思えました。
 
これまでメンバーの卒業を見送る立場を経験してきて、自分もソロでやりたいことができたら卒業するのかな?と漠然と思ったこともありましたが、実際に卒業を決めた今、「ひとつのことに特化したい」「新しい経験をしたい」という気持ちが強いわけではなくて。今後も歌やバラエティ、お芝居など、今までの延長で変わらない活動を続けていけたら嬉しいです。

もしかしたら「それって、日向坂46にいながらできないの?」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、自分でやりたいことを見つけて、私がそれを実現したいんです。今まさに卒業コンサートの打ち合わせが続いていますが、自分が意見を伝えないと話が進まない。

グループ打ち合わせの時は、私は話の中心というより、意見と意見をつなぐバランサー的立ち位置だったから、常にアンテナを張っているこの状況にまだ慣れません。まだまだ足りないことだらけで、自信たっぷりで卒業を決めたわけでもない。これは未来を思っての決断だから、次はもっと成長した自分で、いつか日向坂46と仕事がしたいです。

齊藤京子。ar4月号より

まだ悲しいし、寂しいし、引き止めたくなるけれどきょんこの気持ちの変化を聞くと、なんだか背中を押したくなる。

Model:齊藤京子 Photo:Imajo Jun Styling:Ishikawa Miku Hair Makeup:Yuzuko Text:Miyata Ayaka

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