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「もう、あたなは必要ない」妻に見捨てられた夫は最後まで離婚に抗い、まさかの行動に…

  • 2024.4.4

マチ子さんは妊娠をきっかけに夫のブン太と結婚しました。家事も生活費もきっちり「半分」にしたいブン太のこだわりは次第にエスカレートし、幸せだった生活が壊れ始めます。ブン太は離婚に応じることを口実に、久しぶりにマチ子さんの前に現れました。自分が半分にこだわっていた理由は、父親の再婚相手が家事も仕事もしない女性だったからと打ち明けます。そしてブン太は指輪をとり出し、「今度は半分じゃなくて2人で1つになろう」とプロポーズ。しかしマチ子さんは、浮気をしていた事実や、この面談中に1度も娘のユメの名前を出さないことに、結局ブン太は妻子を愛していないのだとはっきりしたのです。

もう終わりにしよう

私は自分と娘の人生に、夫は必要ないと確信を持てました。

もう話すことはないと、部屋をあとにしようとしたのですが……。

※溜め→貯め

ブン太はマチ子さんを引き止めますが、マチ子さんは「泥沼でもいいから離婚するまで争おう」とばっさり切りました。

その後、ブン太から復縁の手紙が何度か届くも、最終的に無事離婚が成立。ブン太は反省したのか、まだ半分に憑りつかれているのか、きっちり財産の半分を慰謝料として支払うことに同意しました。

さらに数年後。マチ子さんはブン太からの養育費と、ミナミからの慰謝料を毎月受けとることができていました。

「ママ…?泣いているの?」
マチ子さんは離婚して幸せなはずなのに、ふとしたときにブン太を思い出して涙が出てしまいます。

しかし、マチ子さんはもうブン太の半分ではありません。娘のユメと2人で、これからも幸せに暮らしていくのでした。

かつては、マチ子さんにとって最愛の人だったブン太。幸せだと思っていた日々や、傷ついた日々は、すぐには記憶から消せないでしょう。いくら希望通りに離婚できたからといって、終わりよければすべてよしとはいきませんよね。

しかし、ブン太は今もどこかで、懲りずに半分にできる相手を探しているかもしれません。時間がかかっても、マチ子さんが心から笑える日がくるのを願うばかりですね。


著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ

ベビーカレンダー編集部

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