さとうざやとは、糖度の高いえんどう豆です。洋風の煮物ですが、白いご飯にもよく合います。料理研究家の瀬尾幸子さんに、旬の食材を使った簡単につくれて、でもしっかりと美味しい主菜レシピを教えてもらいました。
■“鶏肉と春野菜の洋風煮物”のつくり方
煮物って難しいと思われがちだけど、塩と胡椒で素材のおいしさを引き出したシンプルレシピなので、失敗なくつくれます。煮込み時間に幅をもたせてあるのは、柔らかい若鶏なら7分、肉質のしっかりした銘柄鶏なら10分くらい煮るのがベストだから。
◇材料 (2人分)
鶏もも肉:1枚
新にんじん:1本
さとうざや:100g
にんにく:1片
オリーブオイル:大さじ2
白ワイン:大さじ3
固形スープの素:1/2個
水:2カップ
塩:小さじ1/3
胡椒:少々
(1)下ごしらえ
鶏肉は5cm角に切る。にんじんは皮をむいて2.5cm角に切る。さとうざやは筋を取る。にんにくは半分に切る。
(2)炒める
鍋ににんにく、オリーブオイルを入れて弱火で炒める。香りが出たらにんじんを炒め、油が回ったら鶏肉、さとうざやを加えて白ワインを注ぐ。
(3)煮る
水、固形スープの素を加え、落とし蓋をして弱めの中火で7~10分煮る。味をみて、塩、胡椒で調える。
――教える人
「瀬尾幸子 料理研究家」
料理研究家。日々のごはんづくりを助けてくれる、シンプルでわかりやすいレシピが持ち味。『ラクうまごはんのコツ』(新星出版社)、『みそ汁はおかずです』(Gakken)、『賢い冷蔵庫』(NHK出版)、『おつまみ横丁』(池田書店)など、ベストセラー多数。2022年8月よりYouTubeチャンネル「ラクうま瀬尾食堂」を開設。「見ればつくれる」料理を毎週金曜日に配信している。
この記事は四季dancyu 2023 春に掲載したものです。
文:佐々木香織 写真:ローラン麻奈