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「絶対癒しの時間になる 」SixTONES・京本大我の胸キュンが役に投影? ドラマ『お迎え渋谷くん』制作発表レポート

  • 2024.4.3
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Ⓒカンテレ

SixTONESの京本大我が主演を務めるドラマ『お迎え渋谷くん』(カンテレ・フジテレビ系)が4月2日より放送スタート。東京都内で開催された制作発表では、京本大我、田辺桃子、内藤秀一郎、宮近海斗、長谷川京子の5名が登場し、意気込みを語った。今回は、制作発表のレポートをお届けする。(取材・文:柚月裕実)
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【著者プロフィール:柚月裕実】
エンタメ分野の編集/ライター。音楽メディア、エンタメ誌等で執筆中。コラムやレビュー、インタビュー取材をメインにライターと編集を行ったり来たり。SMAPをきっかけにアイドルを応援すること四半世紀超。コンサートをはじめ舞台、ドラマ、映画、バラエティ、ラジオ、YouTube…365日ウォッチしています。

©カンテレ
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原作は蜜野まことの同名コミックで、累計ダウンロード数250万DL超、全7巻すべて重版という人気作。年の離れた4歳の妹・音夢(読み:りずむ/諸林めい)を溺愛する売れっ子若手俳優・渋谷大海(京本)と、妹が通う保育園で担任の保育士・青田愛花(田辺)が出会い、不器用ながらも恋を育んでいく“うぶキュン”ラブコメディだ。

会見では本作の主題歌であるSixTONESの「音色」をバックに、役衣装で登場したキャスト陣。京本はジャージに雪駄で登場した。

京本が演じる渋谷大海は、今をときめく人気若手俳優ながら、普段はジャージに雪駄というオシャレさのかけらもなく恋愛経験ゼロ。そんな大海について、京本は「若手人気俳優という役どころですけど、自分の妹のリズちゃんのお迎えに行った先で愛花先生に出会うことで、普段は“無”な渋谷くんが、あまり感情が出づらい渋谷くんが少しずつ変化していくっていう、ちょっと難しい役どころなんですけれども、精一杯勤めさせていただいてます」と役紹介を交えながら挨拶。

司会者から雪駄について聞かれると、京本は「3月に入って撮影も結構ずっと寒い日々が続いてて、カイロで足を温めながら撮影しております」と明かした。

保育士役を演じる田辺は「愛花先生役を通して私自身もすごく毎日パワーだったりエネルギーをもらっています。第1話からの放送でもそのパワーが伝わったらいいなと思っています」と笑顔を見せた。

©カンテレ
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渋谷くんと愛花先生を取り巻くキャストには、渋谷と同じ事務所に所属する俳優・神田隆平役を内藤。そして愛花の元カレで体育の先生・大崎達也役を宮近。芸能事務所の敏腕マネージャー・品川響子役を長谷川が演じる。

宮近は「こんにちは!」と元気いっぱいに声を張り、「通称たっちゃんを演じます宮近海斗です。すみません、こんな格好で」と笑いを誘いながら、「愛花先生の元カレということで渋谷さんと愛花先生の恋仲にどう作用していくのか」と期待を込めながら語った。

2月下旬にクランクインして1カ月が経過と、撮影真っ只中のキャスト陣。京本は大海を演じるにあたり、「最初自分でプランニングしてきたものよりも、もっとこう無な状態というか、表に伝わりづらい抑揚のなさとか、セリフの言い回しを要求していただいて。なので最初の方はほんとに手こずっていて…」と苦労を明かした。

続けて、「2日目、3日目と渋谷くんのニュートラルな場所はここら辺なのかな?っていうのは見つかりつつあるんですけど…残念なことにというか2話、3話になるにつれて渋谷くんがどんどん変わっていってしまうので、掴みかけたらまた渋谷くんが違うとこに行かなきゃいけないみたいな。話が進むごとにどんどん違う種類を見つけていかなきゃいけないっていうので、新鮮に撮影に取り組めています」と難しさを語りながらも、前向きに取り組んでいる様子。

京本は「2話からすでに全く違う渋谷くんが見られると思いますし、3話以降も含めて本当に渋谷くんが、感情がなかなか出ないながらも、でもちょっとした表情の変化だったり、セリフに感情が乗り始めたりとか。不器用だけどしっかり心が動いているんだなっていう渋谷くんが感じられると思います」と胸を張った。

監督から「無でも心は動いている」というアドバイスを踏まえ、京本は「やりがいがすごいある。いただく役柄が毎回挑戦なので。今回も特に、これは終わる頃にはまた引き出しが増えてるだろうなという。もうすでに監督含めスタッフさん、共演のみなさんにも感謝してるぐらい。新しい自分を、京本大我自身をどんどん見つけられている感覚はあります」と晴れやかな表情を見せた。

田辺は愛花先生について、「愛花もコミカルで急にお姫様みたいな顔になったり…と思ったら小鳥のような目になったりとか(笑)。ひとりの人間には変わりないのですが、いろんな表情や感情になっていくのが愛おしい」と語った。一方、「子どもがいるとすごく明るくなります」と撮影現場の様子を明かしたのは神田隆平役の内藤。

「朝一から撮影しているんですけど、子どもがわちゃわちゃしてたり、遊んでよ!とか言ってくれるのを見ると、今日も1日頑張ろうっていう気持ちになるし、だから現場はすごい明るいですね」

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“うぶキュン”がキーワードの本作。ここまでの撮影でキュンとするシーンについて聞かれると、田辺がしばし考える間に、「僕からいきますか」と名乗りを挙げた京本。1話もキュンが始まる大事な回としつつ、「2話とか3話とか、2話からこんな展開!?とか、3話からもうこうなるの?みたいな。スピード感早いって感じるシーンもたくさん」と明かした。

続けて、「2話に関して言うと、渋谷くんが不器用なりに愛花先生にちょっと気持ちを伝えるところがあったりして。監督からも初恋の感覚をっていうのを言っていただいたので。

愛花先生の素敵な表情とお芝居にも助けられながら、渋谷くんの初めて心が揺れながら精一杯な思いを伝えるっていうのは素敵なシーンが撮れたんじゃないか」と太鼓判。「僕の初恋、いつだったかな?なんて思いましたけど、そういう初々しい気持ちみたいなものは渋谷くんをやる上では常に、最終話までずっと持ち続けてなきゃいけないという思いがある」と役者魂をのぞかせた。

その流れで京本の本当の恋愛観について、同じ事務所でプライベートでも交流がある宮近に振られると、「言うなよ、怖いな」とすかさず挟む京本。宮近は普段の京本と渋谷くんのギャップを感じると語り、「役に入っている大海くんを見るときょもさん(京本)の面影を感じないといいますか。

自分の中にある陰な部分をひっぱって演じているんだと思いますけど。全く違う人になってるんで、そこは“渋谷くん”として見れるのでさすがだな」と感心しきり。

普段は恋愛観の話はあまりしないそうで、宮近が「京本大我が経験したキュンっていう部分を投影して渋谷くんを演じる、それを見れるというのも楽しみですよね!」と声を弾ませると、京本は「ヤバい見方ですよね(笑)このシーンのこれは京本大我のプライベートのこういうところから持ってきてるんだなーって見方ですよね、興味深いですよ非常に」と続けた。

そして話題は京本会のメンバーで日頃から交流はあるものの、ドラマ現場での共演はなかったので「現場で会えるのはすごい嬉しいし、京本さん主演で心強いですし取り組みやすい」と語るなど、互いに共演を喜んだ。

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芸能事務所のマネージャー・響子を演じる長谷川は「渋谷くんにはいろいろと手をかけているんですが、神田くんのことは放置(笑)」と明かしたほか、“うぶキュン”になぞらえたエピソードでは、京本についてこんなことを語った。

「ある日の朝、京本さんが入られどうやら前の日に大きなツアーがあって。本人いわく疲れてしまって、飛行機でも何もべてなくて家に帰っても疲れて寝てしまったと。で、翌朝現場に来て『ライブから何も食べてないんですよ』って。マネージャーさんが用意してくださったコンビニの菓子パンを(食べていた)。いいんですけど、その時間だからしょうがないんだけど、そんな偉業をこなした翌日に…親心という意味でキュンとした」と語った。

これに京本は「メロンパンがめちゃくちゃ美味しくて」と声を弾ませ、「メロンパンがないと渋谷くんのことができないと思っちゃったんで、さっきも売店でメロンパンを買って」とメロンパンにすっかりハマった様子。

また、会見の後半には、渋谷くんの妹・音夢を演じる諸林めいがサプライズ登場。京本が「りずー!」と呼ぶと、小走りで登場した諸林。京本に身を寄せ、太ももに捕まるなど普段のやりとりが垣間見えた。

最後に京本は「まもなく常に1話を皆さんにお届けできるということで、とてもワクワクしております」と目を輝かせながら語り、第1話を見て「テンポ感も素晴らしく、そして心温まるシーン、笑えるシーン、キュンとするシーンも盛りだくさんでございますので、ぜひ皆さん、お仕事だったりお疲れの中へ家帰ってきて見た時には絶対癒しの時間になると思いますので、毎週ぜひ楽しみに見ていただけたら」と呼びかけた。

フォトセッションを経て、京本は諸林を抱っこして舞台を後にするなど、最後の最後までお兄ちゃんとして音夢の面倒を見るなど、「お迎え渋谷くん」らしい印象を残して会場を後にした。

ドラマ「お迎え渋谷くん」は4月2日からカンテレ・フジテレビ系で毎週火曜23時より放送。

(取材・文:柚月裕実)

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