「日焼け止め」の購買データを調査
「リサーチ・アンド・イノベーション」が、春から夏にかけて使用機会が増えていく「日焼け止め」について人気商品とその理由についての調査を実施し、その結果を発表しました。調査は、「レシートがお金にかわるアプリCODE(コード)」で収集した購買データを元に行われました。
日焼け止めの購入は3月から激増
それによると、「日焼け止め」は、1年間の月別推移をみると3月から購入個数が増え始めることがわかりました。早い人は春からしっかり紫外線対策を始めていることが結果からうかがえます。
では、どんな「日焼け止め」が売れているのでしょうか。日焼け止めの年間購入個数を集計し、年代別にランキング化。
全体では、1位「花王 ビオレUV アクアリッチ アクアプロテクトミスト 60ml」、2位「ロート製薬 スキンアクア トーンアップUVエッセンスシリーズ」、3位「花王 スキンアクア トーンアップUVエッセンス 80g(ラベンダー)」という結果でした。
今回は、世代問わず上位にランクインした「花王 ビオレUV アクアリッチ アクアプロテクトミスト 60ml」、「ロート製薬 スキンアクア トーンアップUVエッセンスシリーズ」と、30代で突出して人気の「伊勢半 マミー UVシリーズ」の3商品に注目し、人気の理由を分析しました。
「花王 ビオレUV アクアリッチ アクアプロテクトミスト 60ml」人気の秘密は?
「花王 ビオレUV アクアリッチ アクアプロテクトミスト 60ml」は、2023年に新発売されたノンガス・ミストタイプの日焼け止めです。「2023年日経優秀製品・サービス賞 最優秀賞」を受賞したり、「TikTokトレンド大賞2023」にもノミネートされるなど話題となった商品で、どの年代でも上位にランクインしました。 口コミを分析すると、ミスト(霧)ならではの “シュッとかけるだけの手軽さ・塗り直しやすさ”や“白浮きのなさ”が好評でした。乳液・クリームタイプの日焼け止めに感じられた煩わしさを解消して人気を得ているようです。また、“ミストだから髪の毛の紫外線対策に使える”との声も。肌だけでなく髪にも紫外線対策をする時代がきているのですね。
世代問わず上位の「ロート製薬 スキンアクア トーンアップUVエッセンスシリーズ」
「ロート製薬 スキンアクア トーンアップUVエッセンスシリーズ」は、紫外線をカットしながら肌の色味を補正するコントロールカラーの役割も果たす日焼け止めです。ラベンダーはどの年代でも上位にランクインしており、20代以下・40代では同シリーズのミントグリーンも上位にランクインしています。
口コミを分析すると、“日焼け止めなのに肌をトーンアップできる”“日焼け防止しながら化粧下地としても使えてコスパが良い”と、日焼け止め+トーンアップする化粧下地という1本2役が好評でした。なお、口コミではラベンダーでは“トーンアップ効果”、ミントグリーンでは“肌の赤み消し”が語られ、自身がつくりたい肌にあわせて選べるカラーバリエーションもこの商品の人気を支える理由のひとつといえそうです。
30代で上位の「伊勢半 マミー UVシリーズ」
「伊勢半 マミー UVシリーズ」は、食品成分にこだわって作られた無添加・低刺激が特長の日焼け止めです。全体トップ10には登場しませんが、30代では6位・7位にランクインし、子育て世代に人気であることがうかがえます。
口コミを分析すると、無香料・べたつきのなさ・のびの良さなどが好評で、“子どもに塗りやすい・嫌がらず塗らせてくれる”とママたちの支持を得ていました。ジェルタイプの方は“ポンプ式で使いやすい”“ボトルがかわいくて子どもが喜ぶ”と、くまのかたちのポンプ式ボトルも魅力のひとつになっているようです。なお、口コミからは、子どもに使えるくらい低刺激だということから敏感肌の大人が自分用に買うケースもみられ、お肌が弱い大人ユーザーにも支持されていることがわかりました。
あなたは、気に入っている日焼け止めはありますか?
(LASISA編集部)