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フェンシング日本代表、江村美咲のパリとスタイルへの想い。

  • 2024.4.2

去る3月23日、東京の新たなランドマーク、麻布台ヒルズの中心にディオール 麻布台ヒルズがオープン。魅惑的なホワイトの色合いに照らされた隈研吾建築都市設計事務所による建物は、素材と色彩が詩的に共鳴し、内部では日本の職人技がリュクスなショッピングを楽しむのにふさわしい空間に仕上げている。

隈研吾建築都市設計事務所が手がけたブティック内に足を踏み入れると、そこにはディオールと日本文化の素材と色彩がポエティックに共鳴する空間が広がる。

オープニングイベントには、ディオール ジャパン アンバサダーの新木優子、八木莉可子をはじめとする豪華なゲストが来場し、祝福ムードを盛り上げた。来場ゲストのひとり、パリオリンピックのフェンシング日本代表選手・江村美咲が、フィガロ独占のエクスクルーシブカットとともに、この新しいブティックをご紹介。さらに、自身のおしゃれに対するこだわりやパリという街への想いも語ってくれた。

ディオールを代表する「レディ ディオール」や「ブックトート」が並ぶ壁には、名人技と言われる「なぐり」の技法で加工された優美なパネルがあしらわれ、伝統的な日本文化とメゾンの匠の技の共鳴が体現されている。©️Daiki Katsumata

──江村さんがおしゃれをする上で、いちばんこだわっているポイントはどこですか?

マリア・グラツィア・キウリが手がけた2024年春夏コレクションより、ウィングカラーのコットンシャツと首元が深く開いたウールのブラックドレスを合わせた、ミステリアスな雰囲気のルックをまとって。ファインジュエリーのロングネックレスとシングルピアスは、ムッシュ ディオールがお守りとして大切にしていた「ラッキースター」を再解釈した「ローズ デ ヴァン」のもの。 ©Daiki Katsumata

江村:パンツの形にこだわります。ウエストが平均的なサイズにも関わらず、ヒップや太もも周りは筋肉が発達しているので、きれいに穿けるパンツを探すのがなかなか大変で......。また身長も高い方なので、アンバランスな体型でも美しく見えることと、しっかりと丈があるものを選ぶようにしています。

──クリスチャン・ディオールが愛した街、フィガロジャポンが大切にする街、この夏オリンピックが開催される街、パリにはどのようなイメージを持っていますか? 江村さんにとって、パリはどんな存在ですか?

「レディ ディオール」ラインらしい、洗練されたタイムレスなデザインが光る「レディ D ジョイ バッグ スモール」が、フェミニニティに華を添える。©Daiki Katsumata

江村:遠征で訪れてもアートや食、歴史に触れる機会が多く、どこを切り取っても絵になるパリの街並みが大好きです。またフェンシングにとってもフランスは特別な場所。なぜならフランスはフェンシングの発祥地のひとつでもあり、試合会場の演出、そしてそこに来る観客数や熱気にも特別なものを感じるからです。オリンピックはパリの中心街にあるグラン・パレで試合が行われます。間違いなくフェンシングにとって歴史に深く刻まれるような大会になると思うので、とても楽しみにしています。

ディオール 麻布台ヒルズ東京都港区麻布台1-2-8 麻布台ヒルズ ガーデンプラザ C 1階tel : 03-6627-3268営)11:00〜20:00

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