「どう考えても無理！」卒園旅行で【歯ブラシ】を忘れた娘に → ママ友が貸そうとした"衝撃のモノ"とは！？

これは筆者が知人から聞いた、距離感の違うママ友との間で起こった出来事をご紹介します。親子で参加した卒園旅行で、過去にトラブルになったことのあるママが「これ貸してあげる♡」と差し出してきたものとは？

子連れで卒園旅行に参加！メンバーにはあの親子も

幼稚園に通っていた娘の卒園が迫ったある日のこと。ママ友たちと子連れで卒園旅行に行くことになりました。

その旅行には、Aくんとそのママ（以下Aママ）も参加していました。

実は以前、Aくん・Aママと少しトラブルになったことがある我が家。

その内容は、Aくんがうちの娘のことが大好きで、ことあるごとに口にチューしようとしてくるので、Aママに止めてもらうよう頼んだところ「あら、まだ子供だしキスくらい良いじゃない♡」と返されたこと。

結果的に幼稚園の先生に話してうまく指導してもらうことで、Aくんのキス攻撃は無くなったものの、私はそれ以来、Aママに苦手意識を持っていました。

しかし卒園間近だったこともあり、「もう会うこともなくなるし、今日は忘れて楽しもう」と旅行中は普通に接しようと決めていました。

そんな私の決意も虚しく、「やっぱり無理かも……」と思う事件が起きてしまったのです。

夕方、宿泊先に着いてから、娘の歯ブラシを持ってくるのを忘れたことに気づいた私。

コンビニに買いに行こうと思い、駐車場に向かっていると、「ちょっと待って！」とAママが追いかけてきました。

「うちの貸してあげる♡」そう言って差し出されたのは、Aくんの歯磨きセットでした……。

「いや、買ってくるから大丈夫だよ！」と断っても「わざわざ買いに行くの大変でしょ、Aもあなたの娘ちゃんだったら貸していいって言ってるし、遠慮しないで」とグイグイくるAママ。

（いや、でも他の子の歯ブラシを借りるのは、どう考えても無理だよ！）
私は「自分のものも買うから〜」などと必死に理由をつけて、なんとかAママを振り切ることができました。

卒園してからA親子に会うことは無くなりました。しかし今でもたまに思い出して、Aくんがどんなふうに育っているのか、心配になることがあります。

Aママは親切心で貸してくれようとしたのかもしれませんが、歯ブラシなど口に入れるものは貸し借りしたくない人も多いでしょう。

自分が良かれと思った行動でも、相手に一度断られたら無理強いはせず、すぐに引くのが大人の振る舞いかもしれませんね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：Hinano.N