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【小1の壁】園時代と比べ、先生とのやりとりが激減! 担任の先生にどう聞いたら良い?

  • 2024.4.1
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こんにちは、ゆきこです。私は小学校教諭として9年間勤務し、現在は非常勤講師として子ども達とかかわっています。このコラムでは、「心の職員室」として、小学校の現状をお話しつつ、主に年長児のママ・パパを対象に、今から準備できることをお伝えしてきたいと思います。

出典:あんふぁんWeb

幼稚園や保育園では毎日先生と顔を合わせて「今日はこんなことがありました」というようなやりとりがあった。毎日連絡帳で日々の様子を教えてもらっていた。でも小学校に入学した途端、一気に先生と関わる機会が減ってしまった…。そんな声をとても多く聞きます。

小学生だから仕方ないのかな、と思う一方で、どんなことは相談して良いのかなと不安なおうちの方もいらっしゃいますよね。今回は、担任の先生との距離感や関わり方、相談する内容などについてお伝えしましょう。

この戸惑いは毎年聞かれること

先ほど挙げた戸惑いや不安は1年生のおうちの方からはとてもよく聞かれることです。お子さんもおうちの方も初めてのことがたくさんある4月は、先生に確認したいことや相談したいこともたくさんありますよね。だけど相談する機会が少なく、戸惑うこともとてもよくわかります。また、小学生といえどまだ6〜7歳。自分の気持ちをしっかりと伝えることがまだ難しいお子さんもたくさんいます。だから、「家に帰ってきたわが子の表情が暗い。でも、学校で何があったかわからない」ということもよくあるようです。

「そのうち慣れてくるよ!」と先輩ママさんから言われることもあるかと思います。それは本当にそうなのですが、そんな先輩ママさんもお子さんが入学したての時は不安いっぱいだったかもしれません。自分だけ神経質になりすぎかな…?と不安になっているおうちの方がいらっしゃったら、伝えたいです。大丈夫です。多くのおうちの方がこの時期に同じ悩みを抱えています。あなただけではありません。

担任の先生と関わる機会は?

担任の先生と主に関わる機会としては、自治体や学校によりますが

・クラス懇談会や保護者会

・家庭訪問や個人面談

が挙げられるでしょう。4月に懇談会と家庭訪問をするところもあれば、4月に懇談会をした後は7月ごろに個人面談があり、それまで担任の先生とお話する機会がない場合もあるかもしれません。また、個人面談も1人15分程度の場合が多く、あらかじめ聞きたいことをはっきりとさせておかないと、あっという間に時間になってしまいます。

これら学校から設定されているもの以外では、連絡帳での相談、電話での相談、また学校によっては教育相談という仕組みがあり、そちらを利用しての相談が挙げられます。連絡帳や電話での相談はイメージがつくかと思います。お子さんの連絡帳に気になることを相談したり、電話で直接担任の先生とお話したりします。教育相談というのは、お子さんの気になることを相談したい時に利用するものです。担任の先生だけでなく、特別支援の先生やスクールカウンセラーと話をしたいという場合にも、この方法を利用することがあります。申し込みの方法や流れに関しては、お便りが配られる場合もあります。そこに申し込み方法などが記載されていることが多いので、お便りを確認してみても良いかもしれません。

どんなことを相談する?連絡する?

基本的には気になったことは、どんどん相談していただいて構いません。一番困ったとなる状況は「先生も忙しいから」と本当は相談したいことや伝えたいことがあるのに溜めに溜めて、一気に爆発してしまうことです。小さなことや一つのこと、つい最近起きたことであればすぐに解決できたかもしれないことなのに、いくつかの出来事が重なってしまったり、昔のことでお子さん自身がその状況についてうろ覚えになってしまったりして、どんどん解決まで時間が掛かってしまうこともよくあるのです。

不安だなと思うこと、どんなトラブルがあったのだろう、これは先生に伝えておきたいな。そういうことがあれば、ぜひご連絡ください。

ただ、先生たちは(多い時は)1人で40人近くのお子さんの担任をしています。連絡帳をいただいても一言だけしか返せないこともあるかもしれません。そういった状況は理解してもらえると、担任の先生も安心できます。「知っておいてほしいこと」「連絡、報告したいこと」であれば連絡帳で良いかもしれません。「相談したいこと」の場合は電話が良いですね。その時に、事前に時間を調整してもらえるのであればありがたいです。

連絡帳で一言「電話で相談したいことがあるので、ご都合の良い日時を教えてください」や「明日の放課後電話で相談したいのですがよろしいですか」と伝えても良いかもしれません。

もちろん、先生によっては「これはもう小学生になったから見守りましょうね」などと言う方もいると思います。それもそれできっと、先生がお子さんを見て考えたことなのだと思います。「先生がそう言ったから」「細かい親だと思われるのも嫌だから」と決して我慢をするのではなくて、親自身が「お子さんのどういう姿に不安を感じているか」「どんなことを解決してほしいか」「解決の仕方はどんなことか」ということをはっきりさせた上で連絡をし、話し合えると良いなと思います。

先生たちもじっくりと関係を築く段階の4月

お子さんは初めての小学校にきっとドキドキワクワクしながら入学をしますよね。みんな少し、いやとても緊張した面持ちで数週間〜数ヵ月過ごします。それを先生たちはじっくりと観察し、見守っています。本当はどんなお子さんなのかな、どんなことが好きなのかな、どんなことに困っているのかな…。

お子さんにとって小学校が安心安全の場になるように、少しドキドキしながらチャレンジができる場になるようにと願って場を作ったり、先生とお子さんとの人間関係を築いたりしています。そんな4月です。そしておうちの方もきっと、同じ願いでいるのではないでしょうか。

コミュニケーションをとる機会があまりなく、なかなか思いがわからなくて不安なこともあるかと思います。ぜひおうちの方にとっても小学校が安心安全の場になりますよう、ぜひ不安なことや相談したいことは、先生に伝えてみてくださいね。

この記事を書いたのは
出典:あんふぁんWeb

■ゆきこ先生

小学校教員として9年間勤務し、現在は非常勤講師。小学5年生と1歳児のママ。Instagramでは、「心がちょっと軽くなる職員室」として、学校がしんどい先生や繊細先生が少しでも自分らしく、心が軽くいられるように、先生のお仕事あれこれ、心を軽くする言葉、子どもと関わるときの考え方などを日々発信中。TCS認定コーチングスキルアドバイザー、キッズコーチングアドバイザー取得。Instagramのフォロワーは6.5万人

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