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山梨県でスタート? 第二子以降の保育料が“タダ”になる条件とは

  • 2016.2.15
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【ママからのご相談】

山梨県で第二子以降の保育料が無料になると聞きました。本当ですか?

●A. 3歳未満まで年収640万円未満という条件が必要です!

こんにちは。ライターの佐藤俊治です。

第二子以降以降の保育料が無料になるのは事実ですが、永久に無料になるわけではありません。

3歳未満まで年収640万円未満という条件がつきます。

保育料の無料化は、市町村名レベルでは整備が進んでいますが、山梨県は都道府県単位での導入を決定。

市町村と連携し、4月から助成制度を拡充させる予定です。

●子どもを育てやすい社会を作る狙い

昨今は少子化が深刻化しており、自治体や市町村が対策を講じていますが、助成制度の拡充はその政策の1つです。

山梨県の場合、第二子以降、第三子・第四子についても3歳未満までは無料となるため、“画期的である” と賞賛されています。

このような動きは他の地域でも進んでおり、群馬県昭和村や山形県山形市などが導入を検討しているほか、実際に導入している市町村もあります。

それぞれ細かく条件が異なりますので、市町村のwebサイトでチェックしてください。

●効果の程は議論に

子どもを持つ親の気持ちからすれば、やはり補助を受けることができるのはうれしいこと。

しかし、一部には、「現実的じゃない」「第一子から補助するべき」 との声があります。

やはり3歳未満まででは生活の足しにはならず、せいぜい保育料と幼稚園料くらいのものですので、実際のところ、楽になると考える人は少ないかもしれません。

したがって、「政府のパフォーマンスにすぎない」との批判も出ており、意見が割れています。

●助成金は税金から出ている

ご存じの通り、助成金は税金から支出されています。

最近は市町村が婚活支援を行い、賛否両論となっていますが、このような子育て支援についても一部には、「必要ないのではないか」との批判も根強くあります。

しかし、国が少しでも支援に乗り出すことで得られる効果もあります。

また、今後この制度が拡充していく可能性もありますし、“まずは第一歩” と考えるべきではないでしょうか。

もし相談者様が助成を受ける方向である場合は、現在居住中の地域が助成制度を導入しているか、条件はどのようなものとなっているのかを確認し、助成している場合は役所に相談に行ってみてください。

【参考リンク】

・平成27年度の利用者負担額(保育料・月額)のお知らせ | 山梨市(http://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/guide/childcare/childcare/nurseryschool_charges.html)

●ライター/佐藤俊治(フリーライター)

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