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トラブった高校生は「ヤングケアラー」?周囲への聞き込みで家庭環境が明らかに

  • 2024.4.1

この漫画は、安田ふくこ(@3kyoudiary)さんの三男のケイ君が経験した、小学校でのでき事です。小学校で女子たちのいざこざにより、身に覚えのないことでクラスメイトのSさんの兄から呼び出され、責められることに。担任の先生が事情を説明しても、ケイ君の無実を認めようとしないSさんの母。困ったふくこさんは、ママ友に相談し情報を集めること。そして徐々に、話し合っても分かり合えそうもない、S家の家庭内の実態がわかってきました。『三男が学校で初めて泣いた』第25話をご覧ください。

葉山さんから、S兄の過去を聞くことができました。親でも大変な赤ちゃんの面倒を見ていたS兄、その苦労は計り知れないです。そしてS兄は妹の面倒を見ることで、親に褒めてもらえることに喜びを感じていたとしたら切なくなります。

S兄は妹を守りたいという優しい気持ちを持っている分、これ以上愛情のかけ方が歪まないように、正しい守り方を知ってほしいですね。

「子どもの糧になる解決」のために親ができることを考えよう

小学校で同じクラスの女の子に対し、いじわるをしたと決めつけられ、トラブルに巻き込まれたケイくん。話を聞くうちに、相手の子の親・兄までが、ふくこさんの知らないところでケイくんを呼び出して責めていたことが判明します。

世の中に色んな考えを持つ人がいて、同じ年の子を持つ親同士でさえ、子どものトラブルへの対応スタンスが違いますよね。さらに子どもの特性、家庭環境、子ども同士の関係性など多くの要素が混じり合い、スムーズに解決とはいかないことも。

もしわが子がトラブルの当事者になったとき、まずできることは、子どもの話をしっかり聞くこと。そして漫画からわかることは、いきなり相手を責めず、学校に確認を取ることも重要だということです。一方の話だけでは、見えていない背景がありますよね。

子どもを守りたいという親の気持ちが、余計にトラブルを複雑にし、本質を見えにくくするのは残念なことです。一方的な主張をしたり、親の立場を守ったりすることよりも、子どもたちにとって良い解決策を見出す姿勢を持つことが大切ですよね。起きてしまったことは受け止め、その上でわが子も相手の子も成長できるようなサポートをすることが、親ができることなのではないでしょうか。

著者:ママリ編集部

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