不動産のプロに聞いた不動産購入のメリットとは？｜ライフステージに合わせて家は買い替える時代！？

最近、お金のことをしっかり考えているアラサーガールほど不動産購入に興味津々。「住みながら資産を作る」という考えの人が増えているんだとか。「不動産を買うほどお金がない！」とか「いつか値下がりしそうで怖い」と思っている人こそ、これ読んでしっかり学びを深めてみて。

なかじさんと不動産購入について本気で考えてみよう

教えてくれたのは・・・中島翔さん

Profile

不動産会社「ないけんぼーいず」の代表取締役。不透明で怖いイメージのある不動産業界を変えたいとの思いから、SNSで情報を発信。日本一ホワイトで相談しやすい〝愛される不動産屋〟をめざしている。

なかじさんが提唱するのは〝半住半投〟の考え方

単に住む場所としてではなく、投資として購入するってこと。

Q.なかじさんが考える不動産購入のメリットとは？

ーA. 住みながら投資にもなる！

お金はどうしたら増えるかというと、収入を増やすか出費を抑えるか、投資をするかの三択。それがわかると、自分のものにならない家に毎月家賃を払い続けるのはムダに思えない？投資の観点で見て優れた不動産を買えば、住みながら資産も作れる。値下がりリスクもあるけど、値上がりしてトクすることもあるわけで、そもそも買わなかったら何も起こらないし、家賃分のお金が減るだけ。絶対に買えとは言わないけれど、検討してみる価値はあると思う。

Q.なかじさんが考える不動産を買ったほうがいい人とは？

ーA. 都心部で働いていて、賃貸物件に住んでいる人のほとんど

正直、都心部に住んでバリバリ働いている人のほとんどが買ったほうがいい人の対象に。それこそ高い家賃を払っている人ならなおさら。地方の場合は投資の観点から見ると、正直う〜んって感じ。貸し出したときに借り手がいなかったり、売りたいときになかなか買い手が見つからないなど、ニーズが少ないんだよね。でも、〝こんな家に住みたかった〟とか〝自分の城を持つ〟といった夢を実現するという意味では、地方でも買っていいと思うよ！

Q.逆に買わないほうがいい人っている？

ーA. 買わないほうがいい人はいないけど、買えない人はいる

〝買わないほうがいい〟って人はいないと思います！強いていうなら、お金に関心がない人や、お金のことを学ぶ努力ができない人かな・・・。家賃を毎月払っていることに疑問を感じていたり、お金を増やしたいのなら、買ったほうがいいと思うんだよね。ただし、残念ながら〝買えない人〟はいたりする。下の条件に当てはまる人はローンが組みにくいので〝買えない人〟に当てはまりがちだけど、絶対ではないのでチャレンジしてみてもいいかも。

ローンが組みにくい人の条件

①個人事業主で3期分の確定申告をしていない

個人事業主がローンを組む場合、３期分の確定申告の書類が必要になる。もし今独立を考えているなら、その前に買ったほうがいい。

②ブラックリストに載っている

クレカの滞納などあればブラックリストに掲載される。指定信用情報機関に問い合わせれば1,100円で掲載の有無が調べられる。

③犯罪歴がある、もしくは暴力団関係者

犯罪といっても軽いものではなく、殺人や強盗などの重犯罪。あとは暴力団関係者。さすがにandGIRL読者にはいないと願う・・・。

撮影／国井美奈子 構成・文／水浦裕美 ※andGIRL2024年春号より