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【草津温泉】和風モダンな客室やカフェにも注目♪「湯守」の伝統を継承する老舗奈良屋でちょっと大人な休日を過ごす。

  • 2024.4.1
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湯畑から徒歩1分、明治10年(1877)創業という老舗宿「奈良屋」。古き良き伝統を継承しつつ、ベッドルーム付きの客室や貸切風呂を備えるなど、時代に合わせて進化を続けています。「湯守」がいる草津唯一の宿としても知られ、やわらかく仕上げた最高の温泉を堪能できますよ。情緒あふれる和の空間にはカフェも併設されています。ちょっと大人の旅を楽しみましょう。

併設のカフェではエンタメ感あふれる和スイーツを

奈良屋旅館の玄関口の隣に喫茶去の入り口がある
奈良屋旅館の玄関口の隣に喫茶去の入り口がある

宿の1階にはカフェ&バー「喫茶去」があります。こちらは10時から18時の間には外来客の利用も可能で、散策途中の休憩にはぴったりの場所。喫茶去とは「どうぞ、一服めしあがれ」という禅語のひとつなんだそうです。

夜は宿泊者専用のバーになる
夜は宿泊者専用のバーになる

店内には長いカウンター席が設けられています。目の前の飾り棚には女将さんがセレクトした器やグラスが並び、とってもおしゃれな雰囲気。コーヒーを注文するとサイフォンで一杯ずつ丁寧に淹れてくれます。

わたあめが消える?エンタメ感あふれる和風スイーツ

コーヒーゼリーアフォガード820円
コーヒーゼリーアフォガード820円

一番人気の「コーヒーゼリーアフォガード」はコーヒーゼリーとバニラアイス、生クリーム、さらにチョコレートとわたあめをトッピング。冷たいデザートに温かい「お濃い茶」が付いてくるのがポイントです。

わたあめのてっぺんからゆっくり注ごう
わたあめのてっぺんからゆっくり注ごう

上から「お濃い茶」をかけると、わたあめがしゅわっと消えてしまいました。ほろ苦いゼリーとバニラアイスが絶妙なバランスで、甘すぎず後味さっぱりの大人のスイーツです。

黒ごまの和ぱふぇ920円
黒ごまの和ぱふぇ920円

抹茶アイスとバニラアイス、黒胡麻プリン、わらびもち、フルーツや白玉など、和菓子に使われる素材がグラスの中で美しい層を描いています。有田焼のカップでいただく香り高いトラジャコーヒー820円と一緒にどうぞ。

和柄のバンスクリップ990円
和柄のバンスクリップ990円

店内にはみやげコーナーもあり、浴衣に合いそうな雑貨や、草津の源泉水を使ったコスメが並んでいます。喫茶室で使用している有田焼など素敵な器もこちらで買うことができますよ。

江戸情緒あふれる帳場でチェックイン

西の河原通りに面した奈良屋旅館の玄関口
西の河原通りに面した奈良屋旅館の玄関口

奈良屋旅館で宿泊する際はこちらの玄関口へ。築100年以上の白壁の建物に、大きな看板と家紋入りの提灯が格式を感じさせます。

名水草津の水
名水草津の水

玄関口の横の水桶にちょろちょろと流れているのは標高2000m地点に湧き出る「名水草津の水」。柄杓ですくって喉を潤すことができます。

ソファやテーブルをしつらえた休憩処
ソファやテーブルをしつらえた休憩処

エントランスを入るとそこには昔懐かしい「帳場」があり、スタッフの方々が温かく迎えてくれます。写真は帳場の左手にある休憩処。天然木を生かしたソファに座り、ウェルカムドリンクでほっとひと息。

テーブルの中央には小さな手毬が
テーブルの中央には小さな手毬が

創業当時に使われていた箪笥や囲炉裏などアンティークにも目を奪われます。テーブルに飾られた小さな手毬がかわいらしい。

階段もすべて畳敷きになっている
階段もすべて畳敷きになっている

館内はすべて畳敷きなので、部屋や浴室までは素足で移動します。階段や廊下には能画家・飯塚正賢さんの作品が飾られているのも魅力です。

ベテランの「湯守」が仕上げる極上の湯を堪能しよう

花乃湯の露天風呂
花乃湯の露天風呂

大浴場は「御汲み上げの湯」と「花乃湯」の2カ所あり、時間によって男女入れ替え制。湯船に引いている「白旗源泉」は、かつて源頼朝が発見し入浴したと伝わる歴史ある温泉です。

お汲み上げの湯の半露天風呂
お汲み上げの湯の半露天風呂

奈良屋旅館では源泉かけ流しにこだわり、加水をせずに「湯もみ」で温度調節を行っています。その温泉を管理しているのが「湯守」です。
 源泉は55〜56℃と熱いため、一度敷地内の湯小屋で寝かせて46度〜47度まで下げ、湯船に温泉を送る際にも暑い日は湯量を少なく、寒い日は湯量を多くするなどその日の気候に合わせて調節。入浴に適した41〜42度になるよう細心の注意を払っています。

湯船には白い湯の花が舞う
湯船には白い湯の花が舞う

温泉の最後の仕上げが「湯もみ」です。湯もみすることによって温度を下げるだけでなく、温泉の強い刺激をやわらげ、優しくなめらかな肌触りになるのだそう。湯船に肩まで浸かればほどよい硫黄の香に包まれ、温泉の成分がじんわり肌に染み入るのがわかります。豊かな効能を堪能しましょう。

客室タイプもいろいろ。和風モダンなインテリアに心が安らぐ

標準客室のシングルルーム「うつぎ」
標準客室のシングルルーム「うつぎ」

客室はシンプルな標準客室、シャワーブース付きのツインルーム、さらに特別フロアの「泉游亭」があります。標準客室は和室と洋室の2タイプでがあり、どちらも10〜12畳とゆとりの広さ。

湯畑を眺める半露天風呂付き客室の「いわかがみ」
湯畑を眺める半露天風呂付き客室の「いわかがみ」

「泉游亭」の客室にはすべて「いわかがみ」「しゃくなげ」「りんどう」など和の花の名前が付けられ、花のイメージにあわせてインテリアが統一されています。全室にベッドルームを備え、リビングや和室、半露天風呂付きなど間取りもいろいろ。和風モダンな洗練された空間でワンランク上の宿泊を楽しめます。
 
創業当時から続く「おもてなしの精神」が今も息づく奈良屋旅館。非日常的な空間で過ごすぜいたくな時を、旅のプランに加えてみませんか?

■奈良屋 (ならや)
住所:群馬県草津町草津396
TEL:0279-88-2311
営業時間:チェックイン/15時 チェックアウト/11時
料金:1泊2食付3万2450円〜

■喫茶去 (きっさこ)
住所:奈良屋旅館に準ずる
TEL:奈良屋旅館に準ずる
営業時間:10時〜18時(ショップは8時〜)

Text:アトリエオップ
Photo:アトリエオップ

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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