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宿泊だけじゃない!新しい出会いで誰かとつながるホテル「lyf銀座東京」【すみずみ宿泊ルポ】

  • 2024.4.1

2023年11月30日、東京・京橋に新感覚のホテル「lyf銀座東京(らいふぎんざとうきょう)」がオープン。館内はポップなグラフィックアートで埋めつくされ、「Live Your Freedom」に由来するホテル名の通り、自由でワクワクするような滞在を期待させてくれます。「この雰囲気にドキドキした人同士が集まれば、そこには人と人とのミラクルな出会いがあるはず!」というのが、ホテルのコンセプト。新しいつながりを生んでくれるこのホテルを拠点に、都心のど真ん中で、気ままに、カジュアルに、東京滞在を楽しんでみませんか。

フレンドリーなスタッフが笑顔で「Hi!」とお出迎え

るるぶ&more.編集部

サービスアパートメントやホテルを中心に、世界各地で宿泊施設を展開するアスコット社のユニークなブランド「lyf(らいふ)」の日本2号店となる「lyf銀座東京」が、2023年11月30日にオープンしました。

1号店の「lyf天神福岡」は2021年に開業、国内外からの多くの旅行客やビジネス客に親しまれ、リピーターが多いそうです。

「lyf銀座東京」でまず注目すべきは、この立地。“ビジネス街”というイメージの京橋は、東京駅や銀座、日本橋の間に位置し、東京メトロ銀座線京橋駅を筆頭に徒歩10分圏内に各路線の駅がたくさんあって、観光の拠点としては最高のロケーションなんです。

日本橋から銀座の目抜き通りへと続く国道15号、通称「中央通り」から京橋宝通りを東に入って一角目に、さまざまな人が集う様子を描いたカラフルなグラフィックを発見。こちらが「lyf銀座東京」です。

©︎lyf銀座東京
©︎lyf銀座東京

エントランスを入ると、1階は朝食からランチ、カフェ、ディナー&バーまで楽しめる「REFUEL⁺     (りふゅーるぷらす)」(7時~19時30分LO)になっています。モーニングセット(7時~10時30分LO)は日替わりで楽しめるアメリカンブレックファースト、ランチタイムにはもちもちの生パスタ3種類から選べるパスタランチ、バータイムは日本各地のクラフトビールと、それぞれの時間にお目当てになるメニューがあるので、どんな時間でも使い勝手抜群。気軽に利用できる1階のカウンターのほか、2階のコワーキングラウンジでもいただけます。

宿泊のチェックインは、写真右にある階段か、カフェ&バーの奥にあるエレベーターで2階へどうぞ。

©︎lyf銀座東京
©︎lyf銀座東京

「ハ~イ」と手を振りながら迎えてくれるのがフロント「SAY HI(せいはい)」。このホテルは、それぞれのスペースを「フロント」や「ランドリールーム」、「ジム」などの名称でよばず、フロントは「SAY HI(せいはい)」、ランドリールームは「WASH & HANG(うぉっしゅあんどはんぐ)」、ジムは「BURN(ばーん)」など、アクションで表しているのが面白い!

ちなみに、スタッフは「lyfガード」です。滞在中の味方になってくれそうな印象ですね。そして支配人は「lyfチャンピオン」!lyfガードのなかのトップらしいネーミングがかっこいいですね。

このホテルはゲストとホテルスタッフの関係性にもオリジナリティがあり、従来のホテルほどのかしこまった距離感ではなく、「ホテルで過ごす時間を共にする人」というイメージだそうですよ。その程よくゆるい絶妙な距離感が、居心地のよさにつながっているそうです。

るるぶ&more.編集部

チェックインは、「SAY HI」のカウンターにある     2次元コードを自分のスマートフォンで読み取って必要な情報を入力します。名前や住所など基本情報の入力だけなのですぐ終わりますが、もし分からないことがあればlyfガードが教えてくれるので安心です。

るるぶ&more.編集部

ではエレベーターで客室へ。このエレベーター、何をイメージしているかわかりますか?なんと東京メトロ銀座線なんですよ!実は、「lyf銀座東京」自体が銀座線のシンボルカラー「オレンジ」をイメージカラーとしています。

外観やエレベータードア、共有スペース、壁や天井などのグラフィックを手がけるのは、姉妹で活動するアーティスト・STOMACHACHE.です。カラフルかつ大胆でありながら、景色や空間になじむ独特の雰囲気があります。

るるぶ&more.編集部

エレベーター前にあるトランクには、客室に備えていないひげ剃り、くし、ボディタオルが入っているので、必要があればこちらから持っていきます。このトランク型の引き出しがかわいい!

るるぶ&more.編集部
るるぶ&more.編集部

今回宿泊する10階へ到着しました。客室フロア階のエレベーターホールや廊下も、地下鉄ホームのような遊び心のあるデザインがかわいくて、テーマパークみたい!

エレベーターを降りて左側、未来の銀座でショッピングするカップルの絵はYuji Oda氏、右側の銀座に動物たちが集まる絵はmegumi yamazaki氏のグラフィックアート。部屋に荷物を置いたら、一刻も早く銀座へ出かけたくなるような楽しい気分になりますね♪

コンパクトながら使い心地のよさを追求した客室

るるぶ&more.編集部

こちらが今回宿泊のグッドフォーワンプラス(スタジオシングル)、1泊1室1万3200円~(消費税、宿泊税、サービス料別)です。広さは12㎡で、ベッドとデスクにキャリーケースを広げるスペースぐらいのコンパクトな設計。あまり動かなくてもなんでも手が届くような範囲で解決でき、一人での滞在には充分です。

銀座の街の賑わいを漫画のようなコマ割りで描いたポップなアートワークが壁や天井に描かれていて、部屋の中にいながら銀座のワクワク感を感じられます。

るるぶ&more.編集部

デスク幅はノートパソコンを広げるとちょうどいいくらい。デスクの上にはマグカップやポット、水を入れておくピッチャーなども置いてあるので、ちょっと物を置いておきたい時には、限られたスペースではありますが吊り棚が便利です。

るるぶ&more.編集部

吊り棚の上にはポーチなどの小物を載せておいてもいいし、下の部分にあるラックに何か引っ掛けられるから、S字フックを持参すると軽いものを引っ掛けたりしてもっと活用できそう。

るるぶ&more.編集部

ティーセットにはQuench-aの緑茶が用意されていました。紅茶ではなく緑茶で日本らしさをアピール。オリジナルマグカップは、飲み物がガブガブ飲めるし、インスタントのスープを作って飲むのにも使いやすいし、サイズ感がGoodです。

るるぶ&more.編集部

デスクの隣は小さな仕切りを挟んで独立型の洗面台になっています。洗面ボウルは広く、位置が若干高め。鏡の前にある小さな台に物を置けるようになっていて、小じんまりとしていながら使い勝手のよい造りです。水がかからないように、コンセントにはカバーが付いています。

るるぶ&more.編集部

洗面台の下にはドライヤーとこのナイロン製のバッグが折りたたんで用意されていました。このバッグ、ランドリーバッグなんですよ!使ったタオルなどを入れておいてもいいし、2階にあるランドリールーム「WASH & HANG」まで洗濯物を運ぶのにも使えます。

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洗面所の隣の引き戸の奥がトイレとシャワールームです。シャワーのみでバスタブは設置されていないので、シャワーだけで充分!という人向けです。

るるぶ&more.編集部

シャワールームに備え付けのこのBionoteのシャンプー&コンディショナーが、香りよし、使い心地よしでした!私はロングヘアなので、ホテルに泊まる時は備え付けのシャンプーやコンディショナーが気になるタイプなのですが、このシャンプー&コンディショナーは髪質に合っていたのか、ドライヤーで乾かすだけでサラサラの仕上がりになりました。

るるぶ&more.編集部

次は収納です。シンプルなハンガーラックと吊り棚に洋服を収めるとこんな感じ。ハンガーが6本用意されているので助かります。キャリーケースの中でシワシワになってしまったスカートは、後ほど2階のランドリールーム「WASH & HANG」に持っていってアイロンをかける予定。

るるぶ&more.編集部

荷物を出した後のキャリーケースはベッドの下へ収納できます。キャリーケースが邪魔にならないので、客室内のスペースが有効に使えるのがいいですね。キャリーケースを入れる高さを確保した分、ベッドも高くなっています。

るるぶ&more.編集部

部屋着は日本らしく浴衣を用意。「lyf銀座東京」カラーのオレンジが元気いっぱい!スリッパはパイル地で、ビジネスホテルなどで用意されているものよりも厚みがあってしっかりしています。

るるぶ&more.編集部

カードキーにもちょっとしたこだわりが。プラスチックではなくて、木製のカードキーなんです!プラスチック製品の使用を減らす取り組みが伝わるし、あまり見たことのないこの木製カードがおしゃれ!細部にわたってデザインへのこだわりが見られます。

ビジネスで!プライベートで!出会いをコネクトするラウンジ

©︎lyf銀座東京
©︎lyf銀座東京

たくさんある東京の宿泊施設の中から「lyf銀座東京」を選ぶべき魅力になるのが、滞在する人々が交流を楽しむ仕掛けが詰まった2階フロアです!

まずはこの広々としたシェアラウンジ「CONNECT(こねくと)」。天井や壁に描かれた一面のグラフィックアートが、何か楽しいことが起こりそうなドキドキを演出します。

世界から集まる旅行者やビジネスマンが、ここで自由にくつろいだり、仕事をしたり、お茶したりするなかで、「どこから来たの?」「何をしているんですか?」と自然に会話が生まれそう。ホテルの客室というプライベートな空間も確保しながら、パブリックスペースではこれまでゲストハウスでしか味わえなかったような人々の交流が得られるんです。

©︎lyf銀座東京
©︎lyf銀座東京

さらに「CONNECT」では、不定期でワークショップやトークショーなどのイベントも開催。こちらは過去に行われた、ワインなどのドリンクを飲みながらアートを描くイベントの様子です。そのほか、マインドフルネスとアートを組み合わせた体験や、英語でのプレゼンテーションの上達を目指すワークショップなど、気になる企画がたくさん!

同じテーマに興味がある人たちが集えば、自然に仲良くなれること間違いなし!ホテルに宿泊する者同士なら、時間を気にせず話に花を咲かせられます。

©︎lyf銀座東京
©︎lyf銀座東京

このコワーキングラウンジには他にも気になるスペースがあります。仕事や作業に集中できる空間が欲しい人には、このコワーキングスペースがおすすめ。ビジターでも、カフェ&バーの「REFUEL⁺」のメニューを購入するだけで利用可能!他の人に教えたくないくらいの便利なスペースです!

©︎lyf銀座東京
©︎lyf銀座東京

朝にはこのコワーキングラウンジか下のカウンターで、「REFUEL⁺」のモーニングセット1500円が食べられます。モーニングセットは、日替わりのメインプレートに、8種類のなかから好きなパンを2つ、おかわり自由のコーヒーや紅茶、ジュースがセットになっています。宿泊者だけでなくビジターも利用可能なので、この界隈で朝食スポットを探している人は要チェックです。

©︎lyf銀座東京
©︎lyf銀座東京

ソーシャルキッチン「BOND(ぼんど)」は、買ってきた食材が料理できる共用キッチン。レンジやケトル、トースターなどもデザインにこだわったおしゃれな家電がセレクトされています。調理台も広く、数人で並んで料理できるゆったりした造りで、料理をしながら「その料理はどうやって作るの?」「その調味料は何?」なんて会話が自然と始まりそう。

©︎lyf銀座東京
©︎lyf銀座東京

ジム「BURN(ばーん)」は、ルーティンの運動を1日も欠かしたくない!というストイックな人へ。一人でのトレーニングもいいけど、一緒に頑張る仲間ができればより楽しい時間になります。

るるぶ&more.編集部

ランドリールームの「WASH & HANG」には、全自動の洗濯乾燥機が3台。アイロンをかけたり、洋服を畳んだりする間にも「その服かわいいね」「次にアイロン借りていい?」と、コミュニケーションのきっかけが。

パブリック空間を共有しながら、まるで共同生活を送っているような楽しいつながりがあります。それでいて、客室ではしっかりプライベート空間を確保。この感じが居心地いいんです。

ホテルから徒歩で行ける、周辺のおすすめ観光スポット3選

ホテルは東京駅、銀座、日本橋へ徒歩5~10分ほど、地下鉄の駅が歩いて数分のところにいくつもあり、お出かけするのにとにかく便利な立地です。日本橋から銀座へと続く現・中央通りはかつての東海道で、通り沿いには江戸~明治時代から続く老舗もたくさん。ちょっと時間があったらホテルを出て、周辺を散策してみましょう。

【ホテルから徒歩10分】銀座三越

るるぶ&more.編集部

数多くのブランドが並ぶ地下1階「ギンザコスメワールド」、TOKYOモードを提案する3階婦人服フロア、世界が認めたブランドを多彩なスタイリングで提案する4階の編集ショップ「4th of GINZA」、グローバルな視点を持った日本の文化や工芸品を提案する7階の「ジャパンエディション」、8階には「ジャパン デューティー フリー ギンザ(空港型市中免税店)」などがあり、「銀座のランドマークとして上質な日常を創造する」ことをコンセプトに魅力あるモノ・コトを発信。

【ホテルから徒歩12分】歌舞伎座銀座ギャラリー

るるぶ&more.編集部

風格ある正面玄関が印象的な歌舞伎座に併設された、歌舞伎座タワー5階にある展示施設。特徴は体験型の展示方法。芝居に登場する舟や駕籠に乗れたり、傘や扇子、提灯といった小道具を持って花道や舞台で役者気分を味わえたり、歌舞伎の世界を体験しながら楽しく学ぶことができる。休館中のギャラリーの一部エリアを無料開放。通常より規模や展示を縮小しているが、新たな展示も登場し、歌舞伎への理解が深まる内容となっている。詳細は要問合せ。

【ホテルから徒歩15分】GINZASIX

るるぶ&more.編集部

銀座中央通り沿いにある銀座エリア最大級の複合商業施設。コンセプトは「Life At Its Best 最高に満たされた暮らし」。地下2階~地上6階、13階の一部には、世界を代表する6つのラグジュアリーブランドの旗艦店を筆頭にファッション、ライフスタイル雑貨、ビューティーのショップ、レストラン、カフェなど約240店舗が入店する。地下3階には能楽最大流派である観世流の拠点「観世能楽堂」、1階には国内外から訪れる人々の観光拠点となるツーリストサービスセンター、屋上には約4000平方mの屋上庭園もあり、多才な面を兼ね備えている。

リアルなおすすめタイムスケジュール

今回、ホテルを満喫するステイプランはこちら。ホテル周辺でランチやショッピングをしたり、地下鉄で観光スポットまで出かけたりしながら、ちょこちょこっとホテルに戻って出かけ直せるのが便利。夜はlyf主催のイベントに参加してみて!

【1日目】
11:00 2階のレセプション「SAY HI」で荷物を預けつつ、lyfガードに周辺のお出かけスポットを相談
12:00 日本橋でランチ&ショッピング
15:00 チェックインして、いったん部屋で荷ほどき
16:00 京橋駅から銀座線で浅草へ
19:00 ホテルのコワーキングラウンジ「CONNECT」で開催のイベントに参加
21:00 イベントで出会った人たちと銀座でもう一杯
23:00 就寝

【2日目】
7:30 カフェ・バー「REFUEL⁺」で朝食を購入、コワーキングラウンジ「CONNECT」で食べた後、そのままメールチェックなど
9:00  皇居や丸の内周辺をお散歩
10:30 部屋に戻りパッキング
11:00 チェックアウト後、荷物を預けておいて銀座へお出かけ
夜 帰りの交通機関の時間に合わせて、荷物をピックアップ

©︎lyf銀座東京
©︎lyf銀座東京

いろんな場所へお出かけしたり、ラウンジで交流を楽しんだりして、部屋でじっとしているのはもったいないから客室はベッド&シャワーで充分。そんな滞在をホテルから提案する「lyf銀座東京」。とはいえ、客室内にも楽しくて快適に過ごせる工夫がたくさんあり、このバランス感覚がちょうどいい、そんな人たちが集う場所です。価値観が同じ人が集まれば、自然と交流が生まれる。このつながりが、東京での滞在をより充実させてくれます。

■lyf銀座東京(らいふぎんざとうきょう)
住所:東京都中央区京橋2-5-4
TEL:03-3528-6505 
チェックイン/アウト:15時/11時
料金:1泊1室1万7500円~(税込、宿泊税とサービス料別)
アクセス:東京メトロ銀座線京橋駅からすぐ


Text:山下あつこ(アトリエshiRo)
photo:山下あつこ(アトリエshiRo)/lyf銀座東京

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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