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トゥルードン×ヴェルサイユのキャンドルの芳しい香りに誘われて、宮殿の庭園へと。

  • 2024.3.31

フランス革命前、パリ郊外のアントニーの製造所にて製造するキャンドルを宮殿に納めていたトゥルードン。1643年創業で、ヴェルサイユ宮殿同様に17世紀に始まった歴史をいまに歩んでいるメゾンだ。

3月半ばにトゥルードンが発表した新コレクションはその名も「Versailles(ヴェルサイユ)」。宮殿に思い浮かべる香りは人さまざまだが、トゥルードンのクリエイティブディレクターであるジュリアン・プロヴォが求めたのは宮殿の窓を開けた時に感じられる庭園の香りだった。調香師エミリー・ブージュによりクリエイトされたのは、爽やかなグリーンと輝くような花の匂いがミックスされた優雅で綺麗で、そして柔らかな光が感じられる香りだ。透明感が魅力のブルーの磨りガラス容器に納められている。ルイ14世が散歩もすれば、パーティも行い、こよなく愛した庭園。王の筆による「ヴェルサイユ宮殿の庭園のガイド」を入手して、時間をかけて歩いてみたいと気にさせる芳しい香りだ。

ルイ14世がこよなく愛したヴェルサイユ宮殿の庭園。キャンドルを灯し、そのフレッシュで麗しい香りに乗って宮殿の庭へと旅立とう。トップノートが牡丹、タイムの花、ミントのナチュラルエッセンス。ミドルノートがロマランのナチュラルエッセンス、月桂樹、月下香のナチュラルアブソリュ。ベースノートはナチュラルな樫の木(リサイクル木)、スイカズラ、ブルーアイリス。

ヴェルサイユのサイズは4つ。70g(42ユーロ)、270g(98ユーロ)、800g(250ユーロ)、ビッグサイズ(520ユーロ)

左: ディフューザー(180ユーロ)、レフィルは85ユーロ。右: この機会にキャンドルの「Cierge Solix Rex」 (65ユーロ)もインテリアに取り入れてみたくなるのでは?

新作発表のお披露目の会場に選ばれたのは、オルセー美術館裏手で18世紀建築の建物が立ち並ぶ通りでかつてフランソワーズ・サガンも一時期暮らしていたという個人邸宅。ブルーが印象的な室内のみならず庭、温室にもキャンドルが灯され、電気では味わえない揺らめく光の美しさで満たされて......。トゥルードンならではの宵のゲストたちは、チェロの演奏によりさらに感覚の旅へと誘われたのだった。

新作ヴェルサイユは7区の個人邸宅オテル・ドゥ・モンガスコンで発表された。下段左は、アーティスティックディレクター、ジュリアン・プロヴォ(右)とチェロ奏者Yu Lin Humm。彼女の奏でる音楽に乗せて、マルセイユをベースにするコレオグラファー&ダンサーのKarim Naarの踊りも見られた。photos: Mariko Omura

Trudon78, rue de Seine 75006 Paris営)10:30〜19:30(火~土)11:00~19:00(月)休)日www.trudon.com

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