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スタイリストも唸る、オトナ女子の魅力を底上げするハイブラアイテムのコーデ術

  • 2024.3.31

コロナ禍明けから、時代はハイブランドブーム! すさまじい値上げが止まらないにもかかわらず、幅広い年代が、ハイブランドアイテムをコーディネートにとり入れる時代が来ています。コロナ禍前の2、3倍の価格になっているものもめずらしくないなかで、コーディネートに1点ハイブランドアイテムをとり入れるとしたら、大人女性にはなにがベストなのか。今の時代、どのように使いこなすと魅力的に映るかをスタイリストの筆者がお話しします。

ハイブラアイテムを1点とり入れるなら、ずばりこれ!

大人女性がハイブランドアイテムを、コーディネートに1点だけとり入れるなら、ずばり“毎日使うもの”です。 日々の着こなしにおいて、あなたが毎日必ず使うものや、使用頻度が高いものはなんでしょうか? 必ずリングを身に着けるという人はリング。スニーカーを毎日のようにはいている人なら、スニーカー。仕事のときに、いつも同じバッグを使っている人ならバッグといったように、日常において使う機会が多いものでとり入れるのがベストです。

「具体的なモノじゃないの?」そう思った人がいるかもしれませんね。
先述したように、ハイブランドアイテムは、軒並み価格がすさまじいほど上昇しています。
もはやあれもこれもと誰もが気軽に買える時代ではなくなってしまったからこそ、人それぞれのライフスタイルにおいて、使用頻度が高いものにすることが、ベストなとり入れ方と言えるのです。
ひと昔前のハイブランドデビューアイテムといえば、財布やバッグといった革製品でしたが、今の時代はキャッシュレス。財布を持たない人もいたり、バッグも必要最小限のものだけが入れられる、小さいバッグを持つこともめずらしくないことから、これらのものが必ずしもベストアイテムとは言えない時代です。
Tシャツを欠かさず着ている人なら、ハイブランドのTシャツでも全然OK! とにかく、たんすに入れっぱなしにならないものを選ぶことがベストなんです。

じつはシリーズ使いは、今の時代に最も合わないとり入れ方

今の時代、どのようにハイブランドアイテムを使いこなすと魅力的に映るか。
最も避けるべきなのは“シリーズ使い”です。ジュエリーを例にお話ししましょう。

とあるリングを必ず身につけているとしたら、同じシリーズのピアスやネックレスをそろえたくなるでしょうし、なんなら、ピアス、ネックレス、ブレスレットと、シリーズすべてコンプリートしたくなりますよね。 しかしながら、ジュエリーのような小さなアイテムであっても、シリーズ使いをコンプリートすればするほど、服のコーディネートに悩むという問題がおきがちになるのです。 なぜなら、とり入れる数が多いほど個性が強く出るため、ほかのアイテムと合わせたときにケンカしやすくなります。 ハイブランドジュエリーならではのさりげなさが失われ、ゴージャス感だったり、服などほかのアイテムとのミスマッチによるチグハグ感が生まれてしまうのです。いいものをたくさん身につけているにも関わらず、ステキとはほど遠い着こなしができあがるのはこれが理由。 仮にアイテムちがいでとり入れるなら、同じシリーズは2つまでと覚えておいてください。これがアイテム同士のケンカを起こさないコツです。 それからもうひとつ。 いくらシリーズでそろえたとしても、例えば仕事をするうえでブレスレットはジャマになるからつけなかったり、激しい運動をよくする人なら、イヤリングは飛んでしまうからつけないことが多かったりすると、結局使わずじまいになりますよね。それなら、使う頻度が多いアイテムでそろえるほうが、余程ジュエリーが活きます。 仮にリングを欠かさず身に着ける生活なら、リングだけでコーディネートしたほうが、ぐっと洗練されて見えます。

より魅力的に見せるなら、異なるブランドアイテムでコーディネートしましょう。
例えば、右手人さし指にはブルガリのリング。右手薬指にはブシュロンのリング。左手中指には、右手薬指と同じシリーズのブシュロンといったように、異なるブランドをバランスよく合わせてとり入れることが、今の時代にはとても魅力的に映ります。

ハイブランドアイテムは、身につける量が多過ぎると今っぽさとはほど遠くなる着こなしになります。日常使いできるものを、少しだけ。ぜひやってみてくださいね。

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