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お笑いタレント・なべやかんの価値急騰お宝自慢!40年以上かけて集めたゴジラのソフビ

  • 2024.3.31
お笑いタレント・なべやかんのゴジラコレクション

そこにゴジラがある限り、買い続ける宿命です

小学校5年生で初めてゴジラを手にして以来、40年以上にわたりゴジラのソフビを集め続けているなべやかんさん。コレクションを収めた部屋には、東宝のゴジラシリーズをはじめ円谷プロのウルトラシリーズほかソフビや映画小道具がぎっしぎしに詰め込まれている。

「怪獣ソフビには初代〈マルサン商店〉から〈ブルマァク〉へ製造元の変遷があり、1期、2期、3期……と販売時期によっても価値が全然違う。でも明確に型番が残っているわけではないので、尻尾の微妙な形状の違い、ボディの素材の色とかペイントの発色とかを見極める。それこそ鑑定団の領域ですよね。
例えば〈マルサン〉製の1期発売品は当時350円だったものが、現在は100万円もの値打ちがついている。〈ブルマァク〉が海外向けに製造したハワイバージョンというのもあって、現在は30万円以上するらしい」と、素人にはいきなりマニアックな話だが、何千体というソフビを見てきたなべさんでも、過去には偽物を摑まされた苦い経験もあるという。

マルサン製の1期ゴジラのソフビ
1966年に発売された、マニア垂涎の逸品。現在の評価額はなんと100万円!「尻尾が大きく反り返っているのが一番の特徴で、1期以降、尻尾の反りが緩くなっていきます。これは通称キンゴジと呼ばれる『キングコング対ゴジラ』に登場したゴジラ。最近はゴジラと名がつけば買わないわけにはいかない。もはや使命感です(笑)」
ヒッポリト星人のソフビ
ウルトラシリーズに登場する宇宙人ヒッポリト星人。初登場作品は『ウルトラマンA』。「60〜70年代に作られたソフビのテイストを生かした数多くの復刻を手がけるソフビメーカー〈M1号〉社のもの。ここの作品はクオリティが高い!購入当時は6,000円ほどでしたが、この前ヤフオクで見たら10万円超えで取引されていましたね」
ゴジラのかるた
ソフビに限らず、「ゴジラ」と名のつくものは片っ端から集めているというなべさん。「これは1954年に販売されたもの。この年に映画第1作が公開されて以降、さまざまな関連グッズが販売されるようになりました。雑誌、付録、カードなど印刷物も山のように集めています」

「むしろ失敗の歴史ですよ。こればっかりは、とにかく数を見て経験値を積むしかないし、モノの良し悪しを見極めるためには偽物を知ることも大切。コロナ禍以降、海外のお金持ちが市場に参入してきていて価格の高騰ぶりは異常。ゆえに偽物が出回る率も上がっている気がします。最近のものは本当に良くできていて見分けが難しい。でも本物はねぇ、醸し出すオーラが違うんですよ」

お笑いタレント・なべやかんのゴジラコレクション

profile

なべやかん(お笑いタレント)

芸能界屈指のキャラクターグッズコレクター、特撮マニアとして知られる。ゴジラシリーズをはじめとする怪獣のソフビ人形のほか、ハリウッド映画の撮影小道具などマニアも驚くお宝グッズを集めている。

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