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全国で閉店続く【スイパラ】の最新フェア潜入! 「人気のないメニュー」が実はかなりおいしいと発見

  • 2024.3.30

甘いものが好きな人にとっては、まさに夢のような店である“スイパラ”こと「スイーツパラダイス」。スイーツ食べ放題チェーンとして人気を誇る同店は、現在、北は仙台から南は福岡まで全国19店舗を展開しています。

しかし、2016年頃から全国で閉店する店舗が増加し、同年から現在までで、新規オープンしたのが4店舗に対し、閉店したのは15店舗と、苦戦を強いられている印象があります。一方、23年9月には、19年3月をもって閉店した横浜ビブレ店を同施設に再出店させるなど、復活の兆しが見えているのも事実。

そんなスイパラが現在、フルーツ好きにとってはたまらないフェアをやっていると聞き、その実力を確かめるべく、取材に訪れました。

※価格はすべて税込
※メニューや価格などは3月下旬の情報です
※最新情報は公式サイトをご確認ください

目次

・スイパラ最新フェア「すいぱらひめ食べ放題」概要
・スイパラの待ち時間
・スイパラの客層
・「すいぱらひめ食べ放題」フルパラコースのメニュー
・「すいぱらひめ食べ放題」フルパラコース実食レポ
・スイパラの隠れたおすすめメニュー

スイパラ最新フェア「すいぱらひめ食べ放題」とは?

全国で閉店続く【スイパラ】の最新フェア潜入! 「人気のないメニュー」が実はかなりおいしいと発見の画像1
店舗の壁には、フェアをアピールするパネルが(C)サイゾーウーマン
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フルパラコース以外も対象に、いちごを使った商品が多く並ぶストロベリーフェスティバルというフェアも開催されていました(C)サイゾーウーマン
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取材時には、Vtuberグループ「にじさんじ」とのコラボも行われていたようです(C)サイゾーウーマン

そのフェアとは、国産ブランドいちご食べ放題第3弾として行われている「すいぱらひめ食べ放題」です。この「すいぱらひめ」とは、スイパラが21年、農家との直接取引を目指して立ち上げた「スイパラ農園」というプロジェクトの中で、「まるでスイーツのようないちごをつくろう」というコンセプトで開発されたいちご。

同チェーンのサイトの説明によれば、“このいちごの美味しさはたくさんのブランドいちご農家さんと契約しているスイパラ農園の中でも最強級”とのことです。

このすいぱらひめに加え、日替わりで品種が変わる別のブランドいちご、いちごのタルトやいちご大福などが、平日3,200円、土日祝3,500円(いずれも中学生以上の大人料金)の「フルパラコース」で食べ放題になるというのがこのフェアの内容。果たして、店名を冠したブランドいちごはどの程度のおいしさなのか、楽しみにしながら最寄りのスイパラへと取材に向かいました。

スイパラ、まさかの3時間待ちに衝撃!

同チェーンを訪れ、まず驚いたのはその人気ぶりです。焼肉などの食べ放題サービスを提供するチェーンにはそこそこ通っている筆者ですが、基本的に予約を取らずに店を訪れています。スイパラにも同じようなつもりで足を運んだところ、なんと3時間待ち。

この日は後にも予定があったため、一度取材を断念せざるを得ませんでした。後日、再び訪れると、この日もやはり3時間待ちで、店舗前にあった予約表に名前を書いて待つことに。後日調べると、スマートフォン向け専用アプリや、LINEなどから予約が可能なようでしたので、こちらを利用して訪れるのが無難かもしれません。

ちなみに筆者が訪れた店舗は、午前中から昼下がりにかけてはかなり予約が集中しているようでしたが、夕方からディナータイムは比較的予約が取りやすい模様。

スイパラの客層は若い女性とファミリー層が9割以上

その後、無事入店に成功。まずは店舗入り口にある券売機で食券を購入し、それを店員さんに手渡します。コース名が明記されたシールをもらい、それを袖口に貼ったところで100分間の食べ放題がスタートです。

フルパラコースでは店内に陳列されている飲食物すべてが食べ放題になるほか、店員さんにオーダーする形で、1皿(ファーストプレート)限定の「生搾りモンブラン【和栗】」、および食べ放題のフライドポテトも楽しむことができます。

なお、店内はスイーツ食べ放題ということもあってか、若い女性とファミリー層が9割以上で、筆者のような中年男性ソロは浮きまくる感じに。通常は店内写真もそれなりに撮影する筆者ですが、この中でパシャパシャ写真を撮っていると何かしらのトラブルが起きそうな気配を感じたため、取り分けた料理をメインに撮影するという方針に転換しました。

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食券を購入する券売機。同一グループは同一コースの注文が必要なようです(C)サイゾーウーマン
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袖口に貼るシール。ライブハウスのゲストパスを思い出しました(C)サイゾーウーマン

スイパラ「すいぱらひめ食べ放題」のフルパラコースは、タルト、大福、ゼリーなど盛りだくさん

早速、すいぱらひめなどが並ぶフルパラコース限定のコーナーに向かいます。この日は、すいぱらひめ以外に「恋みのり」というブランドいちごがあり、この2種類といちごタルト、いちご大福、いちごと柑橘類の入ったゼリーなどが置いてありました。以下、写真でその魅力をお伝えできればと思います。

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すいぱらひめ、恋みのり、いちごタルト、いちご大福をワンプレートで取ってきました(C)サイゾーウーマン
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すいぱらひめ。表面の光沢が食欲をそそります(C)サイゾーウーマン
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恋みのり。すいぱらひめと比べると若干ずんぐりとしたフォルム(C)サイゾーウーマン
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いちごタルト。いちごがどっさりのっています(C)サイゾーウーマン
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いちご大福。近頃、こういう果実が見えているタイプが多いですよね(C)サイゾーウーマン
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いちごと柑橘類の入ったゼリーや……(C)サイゾーウーマン
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くちどけチョコという名前の生チョコチックなものも置いてありました(C)サイゾーウーマン

スイパラ「すいぱらひめ食べ放題」フルパラコース実食、2種のいちごを食べ比べ

まず行ったのは、すいぱらひめと恋みのりの食べ比べ。すいぱらひめはゴージャスないちごの風味の中に、若干桃のような香りや食感を感じる味わいで、スイーツのようないちごという売り文句に納得できる逸品です。そのおいしさにどハマりした筆者は、おかわりを繰り返してしまいました。

一方、恋みのりは高級いちごのイメージそのままともいえる正統派のさっぱりとした風味が、いちご好きにはたまらない味わい。この2つのブランドいちごが心ゆくまで味わえるというだけでも、値段相応の価値は十分にあると感じた次第です。

濃厚な甘さの求肥やあんこと、いちごの酸味のマリアージュを楽しめるいちご大福もかなりレベルの高い味でしたが、一方でいちごタルトは底のタルト生地が少ししっとりした食感だったのが個人的にはちょっと△。もっとしっかりした食感のほうが、多くの人にウケそうな気がします。

続いて試したのは、店員さんにオーダーする形で食べられるモンブランとフライドポテトです。1皿限定となっているモンブランは相応のおいしさがありますが、いちごの食べ放題をする上では別に食べなくてもいいかな……というのが率直な感想。フライドポテトは揚げたてという点は評価できるものの、これといった特徴がないのが特徴という印象の味でした。

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1皿限定の「生搾りモンブラン【和栗】」。もちろんおいしいんですが、いちごの舌になっている時にはいらないかも?(C)サイゾーウーマン
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フライドポテト。揚げたてなのはうれしいんですがこちらもあえて食べなくても……と思いました(C)サイゾーウーマン

スイパラ、人気のないあのメニューが「隠れたおすすめ」だった!

その後、通常のコースでも食べられるスイーツの中から、いちごが使用されたものを片っ端からトライ。筆者的にはいちごと抹茶の風味がお互いを生かし合っている「抹茶と苺のケーキ」が、一番おいしく感じました。

おなかも膨れてきたところで、ラストに軽食コーナーにあったカレーやパスタにもチャレンジして〆ることに。正直、まったく期待をせずに食べたのですが、2種類あるカレーのうち「SPICYスイパラカレー」は、カルダモンの香りが強烈ともいうべきレベルで押し出されたスパイシーかつ本格的な味わいで驚愕。

しかし、ほとんどの人は甘口の「スイパラカレー」を食べていて、SPICYスイパラカレーは人気がない様子。ジャーの中にたくさん残っていたのには、少し悲しさを感じてしまいました。甘いものもスパイシーなものも両方好き! という方には、ぜひ試してもらいたい「隠れたおすすめ」ともいうべきメニューです。

パスタは茹で置きされた麺に6種類のソースをかけて食べるスタイルでしたが、どれも特筆すべき点はない無難な仕上がりでした。

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12時の方向から時計周りにプチストロベリームース、いちごのシフォンケーキ、苺とレアチーズムースケーキ、ラズベリームースケーキ、抹茶と苺のケーキ、ベリーのケーキ(とりわけがヘタで汚い見た目になってしまいました……すみません!)(C)サイゾーウーマン
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いちご練乳ロールケーキ、いちごゼリー、いちごとココアの焼き菓子(C)サイゾーウーマン
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左がSPICYスイパラカレー、右がスイパラカレーの合いがけ。SPICYはマジでおいしいのでぜひお試しを!(C)サイゾーウーマン
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6種類のソースをかけたパスタ。やっぱり麺が茹で置きというのもあって、それなりの味でした(C)サイゾーウーマン

ブランドいちごの食べ放題のほかにも、バリエーション豊かなスイーツが楽しめたスイパラの「すいぱらひめ食べ放題」。訪れた2日間とも数時間待ちとなっていたことからも、同チェーンが現在かなりの人気を集めていることは間違いないでしょう。再び店舗数を増やし、多くの人がこの幸せを享受できるようになるよう、今後も定期的に食べて応援したいと思います!

阿左美賢治(ライター)
中学3年生で体重100kgを超え、全盛期の30代前半には200kgを超えた業界最大級の巨漢ライター。焦って低糖質ダイエットを始め、150kgまで減量に成功したものの、近頃は再びリバウンド気味となっている。自宅で低糖質スイーツを作るのが趣味だが、コンビニやスーパーで見かける糖質たっぷりスイーツの誘惑に負けることも多々。

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