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職人が〝えんまべら〞で餡を炊く風景が思い出される練り羊羹。福島・二本松『御菓子師 玉嶋屋』の「玉嶋屋の本煉羊羹」。

  • 2024.4.1

あんこときなこをこよなく愛する3人の目利きが選んだ、お取り寄せしてでも食べたくなるご当地おやつ。毎日ひとつずつ、合計66点の名品の数々を紹介します。

職人が〝えんまべら〞で餡を炊く風景が思い出される練り羊羹。

「練り羊羹で感激したのはこれが初めて。昔ながらの製法を貫いているというのは、後にお店を訪れて知りました」(高)。元は二本松藩の御用達として徳川家に献上されていた羊羹で、今も製法を変えず、薪を焚いて生地を練り、竹の皮に包んで作られている。「周りがシャリシャリと糖化していることで、中のやわらかい部分が食べやすく、後味がとてもいい。職人さんが、えんまべらであんこを炊いている風景が思い出されます」(高)。賞味期限は常温保存で50日。1 棹¥900。注文は電話、オンラインショップから。福島県二本松市本町1‒88 0243‒23‒2121 7:45~18:00 月1回不定休

あんこときなこをこよなく愛する、目利き3名。

梅田なお実 Naomi Umeda 和菓子ライフプロデューサー・デザイナー

「毎日が和菓子日和」主宰。幼い頃、母のおはぎに魅せられて以来の筋金入りのあんこ好き。47都道府県のローカル和菓子を訪ね、その魅力を発信するイラストコラム執筆、和菓子と人をつなぐイベントプロデュースなどを行う。

高 由貴子 Yukiko Ko 和菓子ジャーナリスト

スタイリスト、編集者を経たのち、和菓子好きが高じてあんころりん名義で開設したブログが人気となり、『東京いとしの和菓子─あんころりんのおやつめぐり』(ソニー・マガジンズ)発売。至高のおやつは杵つきのつぶ餡豆大福。

畑 主税 Chikara Hata 『髙島屋』和菓子バイヤー

『髙島屋』全店の和菓子売り場を担当し、47都道府県の和菓子店に精通する敏腕バイヤー。名店の若旦那たちが集う恒例イベント「旅する和菓子」が『新宿髙島屋』で2024年2月15日(木)~19日(月)に開催された。きなこ愛も深し。

illustration : Tomoko Kuboi text : Yoko Fujimori (part of Hata), Yuko Saito (part of Ko), Mutsumi Hidaka (part of Umeda)
※掲載価格はすべて商品価格です。送料は原則的に別途必要になります。

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