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Vターンで安平移住。北海道の魅力を発信するインフルエンサーROYさんとは。

  • 2024.3.29

旅の情報はSNSで検索する時代。知らない町でも、SNSで魅力的に発信されていると、「次はここに行ってみたい!」と旅心がかき立てられます。

安平町で地域おこし協力隊として活動しながら、ゲストハウスを経営し、SNSで北海道の魅力を発信するROYさん。「1分で外さないスポットが見つかる」をコンセプトに、グルメからアウトドアまで、北海道に関する情報を発信しています。インスタグラムフォロワー4.3万人のインフルエンサーに、その原動力とこれからの展開について聞いてみました。

開設半年でフォロワー1万人!ROYさんっていったい何者?

Sitakke

——はじめまして、ROYさん。今日はよろしくお願いいたします!

こんにちは。よろしくおねがいします!

——ROYさんのインスタグラム、拝見しています。北海道各地でいろんなことをしていますね。とっても楽しそうですし、情報量が短い動画に詰まっていて、手早く魅力がわかるのもいいですね。

見ていただいて、ありがとうございます。「“旅”と“北海道”」の魅力を伝えるために開設したアカウントです。毎回、テーマを決めて各地へ取材・撮影に行き1分くらいの動画に編集しています。僕の場合はまとめ記事が多いですね。1泊2日の旅も50秒のリールにまとめるので、結構大変な時もあります(笑)。

——そもそもインスタで旅と北海道について発信しようと思ったきっかけは?

その前に、僕が旅に関わることになったきっかけから話しますね。
札幌で生まれ育ち、英語教師を目指して地元の大学に入学。大学生活を満喫していたのですが、ある日、ワーキングホリデーという制度があることを知り、休学してオーストラリアに1年間行ってきました。それが僕にとって人生初の海外。ついでに人生初の旅でした。初心者のくせに自転車でオーストラリアの東半分を1万キロ走破したんです。

Sitakke

——初海外が、自転車の旅。ずいぶん思い切りましたね!

それで旅の魅力に目覚め、帰国後、東京の旅行系ベンチャーでインターンを2年間、そのまま就職して社員を1年。その後、フリーランスとして独立して自転車で世界一周の旅を目指していました。ところが新型コロナウイルス感染症の蔓延で計画は頓挫。コロナ禍で大打撃を受けた旅行業界や生まれ故郷の北海道に貢献したいと思っていたときに、安平町が開催している「Fanfare〜あびら起業家カレッジ〜」に参加したんです。安平町が町をあげて移住の促進に取り組んでいることや、熱量みたいなものに魅力を感じて、移住を決断しました。それと時をほぼ同じくして、インスタで旅と北海道を発信し始めたんです。

——あっという間にすごいフォロワー数になったそうですが、驚いたんじゃないですか?

いえいえ。始める前に競合調査をしていたので、ある程度フォロワー数は伸びるだろうと予測していました。開設1年でフォロワー1万くらいの見込みでしたが、それよりは少し速いペースでしたね。

挑戦し続けるROYさんの“これから”

Sitakke

——安平町のゲストハウスは、古民家をD.I.Yで再生したと聞きました!大変だったんじゃないですか??

はい。築43年くらいの一軒家を購入し、構想から1年くらいで全面リノベしました。もちろん、僕1人では無理ですよ。たくさんの仲間が全国各地から駆けつけてくれて、デザインや施工も手伝ってくれました。作業期間は4〜5カ月でしたが、完成した時はすごく達成感がありました。

——あのお洒落な空間が手作りなんてすごいです!

本当に、周りの皆さんのおかげなんですよ。行動力のある人たちが多くって、僕もいつも、たくさんの刺激をもらって、学ばせて頂いています。人とのつながりって大事だなと思いますね。ワーキングホリデーを知ったのも、飲み屋でたまたま隣に座ったおじさんとの会話がきっかけでした(笑)

——ところで、これまで一番バズった投稿はなんですか?

小樽のスイーツまとめなんかは結構な閲覧数でした。札幌の情報はもちろん人気があるのですが、北海道にはまだまだ知られていない魅力的なスポットがたくさんあるので、そういった場所を紹介していきたいですね。

Sitakke

——SNSで発信していて、一番うれしいことなんでしょう?

やっぱり、フォロワーさんから「ROYさんの投稿を見て、行ってきました!」と言ってもらえるのがうれしいですね。

そもそも北海道への旅のハードルを下げるために情報を発信しているので、実際に行動を起こして来てくださるとうれしいです。

——今後も北海道のさまざまな魅力を発信していくと思いますが、安平を拠点とするのは変わらないんですか?

おそらく変わらないと思います。安平町でゲストハウスも経営していますし、新千歳空港や札幌、ほかのエリアにもアクセスが良くて、利便性の高さを感じています。また、安平町では今後、教育を中心にさまざまな展開をしていく予定なので、まだまだ可能性のある街だと思っています。

——これから先、安平町を拠点にどんな夢を描いていますか?

Sitakke
バイタリティ溢れる行動派のROYさん。これからの展望も気になります

昨年末、思い切って合資会社「旅と北海道」を設立しました。これまでの活動に加えて、より北海道の旅のハードルを下げるための仕組み作りを行って、どんどん北海道に旅人を呼び込もうと思っています。

——行動力抜群のROYさんですから、何でも実現できそうです。今後の活躍も楽しみにしています!

ありがとうございます!!

〜〜〜取材を終えて〜〜〜

インスタグラムで表情豊かに自ら体験する北海道の魅力を紹介しているROYさん。1本50秒のリールに、不思議とどんどん引き込まれていきます。それはROYさんの戦略だけでなく、動画からもあふれ出る人懐こさと親しみやすさなのかもしれません。お話を聞いていると、そのパワーで北海道の未来を明るくしてくれそうな気がしました。

***
文:菅谷環
Edit:Sitakke編集YASU子

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