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【開運パワースポット 関東】 水天宮:yujiさん・仁田さんの福めぐり第3回

  • 2024.4.1
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星の運行やエネルギーをひもといて星読みを行う大人気ヒーラー・yujiさんと、古くから地方に伝わる神話や伝統文化に造詣が深い旅ライター・仁田ときこさんの吉方取り連載の第3回。2024年、辰年に行くべき開運スポットを気ままに散歩しながらご紹介します。自分にとっての聖域「マイ プライベート サンクチュアリ」が発見できる、ささやかな指針になることを願って。

今回の福めぐりパワースポット「水天宮」

今回、福めぐりに訪れたのは東京・人形町にある有名な安産祈願スポット「水天宮」です。古くから子授けの神様として多くの女性に信仰されてきた神社ですが、「何やらほかにも多大なエネルギーがみなぎっていそう」と福めぐりツアーを敢行!
 
水天宮の御祭神は、宇宙のはじまりに現れた「天御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)」。日本の神々の祖先であり、万物の創造神です。また、平家一門の三柱とされる安徳天皇、建礼門院、二位の尼が祀られています。

福めぐりをするのはこの二人

yujiさん Profile

星読み係。ヒーラー。18歳でイタリアにわたり、ミラノでプロダクトデザイン事務所に勤務。その後、天から招かれるようにヒーラーの活動が始まり、書籍や講演、リトリートなど、幅広い分野で活躍。毎日星読みを行い、星からのメッセージを言語化して発信。『風の時代の未来予測』(講談社)をはじめ、著書多数。 photo/Takuro Watabe

仁田ときこさん Profile

編集ライター。古くから伝わる風習や祭祀、伝統工芸について雑誌やwebで執筆。最近では自身のカメラで撮影した写真とともに旅コラムを寄稿する。民俗学を学び、神話や伝統文化に造詣が深い。土地に根付くエネルギーとうまく付き合う方法を解説。 photo/Miho Kakuta

自分が主役に躍り出る、舞台のような装置

福めぐり3回目も前回同様に雨! さすが、水の気が強いyujiさんです。こうなったら、毎回の天気が楽しみになってきました。開口一番「いつも雨ですみません」と謝ってくださるyujiさんにほっこりする福めぐり一行。   さて、境内に入る前に息を呑むのが、美しいエントランス。まるで美術館のような入り口です。   yuji 「これは異世界へのゲートそのもの。くぐった先の境内は、外の街の喧騒とは無縁の世界です」   仁田 「屋根のある階段を上がった先に神社があるのも、なんだか舞台のような構造です」   yuji 「まさに、自分が主役になれるような神社ですね」

織田信長に仕えた宮大工のエキスパート

今回は特別に社殿に入らせていただき、しばしメディテーション。約3年かけて御造替(ごぞうたい)を行い、2016年に竣工した社殿は、宮大工の伝統的な技術がそこかしこに! (ちなみに、御造替とは社殿の位置を変えずに修復することです)   仁田 「わあ〜! 私、美しく修復された社殿を見ると、どこの会社が施工したか聞きたくなるタイプ(笑)。水天宮の境内も社殿も、本当に美しい! 伝統技術と現代的なデザインが絶妙に融合しています」

案内してくださった神職の方に伺うと、施工は竹中工務店!(社殿には欄干、御鏡に龍神さまがいらっしゃり、神様に願いを届けてくださるとのこと)   仁田 「マニアックな話ですが、今まで素晴らしい修繕をされた寺社仏閣で施工会社の名前を伺うたび、ダントツで挙がるのが竹中工務店なんです。この会社の始祖は織田信長に仕えた人で、たくさんの伝統建築を手掛けたんですよ。竹中工務店のなかには、宮大工の精鋭部隊がいるんです!」(興奮気味)   ちなみに、唐招提寺金堂、平城京、寒川神社、熱田神社などの修復も担当しています。

ご祈祷は神様からの福シャワー

yuji 「社殿に入った瞬間、光のシャワーを浴びているように気持ちいいですね。まるで浄化のミストです。これは、参拝に来たら、ご祈祷していただかないともったいない。ぜひ、神様の前に座って、福々しいエネルギーを浴びてほしいですね」   うっとりする福めぐり一行。目を閉じると、いっそう光のシャワーを浴びる感覚。   仁田 「私も水天宮でご祈祷を受けましたが、ほかで味わえないような神聖なものでした。神様とつながるための祝詞を真心を込めて読み上げてくださるのが伝わって、なんだか泣けてきて」   水天宮の吉田一博さん曰く「お一人お一人の願いの成就を神様に取り次ぐ気持ちでご祈祷させていただいています。安産や子宝を願って参拝する方のなかには、初めて神社を訪れる人も多いので。大切な機会をいただいたという思いでお迎えしています」と話します。   神様とつながるためにあげるのがご祈祷。水天宮を参拝したら、毎回受けたいものです。

生み出す力がみなぎる境内

さて、境内を散策すると、末社に雨を司る高尾神社、火を司る秋葉神社、火と風を司る火風神社を発見。   yuji 「どの末社も生み出す系のエネルギーですね。何かを排出する力を授けてくれる神様を祀っているのも、ここの生み出すパワーにつながっているのかも」   水天宮がこんなにも安産祈願で有名なのは、どこかの時代で「生み出す=安産」のエネルギーにつながったのでは?というのがyujiさんの見解。

仁田 「社務所で発見した絵馬の裏には、北極星と北斗七星が描かれています! かわいいですね」   yuji 「北極星信仰の神社は少ないので、珍しいですね。北極星は動かない中心の星です。ブレブレな自分の軸を、正しいところに定めたい人にもいいと思いますよ」

起業家やクリエイター、転機を迎えた人に

境内には七福神の一人である弁財天を祀った「寳生辨財天」(ほうしょうべんざいてん)も鎮座。芸能向上、学業成就、金運家運上昇、美、潤い、健康増進などにご利益がある女性の神様です。

yuji 「ゼロから生み出す力が強いから、自分で起業したい人やクリエイターに最高の神社。また、人生の転機を迎えている人にもおすすめです」   ちなみに、春は自分軸が開花する時期だそう。頭で「自分はこうだ!」と思っていても、実は思い込みであることも大半。本当の「魂の自分軸」を確立しやすいシーズンに、水天宮をお参りするのはさらに吉とのこと。

社務所には寳生辨財天のかわいい絵馬も用意。

yuji 「頭で好きだと思っていても、実は全く違うことって意外にあります。ハマッていた熱が覚めた、どうでもよくなった、というように。一定だと思っていたことも実は一定ではない。人はアップデートしていく生き物なので、新しいOSに従った方が楽なんです」   そういう意味でも、水天宮は“抗わない”ように導いてくれる存在だと話すyujiさん。いつの間にかつくってしまった自分の設定に固執するのではなく、魂が持つ自分の軸にアップデートさせてくれる。   yuji 「参拝することで、そのあとのタイムラインは書き換わるんです。何かに気づきたいと願って、お参りするのもよいと思いますよ。神社をカウンセラーみたいに頼ってみては? そういう下心があって参拝することは、間違っていないと思います」

クリアなパワーストーンをお供に

ちなみに、当日yujiさんの手首にあったのが、クリアなムーンストーンのブレスレット。普段は黒のパワーストーンをつけているのに、今回シラーが美しいパワーストーンに替わっていたのをめざとくキャッチ!
 
水天宮は「水」の気があふれる場所だけに、月の力が宿るやさしいパワーストーンは好相性とのこと。

福めぐりの処方箋

水天宮の参拝の心得

●参拝したらご祈祷も受ける
●自分軸を再設定したいときに行く
●何かを生み出したいときに行く
●クリアなパワーストーンをつけて行く
●白っぽいファッションで参拝

 【水天宮】 東京都中央区日本橋蠣殻町2-4-1
03-3666-7195
https://www.suitengu.or.jp

photograph & text:Tokiko Nitta
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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