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レストランのビアン・エルヴェで、「育ちの良い」肉、魚、野菜料理を。

  • 2024.3.29

パリっ子は赤身の肉を食べる回数を減らす代わりに、食べる時は肉のクオリティが確かで、価格が適正なレストランを選ぶようになっている。2016年に肉を専門とするビストロノミーレストランとしてオープンし、いまも賑わっているのがレストランが連なるパリ9区のリシェ通りの47番地にある「Bien Elevé(ビアン・エルヴェ)」。流行りのインテリアや流行りの何かよりも、良い素材とおいしさを一番大切にしている誠実さが食べ手に伝わる店だ。

左: 明るいブルーが目印。右: 感じの良い空間でランチ、ディナーを。photos: (左)Mariko Omura、(右)David Grimbert

飼育農家Châteauneufから届くアンガス牛の熟成肉。店の近くに熟成スペースを設けている。photo: Geraldine Martens

始まりは肉。いまは魚料理も野菜料理もメニューに並ぶ。

"正しく育てられた"という意味の店名が示すように、健全な環境で牛を育てているパ・ド・カレのFerme Châteauneufから届く肉は柔らかで味わいが深い。肉のソースは4種(ペッパー、肉汁、ベアルネーズ、ハーブ・チミチュリ)から、添え野菜は3種類(牛脂で揚げたフライドポテト、季節の野菜、小粒ジャガイモ)からのチョイス。この選択肢の多さは、常連にはうれしい。オーナーのArthur Lecompte(アルチュール・ルコント)はビアン・エルヴェの後、2018年に11区に「Bien ficélé(ビアン・フィスレ)」を開き、そして2022年にはビアン・エルヴェと同じ通りに炭火焼レストラン「Ardent(アルダン)」を開いている企業家。彼は最近では肉と同じ信条で選ぶ魚、野菜の料理もビアン・エルヴェで始めていて、時代の要求にこたえている。

左: ワインリストも充実しているので、シェアプレートとともに。右: 魚料理の前菜はサバとビーツのクリーム。photos: (左)@ilyafoodstoories、(右)Mariko Omura

素性正しい魚、肉。リーズナブルな価格でおいしい食事ができるビアン・エルヴェ。photos: (左)Geraldine Martens、(右)Mariko Omura

季節の素材を使ったデザート。たとえばキウイ、フォンテーヌブロー、アーモンドのアイスクリーム(写真左)のように、最後までおいしいビストロだ。ウィークデーのランチメニューは前菜+本日のメインまたは本日のメイン+デザートで22ユーロ。 ビアン・エルヴェ・メニュー(41ユーロ)はメニューから選ぶ前菜+メイン+デザート。photos: (左)Mariko Omura、(右)Geraldine Martens

Bien Elevé47, rue Richerr 75009 Paris営)12:00~14:30(月~木、土)19:00~23:00(金)休)日www.bieneleve.fr @bieneleve_paris

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