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【埼玉・川越】リノベーションで再生!昭和レトロな街角・旧大工町長屋へ

  • 2024.3.29

蔵造りの町並みで知られる小江戸・川越ですが、レトロな建造物をおしゃれな商業施設として再生したリノベーションスポットが次々と登場し話題を集めています。その一つが昭和30年代の木造建築を改築して誕生した「旧大工町長屋」。地元の人と観光客を結ぶ新しい魅力発信基地として賑わっています。

川越市のまちづくりイベントで誕生

古い看板もそのままに
古い看板もそのままに

川越観光の中心、一番街から南に少し外れた連雀町に「旧大工町長屋」が誕生したのは2022年のこと。市が企画したエリアリノベーションのイベント「第1回まちづくりキャンプin川越」の対象物件となったことが発端です。施設名の由来は、かつてこのエリアに箪笥職人などが多く、「大工町」の名でよばれていた歴史から命名されたとのこと。

骨董品店の跡は日本料理店に
骨董品店の跡は日本料理店に

しばらく空き店舗となっていた昭和30年代築の木造2階建ての長屋。リノベーションから運営を手掛けているのは建築士・荒木牧人さんが代表を務める「株式会社80%」で、メンバーは不動産会社やリノベーション会社の代表、飲食店主などによって構成されています。

こだわり野菜の料理とおでんで一杯

地元客で賑わう夕暮れ時
地元客で賑わう夕暮れ時

旧大工町長屋で営業するテナントのひとつが「すずのや おやさいとくだものとお酒と」です。店主の鈴木さんは旧大工町長屋を立ち上げた株式会社80%のメンバー。長屋の一角を占める元青果店だったスペースをリノベーションし、レトロとモダンが調和したおしゃれな居酒屋として再生しました。夕暮れ時になると地元客や仕事帰りの常連さん、ふらっと立ち寄る観光客などで賑やかな雰囲気に。

天井や壁を解体して開放的な空間に
天井や壁を解体して開放的な空間に

地元川越産を中心に旬の野菜を仕入れており、店内の黒板に記されたメニューには季節感の感じられる一品料理が並びます。数あるメニューのなかでも名物はしっかりダシが染みた自慢のおでん。単品200円~オーダーできますが、迷ったら選りすぐりの5品が味わえる「おすすめ5種盛り」が◎。日本各地から厳選した日本酒、焼酎の品揃えも充実しているので、観光帰りにゆっくり飲んでいきたいという方はぜひ。

おすすめ5種盛り1180円
「おすすめ5種盛り」1180円

■すずのや おやさいとくだものとお酒と(すずのや おやさいとくだものとおさけと)
住所:川越市連雀町27-1
TEL:049-272-7794
営業時間:14~22時(日曜は~20時)
定休日:月曜

浅煎りにこだわる自家焙煎コーヒー豆店

交差点の角にある小さな焙煎所
交差点の角にある小さな焙煎所

「Macky.coffee」は旧大工町長屋に2023年4月オープンした自家焙煎コーヒー豆店です。店内でフジローヤル3㎏窯の焙煎機を操るのは、「Mackyさん」ことオーナーの田村さん。かつてはコーヒーが苦手だったということから、自分で飲みやすいと感じる浅煎りの豆を中心に焙煎、販売しているとのこと。

屋外の休憩コーナーに描かれたイラスト
屋外の休憩コーナーに描かれたイラスト

Macky.coffeeで扱うコーヒー豆は、エチオピア イルガチェフェやホンジュラス ロニーガブリエなどすべてスペシャルティコーヒーです。豆売り100g~のほか、「ドリップバッグ」250円~も充実していて、人気イラストレーターのナガシまモモさんのイラストをプリントしたオリジナルのドリップバッグも。テイクアウトのみですが、ハンドドリップで入れた「コーヒー」500円~を味わうこともできます。

【ナガシまモモさんデザイン】ドリップバッグ4個セット1200円
ナガシまモモさんデザインの「ドリップバッグ4個セット」1200円

■Macky.coffee(まっきー こーひー)
住所:川越市連雀町27-1
TEL:非公開
営業時間:11~18時(土曜は~21時)
定休日:不定休

旧大工町長屋は、日本料理の連雀町たむらや、コワーキングスペースなどにも活用されています。東武東上線の川越市駅や西武新宿線の本川越駅と一番街との間にあるので、観光の際にぜひ立ち寄ってみてください。

Text&Photo:岩田衣織

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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