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義母の遺品整理で…口座にはたった『2,500円』!?→その後、連続するツケ払い地獄…義母が残した“借金額”に嫁は…?

  • 2024.5.15
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

身内が天国へ旅立った後、親族は悲しみにくれる間もなく遺品整理に追われることになります。中でも、遺品整理は大変! 預金口座からお金をおろすことも含め、何日もかかる大仕事です。

本記事では、「亡き義母が遺した驚愕のもの」についてご紹介します。

ピンポーン! 玄関でインターフォンを鳴らしたのは…

こちらのエピソードは、40代の女性が教えてくれました。

 

これは6年前、同居していた義母が亡くなったすぐ後のお話です。

葬儀も無事終わり、1週間が過ぎた頃でしょうか。私と夫は義母の遺品整理に追われていました

整理している最中、引き出しから銀行の通帳が何冊か出てきたので、急いで銀行をあちこち駆けまわりました。亡くなった人の口座は早く手続きをしないと凍結されてしまい、お金が引き出せなくなるので、必死でした。

夫と手分けして銀行を回りましたが、それでも亡くなって人の預金口座を確認するのには想像以上に時間がかかりました。

朝出発したのに、帰宅したらもう日が暮れていてびっくり。ヘトヘトです。

それでも銀行は何ヵ所もあったのですべての銀行を1日で回り切ることは不可能でした。数日がかりでなんとかすべての銀行で手続きを終えたのですが、引き出せたお金は結局たったの2,500円。

義母は長年通帳を記帳できておらず、残高がわからなかったので仕方ないと言えば仕方ないことなのですが、かなり消耗しました。

あとは義母の衣類を片付ければ遺品整理も終わり、というところまできたある日、「ピンポーン!」とインターフォンが鳴りました。

誰だろう? そう思って玄関に出てみるとそこには魚屋さんが

「〇〇鮮魚店です!」

と元気に挨拶されたものの、私には何も頼んだ覚えがなく、首を傾げてしまいました。すると、その魚屋さんが言ったのです。

お母様が亡くなられたと聞きました。この度は誠にご愁傷様です。こんな時に申し上げにくいのですが、支払いが滞っていまして。支払いをお願いできますか」

なんと、義母は魚屋さんにツケをお願いしていたのです。しかも、その金額は約3万円! ずいぶん高額で、もうビックリしてしまいました。

本当に義母がそれだけの金額を使ったのかわかりませんでしたが、もう本人は亡くなっていますし、どうしようもないのでお支払いしました。

今の世の中でも魚屋さんでツケ払いってあるんだ……と驚いていると、それから数時間後にまた「ピンポーン!」

嫌な予感がしつつも玄関に出ると、今度はクリーニング屋さんが。そんなまさか、と思っていたら、クリーニング屋さんも言いました。

お母様が亡くなられたとのこと、この度は誠にご愁傷様です。こんな時なのですが、支払いが滞っていまして……。支払いをお願いいたします」

また!? 驚愕しつつも今度は15,000円をお支払い。

さすがにもうないだろう……もうこれで終わりにしてくれ……と思っていたのですが、次の日、またまた「ピンポーン!」

半ば溜息をつきつつ玄関に出てみると、今度は知り合いのおばさんが……。

お義母さんが亡くなるなんて本当にビックリよ。私もショックでね。すごく仲良くしてもらってたから。片付けなんかで色々大変でしょう。で、本当に言いにくいんだけど、お義母さんが私から果物を買っているのよ。そのお代金をまだ頂いていなくてね。払ってもらえるかしら」

ご近所さんにまでツケをお願いしていたの、お義母さん!? 今度の請求額は6,000円。

義母と仲良しだったのに6,000円はやっぱりオマケしてくれないんだ……と思いながら払いました。

結局、「口座にあったお金2,500円-魚屋さん代30,000円-クリーニング屋さん代15,000円-果物代6,000円」で、48,500円のマイナスです。

身内ですから仕方ありませんね。しかし、大変驚いた出来事でした。

義母は生前少しお金に困っていたようで、私も何度か「お金を貸してほしい」と頼まれたことがありました。今回の経験を踏まえて、自分は絶対に死後子どもに迷惑をかけたくないと考えました。私や夫の死後、子どもたちに魚屋さんの代金を払わせたくはありませんからね。しっかり終活しておこうと今から思っています。

「立つ鳥、跡を濁さず」の精神で

ツケをお願いしていた支払いをそのままにして亡くなってしまったお義母さん。預金口座にお金がなかったために、支払いが後回しになってしまっていたのでしょうか。

お金のことは死後大きな問題になりかねませんし、「立つ鳥、跡を濁さず」の精神で旅立ちたいですが、なかなか難しいのかもしれませんね。



提供:専業主婦/40代女性

※この記事では媒体で募集した体験談を掲載しています