社会人になり新しく習い事を始めた方もいるのではないでしょうか? 趣味を通して、学生時代とは異なる人間関係を築くのは楽しいことですよね。しかし、中には非常識な振る舞いをする人もいるようで……。
本記事では「英会話教室で出会った中年男性のびっくりするような行動」についてご紹介します。
雑談で会社名を口にしたら…
こちらのエピソードは、50代の女性がくわしく教えてくれました。
これは、30年ほど前、私が20歳のときの話です。
社会人になり会社に勤めて間もない頃。「社会人になってお給料をもらうようになったし、なにか習い事を始めたいな」と思い、帰り道の途中にあった英会話教室に通い始めました。
同じクラスには、私の父母より少し年下、30代後半のカップルも。毎週顔を合わせていたので、お教室に慣れるにつれ、授業の前後に2人と雑談を楽しむことも増えてきました。
ある日のことです。いつも通り雑談をしていたところ、会話の中で勤め先に関する話題になりました。
2人がそれぞれ自分の仕事の話をしてくれたので、私も「〇〇社に勤めているんです」と軽い気持ちで口にしたのですが……それが思いもよらぬ事件に発展しまいました。
雑談をしてから数日後、なんと、突然私の会社の受付にカップルの中年男性だけが現れたのです!
「手紙を渡したい」と彼が言うので、「手紙? 何だろう?」と不可解に思いつつも一応受け取りました。
帰宅して開封すると、手紙の内容はまさかのラブレター!正直、わけがわかりませんでした。
だって、父とさして変わらない年齢の男性です。20歳の私が彼を恋愛対象として見るなんて、発想すらありませんでした。また、自分が彼から恋愛対象として見られるなど考えたこともなく、とても気持ち悪いと感じました。しかも、その男性には彼女がいて、一緒に英会話教室にまで通っているのに。
嫌な気分になり、そのラブレターは即座に破り捨てました。
それで一件落着……と思いきや、数日後、今度は会社に電話がかかってきたのです。
代表電話からの転送で電話に出たところ、用件は仕事のことではなく「今度、美術館かどこかへ一緒に出かけませんか?」というデートのお誘い!
わざわざ会社の電話番号を調べて電話をしてきたの!? と気持ち悪くなり、「出かけることはできません」とその場でお断りしました。
私の電話対応が冷たかったからか、その男性は「あれ? 怒ってます?」などと聞いてきます。当たり前だろうが! まさか喜ぶとでも思ったのでしょうか。
雑談の途中で会社名を口にしただけで勤め先の住所を調べて直接やって来たり、番号を調べて電話をかけてきたり……そんな非常識な行動をとって怒らないと思うほうがどうかしています。しかもこちらは仕事中ですよ。
ストーカーとして通報されてもおかしくありませんよ。当然、はっきりと「怒っています」と伝えました。
私の態度で拒絶が伝わったのか、それ以後、彼が私にコンタクトをとろうとすることはなくなりましたが、今思い出してもゾッとする出来事です。
そのアプローチ、怖いです
雑談の中で耳にした会社に突撃してしまう中年男性……あまりにも非常識な行動にびっくりしてしまいますね。投稿者さんが大きなトラブルに巻き込まれなくて何よりでした。
例外はあれど、投稿者さんのように、多くの20歳前後の女性は、自分の一回り以上も歳上である中年男性と恋愛関係に発展する可能性など、全く想定していないケースがほとんどです。
もちろん同年代であっても、このようなストーカー的行動は相手を怖がらせます。自分の身勝手なアプローチ行動が、相手を不快にさせているだけでなく、恐怖心を与えかねないのだという認識を、改めて深めてもらいたいものです。
提供:50代女性・20歳の頃の話
※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています