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子供、絶対に近づかないで 警備会社の注意喚起に「確かに危ない」「これ本当に大事」【犯罪予防】

  • 2024.5.17
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

「お化けが出るからそっちは行っちゃだめだよ」と、子どもにそんなふうに声をかけたことはありませんか?

ボディガード専門の警備会社「ボデタンナビ」代表である、日本のボディガード・身辺警護歴28年(@bodetan)さんが「お化けが出そうな所に近付いてはいけない」の理由についてX(旧Twitter)に投稿すると、1.9万いいねが集まり(2024/5/11時点)、「確かに怖い」「危険をわかりやすく伝える手段」「近付いてはいけない」と話題になっています。

いったい「お化けが出そうな所」にはどんな意味が込められているのでしょうか。

話題の投稿がこちら!

犯罪が起こりやすい場所として「子どもが近付いてはいけない場所」=「お化けが出そうな所」というのはわかりやすいですね。

たしかにお化けが出そうな所は、暗くて人目につかない所。本当に怖いのはお化けではなく犯罪を犯す人間というのも頷けます。

犯罪についてまだ理解のできない子どもには、「暗い所や人の少ない所は、お化けが出て怖い目に遭うから行っちゃダメだよ」と言葉をかけると、怖くて避けてくれるかもしれませんね。

子どもを犯罪から守るには

投稿者さんに、防犯対策について詳しくお伺いしました。

---とてもわかりやすい例えでした。例にあがっていた廃屋、山奥、暗いトンネルのほか、住宅街や街中などで注意すべき場所はありますか?

「ほかにも夜の公園や裏通り、路駐車の近くなどキリがありませんが、これらには人の目が届かないという共通点があります。目撃や通報されにくい場所は、犯行に最適なのです」

---犯行が行われるのは人目につかない所ですもんね。

「ただし犯行の前段階、つまり標的を選ぶのに適しているのは人が多い場所です。獲物の物色と犯行現場では、環境が真逆ですが、この矛盾が消えるのがショッピングモールなど大型施設の公衆トイレです」

---大型施設だと安全だと思いがちですが、気を付けなくてはいけない場所もあるわけですね。

「また実際の空間だけでなく、SNSなどネット上も2つの条件が揃った空間であり、実際に事件が多く発生しています」

---子どもに身近になったこともあり、ネット上の犯罪は増えているようです。防犯対策として有益なものは何がありますか?

子どもを狙う犯罪の場合、常に主導権は犯罪者にあります。防犯ブザーやエアタグなどで、多少リスクは下がりますが、持たせるだけで事足りる防犯グッズは存在しません

---防犯グッズとはいえ完璧に守れるわけではないということですね。

「つまり大人が同伴する以外に、人気のない場所で子どもを守る方法はありません1人のときを狙われたらアウトであり、犯罪者は1人のときを狙っています

---子どもを守るためにも、危険な場所はどういう所なのか、子どもを1人にしてはいけないということを改めて考えさせられました。

多数の納得の声

こちらの投稿には、さまざまなコメントが寄せられました。

妖怪や幽霊などのミームは、昔から子どもに周囲の危険をわかりやすく伝える手段だったのではないか、と思います
これ、俺が小学生のときに配られてたプリントには怖い場所、お化け出るよ〜みたいな表記で実際書かれてた記憶ある...子供だったらそれで怖がって近付かないだろうし分かりやすいよねって事だったのかなと
''お化けが出そうな所''と共に、''お化けが出そうな時間''も同じ意味で使えますね
そっちはお化けが居るよ!1人になったらお化けに連れて行かれちゃうよ!って言うのめっちゃ使ってる
子供の頃に近所にボロい倉庫があって、子供達の間では「夕方になると男の幽霊に引きずり込まれる」と噂があった。まあ生きてる変質者だったんですけどね。
【お化けの出そうな所】には近づいてはいけない、ですよね。

子どもに何かあってからでは取り返しがつきません。今一度危険な所を再確認し、子どもを犯罪の危険から守っていかなくてはいけませんね。



取材協力:日本のボディガード・身辺警護歴28年(@bodetan)さん