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結婚式で…数学教師から『30,011円』のご祝儀!?私「11円?え?」→後日明かされた“30,011円の謎”に「すごい!」

  • 2024.5.11
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出典元:PIXTA(※画像はイメージです)

結婚式のご祝儀は、新郎新婦への祝福の気持ちを表すための一つの形です。ご祝儀の包み方や渡し方、金額にはマナーがありますが、ときには変わったご祝儀もあるようで…。

本記事では、結婚式に数学教師から受け取った「謎めいたご祝儀」についてご紹介します。

数学教師からのご祝儀は30,011円!?

こちらのエピソードは、元高校教師の30代女性から教えてもらいました。

 

4年前、私たち夫婦が挙げた結婚式での出来事です。

4年間付き合った彼と結婚することになった私。当時は高校で教員をしていたので、式には勤務校の校長や教頭、先輩の先生方、同期を招待しました。

式が終わり、受付を頼んでいた友人がご祝儀を持って来てくれました。

「ありがとう」と受け取ろうとすると、友人は「学校の先生ってやっぱり変わっているね」と言うのです。そして、友人は私の同僚である数学の男性教師からご祝儀を受け取ったときの話をしてくれました。

数学教師は、ご祝儀を友人に渡す際「本日はおめでとうございます。僕の祝儀には謎があるので、〇〇先生(私)に謎を解いてくださいとお伝えください」と言ったのだそうです。

え?ご祝儀に謎?どういうことだろう…と思いながらもそのときはとりあえず受け取り、友人にもお礼を伝えました。

後日、あらためてその先生のご祝儀を開けたところ、30,011円が入っていました。

ご祝儀の相場は3万円なので、金額としては妥当なのですが、なぜか十円玉と一円玉が1枚ずつ…。

どういう意味だろうと、夫と一緒に考えてみたもののわかりません。語呂合わせなのか、小銭を入れることに意味があるのか…結局謎は解けませんでした。

翌日、学校でその先生と会ったときに「答えを教えてください」と言ってみたところ、「素数です」と一言。

素数とは1とその数自身でしか割り切れない数のことです。先生は、続けて「よく割り切れないから縁起がいい奇数の30,000円っていうけど、普通に2で割り切れるよね。だから、僕は割り切れない素数にしたんだ」と誇らしげに言っていました。

答えを教えてもらったときは、なるほど!すごい!と思った私。しかし、やっぱり数学の先生って変わっているな…とも思いました。

普通はそこまで考えないしこだわらないし…むしろ11円もらったほうが受け取った側としては謎が残ってモヤモヤするのでは…。

とはいえ、祝福していただいたことには変わりないので、有難くいただきました。

素数の美しさ

数学者のなかには、素数に美しさを感じる人も多いのだとか。その数学の先生も素数の美しさに魅了された1人なのかもしれませんね。

とはいえ、30,011円を受け取った側からすると、11円には何の意味があるのだろうと悩んでしまいそう。投稿者さんは答えを教えてもらいましたが、答えがわからなかったら、しばらくモヤモヤが続いてしまうかもしれませんね。

「素数ご祝儀」を渡す場合は、お相手や関係性をよく考えてからのほうがよさそうです。



提供:元高校教師/30代女性

※この記事では媒体で募集した体験談を掲載しています