ローマ字や漢字、アラビア文字など、世界にはさまざまな文字があります。日本で使われる漢字と平仮名は、深い関係でつながっていることをご存じでしょうか?
れーか(@HtLj0318)さんが、中国人の先生が書いた“ある漢字”に感動したことをX(旧Twitter)に投稿すると、6,6万いいねが集まり(2024/5/2時点)、「すごい!」「納得」「感動を覚える」と話題になっています。
多くの人が驚き、感動した漢字とは何だったのでしょうか?
話題の投稿がこちら!
中国人の先生が黒板に書かれた“平安”の“安”、すごく「あ」で感動した。 pic.twitter.com/ZaB5ajzux9
— れーか 中国語=爱人 (@HtLj0318) April 30, 2024
草書で「平安」と書いた中国人の先生。「安」の字が平仮名の「あ」の形そのもの!
それもそのはず、元々平仮名の「あ」は、漢字の「安」からできているのです。中国から伝わった漢字の「安」を、行書体や草書体で書き崩して書かれるうちに「あ」が生まれました。
このようにして日本で平仮名が広がったのは、平安時代といわれています。中国人の先生が書いた漢字が平仮名に見えるのには、歴史を感じますよね。
驚きや感動の声!
こちらの投稿には、さまざまなコメントが寄せられました。
平仮名が生まれる瞬間に立ち会った!
すごい!!なんか感動を覚える
(あ)だー!!!!!!!
すごい!この変化絶対無理あると思ってたのに!
元々字源なんだけど中国の方が書いてそうなるってのが感動ですね
「な」の由来が「奈」なのも納得。崩して書いたらそうなる。すごい
書道で草書やってるけど楽しいよぉ
草書が崩れていったのが平仮名
せ(世)、や(也)、ふ(不)とか分かりやすいのでは
知識としては知っていたけど、実際に見てようやく納得できたという方が大勢いました。
漢字を崩して簡単に書いたことによって生まれた平仮名。このように見ていくと、文字の成り立ちや変化は興味深いものがありますね。
取材協力:れーか(@HtLj0318)さん