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タイからカンボジアへ移動中、何度もトラブルに見舞われた日本人が「これもいい思い出」と思えたワケ

  • 2024.5.27
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今回は、Takioさん(54歳・会社員)が実際に体験されたエピソードをご紹介します。

2014年、Takioさんはタイからベトナムのホーチミンへ向かって移動していたそう。その日はひとまず、タイからカンボジアのプノンペンにバスで向かう予定でしたが、移動中に数々のトラブルに見舞われることに…。日本では考えられない、海外のバストラブルとは?

まずは、タイからカンボジアのプノンペンへ!

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2014年の4月、タイのバンコクからベトナムのホーチミンへ向かっていた途中の出来事です。

その日は朝にタイのトラートを出発し、バスでカンボジアのプノンペンを目指す予定でした。バスに乗り込むと、車内のあちこちに中国語の表記が。どうやらこの車両は中国製の中古バスだったよう。

プノンペンへは遅くても夕方には到着する予定だったのですが、バスは途中で数々のトラブルに見舞われ、到着時刻を大幅に過ぎてしまうことに…。

バスが動かない…

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バスが走り出し、山に入ると、突然停車。なんとエンジントラブルで止まってしまったのです。ラジエーターの問題だったようで、運転手が川から汲んできた水を補給すると1時間後くらいには無事に出発することができました。

やれやれと思っていると、すぐに次のトラブルが発生!エンジンが突然止まってしまい、バスは道端に停車してしまったのです。先程のトラブルとは違い、今度は深刻な様子。しかもこの時期の現地は、1年でも一番暑い時期だったため、車内にいると汗が吹き出してきました。

仕方なく車内から出て木陰で休んでいると、運転手や近くの野次馬たちが修理に取り掛かり出し、2時間ほどが経過。すると、男性の乗客たちが呼ばれ、私を含めた男性の乗客全員でバスを押すことになったのです。

これも旅のいい思い出

バスを何度か押していると、ついにエンジンが始動。その瞬間、乗客たちから歓声が沸き上がりました!そして、なんとかバスは出発したのですが、プノンペンに着いた時はすでに辺りは真っ暗な状態に。とても疲れた1日になりましたが、これもまた旅のいい思い出と思えた出来事でした。

日本でバスが動かなくなった場合は、近くの営業所から代わりのバスを呼ぶのが当たり前かもしれません。しかし、ここは途上国。運転手兼メカニックでもある、現地の方のたくましさを感じました。



提供:Takioさん(54歳・会社員)

※記事内の画像はイメージです
※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています
※記事内の情報は体験者の渡航時および記事執筆時点の情報です