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「相手の話が長い時、どうしてる?」みんなの話を切り上げるコツ、教えます《マナー講師監修》

  • 2024.5.1
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新年度が始まり、気づけばもう5月。新しい環境に身を置いたり初対面の方とのコミュニケーションが増えたりしている方もそろそろ慣れてきた頃でしょうか。今回はそんな中でちょっと困っちゃうことについて調査しました。

それは「話が長い人への対応」。相手の気分を害することなく、スムーズにかわすことができたらいいのに…と思う、そこのあなた。全国の100人がどのように振る舞っているのか聞いたので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

全国100人に聞きました!「相手の話が長くて困った経験がありますか?」

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画像制作:TRILL

「ある」と答えた方は79%。回答者は20代が19人、30代が34人、40代が32人、50代が11人、60代が4人です。およそ8割の方が相手の話を長いと感じ、困った経験があるということで、これは立派な「あるある」のお悩みと言えるのではないでしょうか。なぜ困ってしまったのか、理由も聞いたので早速、見ていきましょう!

時間がないのに…!

理由の中でも多かったのが、もう業務時間外なのに、または次の予定があるのに、つかまってしまったというもの。これは仕事でもプライベートでもよく聞く理由のひとつかもしれませんね。

就業時間が過ぎているのに終わらなくて焦りました。(46歳・医療事務)
次のお客さんの約束があるのに話が終わらなかった。(33歳・会社員)
子供のお迎えの時間が迫っているのに、帰らせてもらえなさそうだった。(38歳・ライター)
時間指定の荷物が届く日で早く帰りたいので困りました。(39歳・主婦)
マンションの玄関で管理人さんに話しかけられ、話が想像以上に長く電車の時刻がせまっていたのであせった。(61歳・無職)
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出典:PIXTA

相手の話すテンポや内容が合わない…

次に多かったのが、聞いたことのある話を会うたびに何度もされてしまったり、ひとつの話が長かったりと、相手の話すテンポや話している内容に興味を持つことができなかったという意見でした。

同じことをエンドレスで何回も何回も話された。(50歳・会社員)
すでに聞いたことがある話だった。(34歳・会社員)
自慢話ばかりされた。(49歳・会社員)
職場の先輩の自分語りに苦労しました。特に共通の話題が無かったので話を合わせるのが大変でした。(44歳・自由業)
こちらが言葉を話す暇を与えないくらいのマシンガントークが止まらないことがあった。(25歳・パート)

どんな風に切り抜けてるの!?

話好きな方につかまってしまった時、相手の気分を害さないように、かつなるべく早く切り上げたいもの。

人によっては話をうまく逸らしてみたり、切り上げるために「また連絡します」「今日はお会いできてうれしかった」「もっとお話ししたかったんですけど、ちょっと用事があるので」など、はっきり伝えられる方もいるかもしれませんが、それが苦手な方もいますよね。

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出典:PIXTA

ふんわりと時間がないことを匂わせたり、その場から離れる口実を探して逃げたりしても、その手が通じなくなってしまうシーンもあるでしょう。そんな時、どう対応すると角を立てずに切り抜けられるのか、マナー講師の末永さんからプロ視点のアドバイスをいただいているので、あわせて参考にしてみてくださいね!

察してほしい…派

「こちらが困っていることが伝わると、お相手を傷つけてしまうことにもなりかねないので『察して』のコミュニケーションはできれば避けたいもの。シンプルに言葉で伝える姿勢は大切です」(末永さん)

時計をチラチラ見る(40歳・会社員)
携帯を見て何か用事があったことを思い出したフリをする。(37歳・パート)
表情に出す。困った様子を醸し出す。(47歳・会社員)
相槌も打たずただじっとしている。(43歳・自営業)

とりあえず退避!派

「場所を変えることは、話の流れを変えたり終わりにしたりするために有効な手段です。お話しながらでも移動する、次の作業に取りかかるなどができる場合は取り入れてみましょう」(末永さん)

会話の切れ目に少しずつ歩き出す。席にさえ着いてしまえば仕事に取り掛かれるので。(35歳・パート)
取引先から電話が来たと言ってその場を立ち去ります。(39歳・会社員)

ぜひ、実践してみて!

いかがでしたか?ぜひ末永さんのアドバイスをもとに、今後もし困ってしまう機会があったら、実践してみてくださいね!

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画像制作:TRILL

調査方法:インターネットサービスによる任意回答(自由記述式)
調査実施日:2024年4月1日
調査対象:全国の20代~60代
有効回答数:100

 

※記事内の情報は記事執筆時点の情報です
※記事内の画像はイメージです
※シーンなどによってマナーが異なる場合があります



監修:マナー講師 末永 貴美子
実業家の祖父、茶道家の祖母を持ち、幼少期は800坪の日本庭園のある屋敷で過ごす。主宰する長期マナー講座「Lei美人塾」は14期連続満席、SNSの総フォロワー数は14万人を超える。2023年9月に初の書籍「ふだんのふるまい帖 ふつうに生きているだけで、一目置かれるひとになる」を発刊(2023年3月時点3刷り)。