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実は東と西で全然違う!暮らしてみないと気づけない、家にまつわる驚きの契約ルールとは

  • 2024.5.8
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出典:PIXTA

こんにちは。トラベルライターのけんちょです。

20年以上を大阪で生まれ育ち、現在は東京在住の筆者ですが、初めて東京で暮らし始めた時にはその違いに驚くことがしばしばありました。言葉の違いやマインドの違いなどもその1つですが、東京と大阪の違いで驚いたものに、賃貸物件の商習慣の違いがありました。今回は両方の都市で暮らしてみるまでは意外と気が付かない、西と東の賃貸契約の違いについて紹介したいと思います。

契約更新料の相場が違う

東京と大阪の賃貸契約の違いの中で特に驚いたのが、契約更新料の有無です。東京の物件では2年ごとに賃料の1ヶ月程度の契約更新料を支払うことが一般的な慣習だと思います。一方で実は大阪には更新料の慣習はなく、更新料はゼロなのです。2年ごとに更新料を支払う必要がない大阪、ちょっと羨ましいですよね!

礼金の相場が違う

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出典:PIXTA

大阪は契約更新料がかからない分、初期費用に含まれる礼金が東京より割高な傾向にあります。東京の礼金の相場は多くの物件で賃料の1ヶ月分ですが、大阪では賃料の2ヶ月分が相場となっています。更新料がかからない分、初期費用が少し割高なのが大阪の慣習の特徴のようです。

保証金・敷引きという独自の慣習がある

保証金・敷引きは西日本独自の慣習です。通常、入居者が物件を借りる時に支払う費用として敷金・礼金がありますよね。大阪でも敷金・礼金は一般的な慣習ですが、一部で保証金・敷引きのルールが採用される場合があります。

関東の人にとっては聞き馴染みのない保証金・敷引きのルールですが、保証金とは物件を借りる際に預けるお金のことで、敷金とほぼ同じ意味を持つ言葉。ただし必ずしも同じように扱われるとは限らないので、そこは要注意です。そして敷引きとは預けた保証金の一部を返金しない特約のこと。つまり保証金から敷引きを引いた金額が契約終了時に戻ってくるお金ということになります。

今では大阪でも敷金・礼金の仕組みが一般的になり、保証金・敷引きはかなり少なくなっているそう。

家賃相場が違う

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出典:PIXTA

東京と大阪では商習慣にも違いがありますが、何よりもその違いに驚くのが家賃相場です。大阪府で最も賃料の高い大阪市中央区の家賃相場が約7.3万円なのに対して、東京都で最も賃料の高い千代田区は約13.8万円とその差は2倍近くにもあがります。

もちろん地域や間取り、築年数などによって賃料は前後するため一概には言えませんが、筆者の肌感でも東京の方が1.5倍以上は高いような印象。逆に大阪は日本有数の大都市ですが、賃料が安く住みやすい街だと思います!

地域によって違いはさまざま

いかがでしたでしょうか。実は同じ日本国内であっても、東京と大阪で不動産の賃貸契約について、こうした商習慣の違いがあるのもおもしろいですよね。今後、引っ越して住む地域が変わるという方は、その地域ならではの商習慣をきちんと把握して、物件を探してみるといいかもしれません。

 

※記事内の情報は筆者訪問時および記事執筆時点の情報です
※記事内の画像はイメージです



ライター:けんちょ(Instagram/Webサイト
会社員/フォトグラファー。学生時代に友人に誘われたことがきっかけで、初海外でアメリカ横断へ。 これまでに見たことのない景色や、全く違う文化や価値観に衝撃を受け、気がつけば旅にどハマり。訪問国数26カ国ほど。訪れた魅力的なスポットはInstagramで発信中。 現在は都内IT企業に勤務しつつ、毎週のように大好きなサウナに訪れ、お財布と海外旅行欲を充電しています。