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女性ホルモン活性化♡オンナっぷりを上げる「薬膳食材」3つ

  • 2016.2.14
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東洋医学では、女性は“7の倍数”で年を取るといわれています。35歳、42歳前後で、「体が疲れやすくなった」、「しわや髪のハリが気になるようになった」など、何かしらの変化を感じるかもしれません。

なかでも特にプレ更年期世代であるアラフォー女性は、バランスの崩れや減少など“女性ホルモン”の変化について気になっている方も少なくないはず。

そこで今回は、国際中医薬膳師の筆者が、“女性ホルモン活性化”につながる薬膳食材をご紹介します。

 

■女性ホルモン活性化には「腎」「肝」の強化を

東洋医学の五臓でいう“腎”は、身体の成長や発育、生殖に深く関わる生命エネルギーの貯蔵庫。加齢によって腎が衰えていくことでさまざまな老化現象が身体に表れます。つまり、美容にも深い関係がある五臓なのです。

人間は誰でも少しずつ衰えていきますが、腎を強化する食材を摂ることで、女性ホルモンの活性化やアンチエイジングが期待できます。

また“肝腎同源”といって、血液を貯蔵し血流調整をする“肝”は腎と相互関係があります。そのため、血液を補い肝を強化することも大切です。血が不足すると、栄養が身体のすみずみまで行き渡らず、肌の潤いが失われ、肌荒れ、しみ・そばかすなどの原因にもなってしまうのです。

 

■オンナっぷりを上げる「薬膳食材」3つ

(1)腎の強化には「黒い」食材

黒米や黒ごま、黒豆、ひじき、昆布などの黒い食材は、老化を防ぐといわれる“アンチエイジング食材”。腎を元気にし、艶やかな黒髪など身体の黒いものをつくります。腎の働きを高めることで、女性ホルモン活性化を狙いましょう。

(2)腎のエネルギーを補う食材

人は“腎精”という腎に溜められたエネルギーを少しずつ使いながら生きていくと中医学では考えらています。また腎精には、生まれた時に親から授かった“先天の精”と、食べ物から摂取して補う“後天の精”の2つがあります。

この腎精を補う“補腎”の働きを持つ食材も、身体に生命エネルギーを補充してくれ、女性ホルモン活性化にプラスになる食材です。補腎の働きのある食物には、栗、枝豆、キャベツ、ブロッコリー、プルーン、ブルーベリー、鰻、えび、豚肉などがあります。

(3)肝を強化するには「種や実」

前述のとおり、腎の働きを助ける“肝”の強化も、女性ホルモン活性化には欠かせません。血を補う食材は、ナッツ類やドライフルーツなどの種や実の食材や、牡蠣、牛肉など。女性は、月に一度、月経で血が失われるので積極的に摂りたいですね。

 

もちろん、心地よく過ごせる生活習慣やストレス解消、バランスの良い食生活を心がけることが大切です。しかし、これらの食材を意識的に選ぶことでアンチエイジング&女性ホルモン活性化にプラスになります。食べたものが身体をつくることを忘れずに、ぜひいつまでもエイジレスな女性を目指してくださいね。

【著者略歴】

※ 坂本 雅代・・・国際中医薬膳師/中医薬膳師/リフレクソロジスト/骨気小顔管理士。大手エステティックサロン店長を経て独立起業。エステティシャン歴は15年となり、これまでに男女延べ1万人以上を施術。健康へのアプローチとして東洋医学との融合を目指し、国際中医薬膳師を取得。漢方を使ったお茶やスイーツをサロンで提供するほか、中医学の考えに基づく季節や体調に合わせた養生法などを提供している。現在は施術の他、エステ講師、美容ライターとして活動中。

【画像】

※ bonchan / Shutterstock

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