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韓国サッカー界が大幅改革へ!2027年より“プロ・セミプロ”間の昇格・降格制度などを実施

  • 2024.3.28

韓国サッカー界が大幅な改革に乗り出す。

KFA(韓国サッカー協会)は3月28日、「2部リーグ(Kリーグ2)と3部リーグ(K3リーグ)間の昇格・降格制度を2027年から施行することで、韓国プロサッカー連盟と合意した」と発表した。

KFAの発表によると、2026年シーズンの成績をもとに、2027年の昇格チーム、降格チームが決まるという。また、4部(K4リーグ)と5部(K5リーグ)間の昇格・降格も同時に行われる。

Kリーグ
(写真提供=韓国サッカー協会)

ほかにもKFAは、「プロサッカー1部リーグから同好人サッカーである7部リーグまで、韓国成人サッカー全体の昇格・降格システムが3年後に完成する予定」とし、「プロサッカーがスタートした1983年以降、44年目にして構築する」と強調した。

現在、韓国サッカーはプロ(Kリーグ1、2)、セミプロ(K3、K4リーグ)、アマチュア(K5、6、7リーグ)が存在するなか、各カテゴリー内での昇格・降格のみ行われている。プロは2013年から行われており、セミプロは2021年、アマチュアは2020年から実施されている。

昇格条件は?

KFAはチョン・モンギュ会長の主導で、韓国サッカーリーグ全体を貫く昇格・降格制度の実現を夢見てきた。「1~7部にわたる昇格・降格制度を全面施行するため、協会とプロ連盟は直近数年間にわたって協議を継続してきた。中心課題である2部(Kリーグ2)と3部(K3リーグ)間の施行を巡り、意見の隔たりを縮め、合意に至った」と明らかにした。

江坂任
(写真提供=韓国プロサッカー連盟)韓国1部の蔚山HD FCに所属する元日本代表・江坂任

K3リーグのチームがKリーグ2に昇格するためには、プロ連盟が定めたKリーグクラブライセンスを取得した上で、当該シーズンのK3リーグで優勝しなければならない。Kリーグのクラブライセンスは、スタジアム施設、事務局の人材規模、ユースチームの育成など、さまざまな部門でプロとして備えるべき基本項目を定めたものだ。

これらを満たすK3リーグチームがあれば、2部リーグと3部リーグ間の昇格・降格が発生する。反面、条件を満たすチームがいなかった場合、3部リーグへの降格も行われない。2部リーグ最下位チームと3部リーグ最上位チーム間の昇降プレーオフ施行、または自動昇格・降格などの細部は協議で規定を定める。

K4リーグとK5リーグの昇格・降格も2027年から同時に施行される。当該シーズンにK5リーグ上位2チーム(1、2位)が、K4リーグのクラブライセンス取得条件を満たせば、K4リーグへと昇格。ただ、K5からK4に昇格するチームができても、K4チームの降格は一時的な猶予が与えられるという。

これについてKFAは、「K4リーグのチーム数拡大と、同好人選手がプレーするK5リーグの環境差を考慮して、一時的に降格は保留した」と説明している。

またKFAとプロ連盟は、プロサッカー市場の拡大に向け、2027年以降も人口50万以上の自治体や国内100台内の企業がプロクラブを設立すれば、直ちにKリーグ2入りを認める例外条項など、「ファストトラック規定」も設ける。また、K4リーグの拡大と基盤強化のため、2027年以降にK4クラブライセンスを取得する新生チームは、K5リーグを経ずに直ちにK4リーグに参加できるようにした。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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