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【石川県の穴場観光地3選】現地に行ったからおすすめできる!川床から発酵のテーマパークまで

  • 2024.3.28

2024年3月16日に北陸新幹線の金沢〜敦賀間がついに開業しましたね! 東京や大阪、全国各地から北陸へのアクセスが早く、便利になりました。能登半島地震で打撃を受けた北陸4県の早期観光復興のため実施されている『北陸応援割』もあり、石川県はまさに今一番行きたい観光地のひとつではないでしょうか。この記事ではそんな石川県の穴場の観光地を3つ、ご紹介します。

鶴仙渓川床

まずは、こちらの川床「鶴仙渓(かくせんけい)」。

石川県といえば金沢駅周辺のエリアが観光スポットとして有名ですが、山代温泉・山中温泉・片山津温泉の3つの温泉地を有した「加賀温泉郷(かがおんせんきょう)」というエリアもあります。

山中温泉の魅力は松尾芭蕉が草津と有馬に並ぶ日本三名湯と謳ったほど。ですが、温泉の魅力もさることながら、北陸随一の渓谷がとても美しく、四季折々の魅力があるんです。

この美しい渓谷を眺めながらゆったりとした時間を過ごせる川床。9時30分〜16時の営業時間で、筆者は10時前に行ったので並ぶことなく座れました。朝の柔らかな光が青々と輝く木々を照らしてため息が出るような美しさです。

席料は300円で、ほうじ茶がついてきます。スイーツ付きだと600円。

温かいほうじ茶は香りが高く、落ち着きます。ほうじ茶の香りと、生地に練り込まれた味噌の香ばしい香りがふわっと鼻に広がる川床ロールもおいしかったです(夏は冷たいほうじ茶に変更されるそう)。

川床の入り口付近には朱色の「あやとりはし」という橋があります。S字で複雑な形の橋は木々の緑によく映えますね。

加賀は、金沢からは少し距離がありますが、北陸新幹線が延伸したことで加賀温泉駅が開業し、アクセスがしやすくなりました。小松空港、加賀温泉駅、山中温泉の観光案内所(山中座)を結ぶ無料のシャトルバスもあります。

自家用車の場合は、先ほどご紹介したあやとりはしの前に無料の駐車場もあります。

冬季休業(今年は4月1日から11月まで営業予定)で、雨天や川の増水時も休業になるので要注意。

加賀百万石の文化が詰まった風情ある温泉郷で素敵な体験はいかがですか?

鶴仙渓・川床(かくせんけい・かわどこ)

住所:石川県加賀市山中温泉河鹿町

TEL:0761-78-0330(山中温泉観光協会)

営業時間:9:30〜16:00(11月のみ10:00〜15:00)

定休日:12月〜3月(雨天・増水時は中止)

アクセス:あやとりはし駐車場(無料)から徒歩15分

料金:席料 300円(税込)、河床セットスイーツ付き 600円(税込)

石川県立図書館

以前は別の場所にあった石川県立図書館ですが、2022年に現在の洗練されたデザインで新たに開館し、地元の人だけでなく、観光客でも楽しめるようになりました。

芸術的な館内はデザイン性だけではなく、好きな本を探して、自分の時間をゆっくり過ごしたり、友達・家族と楽しく過ごしたりできるように工夫がされています。

例えば、館内はどこでもおしゃべりOKだったり、一人で座れるハンギングチェアがあったり。

図書館としての利用だけでなく、館内にはおしゃれなカフェもあるほか、食文化体験スペースやモノづくり体験スペースなどなど貴重な体験が楽しめるエリアもあります。

館内の本棚は年輪のようなデザインになっていて素敵。実は、石川県立図書館には愛称があり、「百万石ビブリオバウム」といいます。ビブリオは図書、バウムはこの年輪のような本棚と、県民とともに成長する図書館でありたいという願いも込められているんだとか。本から得た知は誰かへ繋がれ、それが未来へめぐっていく……そんな思いが詰まった図書館なんです。

金沢駅から観光客も含め、入場料は無料。アクセスは図書館に400台停められる駐車場(最初の30分は無料)もあるため、車の方が便利ですが、バスでもアクセスできます。金沢駅東口にある6番のりばから石川県立図書館行きに乗って約30分、終点の「石川県立図書館」で降ります。

美術館のような美しい図書館で、異世界に迷い込んだような体験はいかがですか?

石川県立図書館(いしかわけんりつとしょかん)

住所:石川県金沢市小立野2-43-1

TEL:076-223-9565

営業時間:9:00〜19:00(閲覧エリア)、土日祝日 9:00〜18:00

定休日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始

アクセス:金沢駅から北鉄バス「石川県立図書館」または「崎浦・県立図書館口」で下車

料金:入館料無料

麹パーク

醤油の町として栄えてきた大野。豊かな水源や、当時は北前船で大豆が運ばれていたこと、奥能登の海水のみで作られたお塩などにより、1911年に創業されて以来ずっと醤油や味噌をはじめとした発酵食品を作り続けてきました。

発酵食の街「金沢大野」で発酵を体験できる「麹パーク」。ヤマト醤油味噌の敷地内にあり、醤油や味噌の蔵、製造している麹を使った料理をいただける食堂、ヤマト醤油のあらゆる商品を取り扱っているショップなどがあり、まさに発酵のテーマパークなんです。

麹パークの見どころの一つ、「糀蔵」には大きな現役の木桶が鎮座します。平日は1日2回、土日は3回麹パークツアーが開催され、発酵食品について"見て、感じて、楽しめる"をテーマに学べます。

そのほか、みそぼーる作り体験やお料理教室などもあり、お子さんから大人まで楽しく、身近に日本の食文化に触れることができます。

「ひしほ蔵」はヤマト味噌醤油で丹精込めて作られたさまざまな商品を買うことができる直売所。醤油だけでも10種類以上あり、それぞれ味が全然違うんです!! 味噌や魚醤、甘酒なども取り扱っていて地元の人たちは御用達のようでした。

筆者は食べることができませんでしたが、「発酵食美人食堂」では、予約をすると発酵食美人ランチを食べることができるそうです。

酵素がいきている糀や味噌・醤油・甘酒・塩麹などの発酵食品を使った料理で、健康なだけでなく、食材本来のおいしさを堪能できるように工夫されているんだとか。

そして最後に、ご紹介するのは必ず訪れていただきたいスポット! チーズケーキ専門店「こめトはな」。2021年に麹パーク内にオープンして以来、いまだ購入するのに行列が絶えない人気店。発酵技術を活かして作られた奥深いチーズケーキがたまらなくおいしいんです! さっぱりしているのにコクがあり、こんなにおいしいチーズケーキは初めて食べました。

ヤマト醤油味噌が作る発酵食品の数々、ぜひ一度ご賞味ください。

ヤマト・糀パーク

住所:石川県金沢市大野町4丁目イ170

TEL:076-268-5289

営業時間:10:00~17:00

定休日:水曜日・年末年始

アクセス:金沢駅から車で15分

料金: 入場料無料、駐車場無料、体験プログラムは別料金

 

©︎sorano

 

 

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